第3話メール

あぁ…良いことないな。


寝心地の悪いベッドで俺は深夜0時寝返りを打っていた。


思い出すのは不思議ちゃん。


メール来ないかな?


でも、職場恋愛は地獄だからこれで良いんだ。


俺は、過去、職場恋愛で死にかけた。


二十五歳の春だった。


二十七歳の梅雨に仕事を辞めた。


不思議ちゃんと同い年だ。


危ない。危ない。


俺はぶるぶる震えた。


そんな時にスマホが鳴った。


恐る恐るスマホを見た。


不思議ちゃんからだった。


背すじに冷たいものを感じた。


俺は、内容を見ないでスマホを充電器に挿した。


怖い。怖い。


俺は、震えながら眠った。


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