第47話
多すぎる人質は逆に危ないと石丸さんが判断した結果、僕らのいる車両には十四人ほどが残ることになった。
僕らは最初に選んだ人質を盾に騒ぎを聞いて駆けつけた駅職員と対峙した。
人質が一人逃げたら一人殺す。三人の盾にしている誰か一人でも逃げ出したり武器を奪おうとしたら一人殺す。
そう言って人質を動けなくし、座席に座らせていると警察官がやってきた。
構えられた拳銃を見て僕は思わずゴクリとつばを飲み込む。日本で生きてきて銃を向けられる日が来るとは思わなかった。
「抵抗をやめて人質を放しなさい」
若い女性の警察官はきつく睨みながら僕らにそう言った。すると石丸さんが僕が捕まえている娘の方にナイフを向けた。
「それはできません。それより彼女の父親に話があります。経済産業省の大臣、蔵町です。三十分以内に彼と連絡が取れなければ人質を一人殺します」
石丸さんはここに来ても当初の目的を忘れてなかった。確かに娘を使っての脅迫はどこでもできる。
だけど問題はその後だ。
少しすると警察は次々とやって来て出口を固め始めた。
これだけ警官に囲まれた状態でどう逃げるつもりなのか僕には皆目見当も付かない。
内心不安でいっぱいの僕に比べて橋爪は随分余裕そうだった。
石丸さんもまるで焦りを感じてない。
この先を聞かされてない僕としてはかえって不気味だ。
本当にこんな状況から打開策があるのか。あったとすれば想像もできない方法だろう。
警察に車を用意させてもどうせGPSを仕掛けられるだろうし、なにより外に出さない確率の方が高い。
時間をかけて体力を奪い、僕らが眠ってしまった時を狙えば一網打尽だ。
もしかしてリメインはこの状況すら予想していて、なにか手を打っているんだろうか?
そうなら一体どうやってここから逃げるつもりなんだ?
どちらにせよ不安でしょうがない。
失敗を前にあったはずの覚悟は消え、ただこれからなにが起こるのか分からないことが恐かった。
捕まったらどうなるんだろう? 死刑になるんだろうか?
日本だと死刑は絞首刑だ。首を吊られ、息ができなくなって死んでいく。
僕の中で不安が大きくなる中、目つきの悪い男の警官がやってきて女性警官の肩を叩いた。眠たげな目をした男は諭すように告げた。
「今大臣に連絡を取っているところだ。だけどこんなことをしてもなにも変わらない。国を脅しても動かないだろうし、人質を殺せば君達も死ぬだけだ。今ならまだ戻れるぞ」
それはつまり死刑にはならないという提案だった。
実際は分からない。石丸さんは人を殺しているし、若者の足も焼いている。おまけに爆弾をばらまいた。
これだけ見れば死刑に思えるけど、法律のことは僕には分からない。もしかしたら無期懲役とかになる確率もあるのかもしれない。
僕だってこれから人質を殺せば絞首台が待っている。
たしかに今が引き返せる最後のチャンスだ。
僕は石丸さんをチラリと見た。しかし石丸さんは全く揺らいでいない。いつも通り静かに飄々としている。
「くだらない時間稼ぎには付き合いません。すぐに大臣と連絡を取ってください。でないと人が死ぬことになります。それにこちらの心配は必要ありません。我々は無敵同盟ですから」
石丸さんは冷たく続けた。
「いつでも死ぬ覚悟はできています」
背筋が凍ったのは僕だけじゃないはずだ。周囲の空気が変わる。
この人はいつだって本気だ。それがみんなも分かっただろう。
躊躇もしないし、情けも掛けない。
ただ、自分の目的を達成するために邁進する。
死さえ怖れない恐怖の軍団。
自分もその一員のはずなのに、まったく違うものに見えた。
つまり、石丸さんはここで死んでもいいと思っているんだ。
成功も失敗もない。やるかやらないかだけ。死すら許容範囲。
分かったのは僕だけじゃないらしく、男の警官に側にいた若い婦警は持っていた銃を握り直してこちらに向けた。
男の警官は彼女の方を諭すようにちらりと見てから石丸さんに尋ねた。
「死んでどうなる? いくら派手なことをやってもどうせ忘れられるだけだ。今までだってそうだろ? 今の若い子は赤軍もオウムも知らないよ。なんでだと思う? 暴力はいつだって悪として切り捨てられるからだ」
男の鋭い眼差しに僕はゴクリとつばを飲んだ。
例え歴史に名を残せても、それは悪名だけ。どれだけ純粋な気高さをもってようとも社会に反旗を翻せば悪として断罪される。
男の言っていることは事実だった。
それでも石丸さんは揺るがない。
「切り捨てられないようにすればいいだけです」
「どうやって?」
「続ければいい。いつまでも、いつまでも」
そこで男はハッとした。額に汗が滲む。
「……まだ仲間がいるのか」
「増え続けますよ。この社会が生み続ける限り。そして、リメインが生きている限り」
「リメイン?」
警官は聞き返すが石丸さんはマスクの下で微かに笑うだけで答えない。
警官に焦りが見える中、石丸さんは手元の腕時計を見つめた。
「あと十五分で大臣と話ができなければ一人殺します。時間を稼ぐのは結構ですが、遺族にかける言葉も考えなければなりませんね」
警官は眉をひそめ、また後ろの婦警を見た。婦警はかぶりを振る。
どうやらまだ連絡が取れてないらしい。自分の娘が人質になったと言うのに悠長なことだ。
これからどうなるか僕には分からない。それでももう少しこの状況が続きそうだ。
そんな風に気を緩めたのは僕だけじゃなく、周りの人達も問題はすぐに解決しなさそうだと諦めていた。
そんな時、石丸さんに斬りつけられた学生が口を開いた。
「……いい加減にしろよ」
誰もが彼を見た。
肩から流れていた血は既に止まっていたけど、その辺りは真っ赤に染まっている。
おそらく失血死することはないだろうけど、それでも早く治療した方がよさそうだ。
そんな苛立ちからか、学生は俯き、前髪で表情を隠しながら言葉を放つ。
この状況で発現する彼に僕は青ざめた。
石丸さんは盾にしていた彼に聞き返す。
「なにがですか?」
「なにもかもだよ!」
学生が叫ぶと辺りは緊張した。
警官も人質も頼むから熱くなるなという顔をしている。それはガラスに映った僕の顔も同じだ。
石丸さんは微かに眉をひそめた。
しかしそれも彼には見えない。
「平等かなんだか知らないけどさ。そんなもの最初から存在なんてしないんだよ! 気付けよ! みんな同じ人から産まれないだろ?みんな同じ場所に住んでないだろ? 顔だって違うし、才能だって違う。そんな状況で平等なんて求めたら益々不平等になってくだけだ! なんでそれが分からないんだよ」
石丸さんは静かに答えた。
「人は違う。その通りです。だけど機会は平等であるべきでしょう。それが公平で、そして社会が目指す場所です。我々が求めているのは平等ではなく公平なのです」
「一緒だよ。不平等なら公平もあり得ない。あったとしてもそれは誰かが諦めて我慢した結果だ。機会はいつだって力がある人に与えられるんだ。それがない奴はいつまで経っても回ってこない」
あまりにも厳しい言葉だった。現実を表しすぎていて、夢も希望もない。
平等に機会が与えられれば能力のあるなしで振り落とされる者が出てくる。そんな人も平等なのだからと諦めないといけない。
当たり前だけど過酷な世界だ。誰にも守られない世界。親にも兄弟にも友達にも仲間にもひいきされない世界。
同時にそれは落ちるところまで落ちた僕らが生きてきた世界でもある。
石丸さんは冷たい目で学生を見下ろす。
「恵まれてる自覚がないからそんなことが言えるんです。機会を与えられてきたから不平等を理解できない。無自覚的に奪っておいて、自分達から少しでも奪おうとした者には過剰に反応する。だから痛い目に遭うまで分からない」
石丸さんは後ろから学生の髪を掴み、顔を上げさせた。
学生は疲れながら目を伏せたままだ。
するとそれを見てもう一人の学生、大臣の娘が声を荒げた。
「もうやめて! わたし達がなにをしたって言うの!? 産まれる場所なんて選べないのに、なんで恵まれてることを責められないといけないの!?」
その悲痛な叫びは僕も薄々考えていたことだった。この子だって大臣の娘に産まれたくて産まれたわけじゃない。
誰も貧乏な家に生まれたくないように、金持ちの家に生まれたくても生まれることはできないんだ。
だけどいくら叫ばれても石丸さんは落ち着いたままだった。
「そうやってすぐに責任から逃れようとする。そんな性根が社会の歪みを産んだんです。恵まれている者がそのことを自覚しないで自分とその周りだけにしか関心がない。社会から利益を享受しているくせに社会に対する責任がない。責任を取らない優秀な人間で溢れればいつか世界は狂い出す。その始まりが我々です」
「責任って…………。何言ってるの……? まだ子供なんだから取れるわけないじゃない」
「責任を取れないのと取る気もないのは違います。優秀さは相対的です。つまり優秀でない者がいるから成立する。その人達が無自覚的にあなたを支え、あなたも支えられている。上の者にはいつだって責任があります。学校でも会社でも社会でも。地位を得て利益を享受するが責任は取らないことは受け入れられません」
石丸さんの言っていることは分かる。
それでもそれをまだ社会に出ていない若者に強いるのは厳しすぎる気がした。でもその自覚がないまま歳を取れば、間違いなく彼らも無自覚な加害者になっていく。
僕自身、もうなにが正しいのか分からなくなってきた。
そもそも正しさなんてものを探そうとするのが間違いなのかもしれない。
すると肩を斬られた学生が馬鹿にするように笑った。
「御託ばかり並べるのはいいけど。じゃああんたはどう責任を取るつもりなんだよ?」
石丸さんは驚くほど優しく答えた。
「死を持って、と言うことになるでしょう」
あまりにも思考が常人離れしていた。
静かで優しく見えても、その実狂っている。
そのことを分かっていたはずなのに、目の当たりにすると自分とはまるで違う人間だと再確認させられた。
この状況でその言葉が出るならもう終わりだ。逃げ場はない。
僕は静かに覚悟を決めた。まだ死ぬかは分からないけど、僕らの旅はここで終わりだ。
それを理解したのは僕だけじゃなかった。橋爪の笑顔が引きつる。
「な、なに言ってるんすか? それってなんかの冗談っすよね? リメインが助けてくれるんじゃないんすか?」
どうやら橋爪は今の今までリメインが自分のために動いていると考えていたらしい。だから余裕だったのか。
普通に考えればこの状況を覆すのは不可能だ。
石丸さんが無言で返すと橋爪は事の重大さに気付いた。
「いや、嘘だろ? ねえ? 今もどっかでリメインが見てんでしょ?
そうだと言ってくれよ!」
橋爪は近くの窓をナイフの柄で叩いた。大きな音に人質が体を震わせる。
「なんなんだよ! じゃあ全部意味ねえじゃん! リメインからもらったカネも使えねえじゃねえか!」
橋爪は助けを乞うように僕の方を見た。
「ねえ? どうなんすか? 俺らはもう助からないんすか? おい田端! お前は知らねえのかよ!?」
「……知るか。少しは自分で考えろ」
僕は声を震わせながらそう言った。僕も橋爪と同じ気持ちだった。なのに少し安堵がある。それが不思議だ。
すると話を聞いていた学生が橋爪に言った。
「いい加減気付けって言ってるだろ」
「あ?」
「お前ら全員騙されたんだ。カネで操られて使われたんだよ。なんでそれが分からないんだ?」
「んだと? 殺すぞおらぁ!」
橋爪はすごい剣幕で学生を睨んだ。それでも学生はひるまない。
「要はさ。嫉妬だろ。お前らは世の中の幸せそうな奴らに嫉妬してるだけなんだ。それを正当化するために色々言ってるけど、正直寒いんだよ。いい歳してさ。無敵だなんだって。努力してこなかった人間の言い訳を聞かされるこっちの身にもなれよ」
学生の言葉に僕は拳を握った。思わず声が出る。
「……努力なら……したさ」
学生は微かに顔を上げて僕を見た。一瞬だけど静かで落ち着いた瞳と目が合った。彼はすぐにまた俯いた。
「じゃあ、足りなかったんだ」
僕は口をぎゅっとつぐんだ。
そうかもしれない。でもそうじゃないのかもしれない。
その答えが知りたくて僕はこんなところまで来たんだ。
「恨むなら、自分を産んだ親を恨めよ」
学生のその言葉に今まで冷静だった石丸さんが突然キレた。
学生の髪を掴み、そのまま床に頭を叩き付ける。その動作があまりにもスムーズで恐怖を覚えた。
石丸さんは自分に向けられた銃口を見るとすぐに学生を起こして再び盾にした。学生の肩からまた血が流れる。どうやら傷口が開いたらしい。
「あなた達には分からない苦労をしている。そんな大人もいるんです。誰にも頼らず、頼れずに生きてきた人が」
「それこそ責任だろ? 子供を育てることもできないのに産む方が間違ってる。苦労するって分かって産んだ奴の責任は問わないのか?」
学生の言葉は刺々しく、僕の心にも刺さった。亡くなった両親の顔が頭に浮かぶ。
やめろ。それ以上言うな。
石丸さんは怒りを殺して尋ねた。
「優れた人間しか子供を作るなと?」
「あんたが言ったんだろ? 責任を取れって」
「ならそれを取るのは社会であるべきだ。人が生まれてはいけない社会なんてあっても意味がない」
「そうやってなんでもかんでも他人のせいにするからこんなことになるんだろ? 一度でも自分達が悪かったって思ったことないのかよ?」
あるに決まってる。でもそれをすると自分を否定しすぎるんだ。
生きていたくないとすら思ってしまう。
そんな世界じゃ優秀な人間と鈍感な人間しか生きていけなくなる。だからこそお前達がそれを言っちゃダメなんだ。
学生は尚も続けた。
「あんたらも薄々気づいてるんだろ? 人生なんて生まれた時にほとんどが決まってるって。機会だなんだって言っても賢い奴は賢いし、顔が良い奴は苦労が少ない。そういうものがなくてもカネがあればなんとかなってきた。カネを否定するってことは全部が全部生まれつきの才能で決まる世の中になるってことだ。そんな平等になれば困るのはあんた達だろ」
「少し喋りすぎです」
石丸さんは持っていたナイフで学生の肩を突き刺した。
真っ赤な血が斬られた場所から溢れてくる。
それを見て人質達は顔を引きつらせ、警察官は「やめろ!」と叫んで銃を構え、僕は体を硬くさせた。
唯一橋爪だけが笑っていた。
「賢いかなんか知らないけど調子に乗りすぎなんだよ」
学生は苦痛で顔を歪ませ、滝のような汗を流している。顔色も悪かった。
そこへ石丸さんは言った。
「カネを崇拝するのは勝手ですが、ここでそれは役に立ちません。あなたの意見は分かりました。殺されたくなければもう黙っていてください」
石丸さんの目は本気だった。
刑事が銃口を向けながら叫ぶ。
「人質に危害を与えてなんになる!?」
「少なくとも我々が本気だということは分かるでしょう」
石丸さんは平然とそう言い、ナイフを引き抜いた。そしてそれを学生の喉元に突きつける。
一気に段階が進み、僕や人質は半ば呆然としていた。
刑事は銃を向けながら空いている手のひらを伸ばした。そして諭すように告げる。
「その子だけでいいから解放しろ。治療しないと失血死する」
「人質はまだいます。一人や二人死んでも問題ありません」
石丸さんの返答に刑事達はいよいよ事態の深刻さに気付いたようだ。
そう。石丸さんは人を殺せる。一人や二人は簡単に殺せるんだ。
それが人を殺したことのある人の強みだ。既に一線を越えている。
今更躊躇しない。この人はそういう人だ。
それでもそのことが本当の意味で分かっているのは僕と橋爪だけだった。
学生は血を流し、息を荒くしながらも更に続けた。
「殺せるわけないだろ。一人でも人質が死んだら終わりだ。その時点で突入される。それが分かっててそう言ってるんだろ?」
やめろ。もう何も言うな。本当に殺されるぞ。
石丸さんの目の奥に鋭いものが走った。
それを見た僕は咄嗟に叫んだ。
「ダメだ! 石丸さん!」
僕の声を聞いて石丸さんが目を見開く。
どうにか止まった。そう思った矢先、学生がまた叫んだ。
「どうせできないと仲間にすら舐められてる! 死ぬ覚悟とか言っても自分を騙すための嘘でしかない! やれるものならやってみろよ!」
挑発する学生を見て焦った刑事が叫ぶ。
「すぐに助けは来る! だから落ち着いて!」
階段から重装備の警官達が列を作って降りてくるのが見えた。
持っている銃が刑事達のものとは明らかに違う。盾を構えている人もいた。それを見て橋爪が慌てだした。
「おい! 本当にどうすんだよ!?」
どんどん追い詰められ、なにがなんだか分からなくなる。
「石丸さん!」
僕は石丸さんの名前を呼ぶしかできなかった。
もしかしたらそれが悪かったのかもしれない。
石丸さんはマスクの下で微かに口を動かしていた。だけど警官達の重い足音でなにを言っていたかは分からない。
次々と状況が変わり、僕は半ばパニックになる。
そんな時、石丸さんは学生の喉にナイフを突き刺した。
学生の喉から血が噴水のように噴き出す。
石丸さんも学生も血で赤く染まった。
学生は目を見開き、口をパクパクと動かす。足から力が抜け、その場に倒れ込んだ。
ただ一人、石丸さんだけが立っていた。持っていたナイフには血がベットリと付いていた。
大臣の娘が叫び声を上げると同時に石丸さんはドアの向こうで唖然とする警官に向かい、走り出した。
「これ以上! 私達を馬鹿にするなぁっ!」
石丸さんはまるで僕らの気持ちを代弁するような言葉と共に突進していく。
しかしその三歩目、後ろにいた若い女の刑事が石丸さんを打ち抜いた。
銃声が三度聞こえると石丸さんはその場で倒れ、人質が叫んだ。
あとのことはよく覚えていない。
閃光と爆音で視界と聴覚を奪われた僕はいつの間にか地面に押しつけられていた。
こうして僕らの反逆はあっけなく終わりを迎えた。
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