第6話
晴れた午後、4人は公園で思い切り遊んでいた。知子と陽夏莉はブランコや滑り台を使って、互いに楽しそうに笑い合っていた。時折、ふざけて肩を軽く叩き合ったり、微笑みながら見つめ合ったりと、二人の距離の近さが自然に伝わってくる。
知子「陽夏莉、こっち来て!一緒に滑り台しよう!」
陽夏莉「うん、待ってて!」
知子と陽夏莉が滑り台を勢いよく滑り降りると、二人はそのまま自然に抱き合って笑い合いった。
少し離れていた桃花と優華は、二人が抱き合っている様子を見て、思わず目を見張ります。桃花は心の中で戸惑いながらも、視線を優華に向けた。
桃花「ねえ、優華。知子と陽夏莉って、ああいうの普通なのかな?なんか…不思議な感じがして。」
優華(微笑みながら)「うん、付き合ってるんだから普通だよ。仲がいい証拠だと思うけど?」
桃花は優華の言葉に驚きつつ、少しだけ納得した様子で頷く。
桃花「そっか…付き合ってるとそういうのがあるんだね。でも、なんか見てると照れちゃう。」
優華はそんな桃花を見て、少し笑って肩を軽く叩いた。
桃花は、陽夏莉とともこの仲の良さにモヤモヤした気持ちを感じつつも、自分の気持ちを整理しようと考え込んでいた。それを察した優華が声をかけた。
優華「桃花、どうしたの?なんか気になることある?」
少し迷いながらも、桃花、優華に素直な気持ちを打ち明けた。
桃花「ううん、ただ…友達と付き合うってこういう感じなんだなって。なんだか不思議で。」
優華はそんな桃花を優しく見つめ、ふんわりと笑いました。
二人は視線を交わして微笑むと、優華が楽しげに手を伸ばして、桃花の手を軽く握りました。
優華「ねぇ、私たちももっと仲良くなろうよ。陽夏莉と知子みたいにさ!」
桃花(笑顔で)「うん、そうだね!一緒にいっぱい思い出作ろう!」
四人は再び笑い声をあげて遊び始めました。お互いの友情が少しずつ深まっていくのを感じながら、彼女たちは楽しいひとときを過ごすのだった。
日常の中に消えてく 紙の妖精さん @paperfairy
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。日常の中に消えてくの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます