第2話
次の日、桃花は胸の鼓動を感じながら、ケンカした友達の優華に会いに行った。学校の帰り道、彼女は緊張しながらも心を決めて足を進める。優華の家はすぐそこだ。
「桃花、どうしたの?」優華は驚いた顔でドアを開けた。桃花は一瞬、言葉が詰まる。
「私、昨日のことで謝りたい。友達として、こんなことがあったのは本当に嫌だったから。」
優華は少し黙った後、目を伏せて言った。「私も、言い過ぎたかもしれない。ごめんね、桃花。」
「私もごめん。大切な友達だから、こんなことで終わりたくないよ。」桃花は心からそう思って言う。
「じゃあ、仲直りする?」と、優華は少し笑顔を見せる。
「うん、仲直りしよう!」桃花は笑顔になり、二人は固い握手を交わした。
その後、桃花は陽夏莉に連絡した。「ねえ、優華と仲直りしたよ!今度の日曜日、私の家で一緒に遊ばない?」
「いいね!何をする?」陽夏莉の声は明るく響いた。
「おしゃべりしたり、ゲームしたり、のんびり過ごそう!」桃花は楽しみで胸がいっぱいになった。
日曜日、桃花の部屋には陽夏莉と優華が集まった。ふわふわのクッションに囲まれながら、三人はお互いの好きなことや最近の出来事について話し始める。
「最近刺さった本ある?」ひかりが笑顔で問いかける。
「私、最近読んだ漫画がすごく面白かった!」桃花は目を輝かせる。「その主人公がね…頭良すぎで無茶苦茶イケメンなんだ、テストとかいつも100点なのに、気分が悪いとテストに何も書かない笑」
優華も興味津々で話に加わる。「え、いいな!私も読みたい!」
三人の笑い声が部屋に響いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます