第1話 4月9日(前半)
「うわーーーーーーーー!!!!」
僕は驚きながら起きだした。
あの夢は一体何だったのか。妙に現実味がある夢だったなと感じる一方で制服に着替え、リビングに向かった。
そのままいつもの流れのように朝食の準備をする。
ここで感がいい人は気づくと思う。両親はいないのかと。
この機会に紹介しておこうと思う。両親は僕が幼いときに交通事故で亡くなってしまった。そのとき運よく僕だけが生き残ったのだ。僕は幼かったので一切記憶が残っていない。
その後、親の親戚に一時期預けられていたが中学生の時に両親が僕の将来の為に貯金をしてくれいたことを親戚の人に聞かされた。
そのことを知り、僕は高校生から一人暮らしをすることにした。でも、一人暮らしをするために2つの条件を出された。一つ目は学業はほったらかしにしないでしっかりすること。もう一つはバイトをすることだった。
僕はその条件に納得し、1人暮らしをすることにした。
高校生になったからそろそろ自立したいや親戚の人に迷惑をかけたくないと思っていたから丁度良かったと思う。
そんなことがあって今があるってね。
僕の紹介はこんな感じで少しでも知ってもらえたら嬉しい。って家に誰も居ないのに僕は誰に説明してんだ。まぁどうでもいいっか。
誰も聞いてもいない中、家庭の事情を説明している合間に朝食を食べ終えてしまうという神業。凄いと思わない!?!?
食べ終わった皿を片付け、学校に行く準備をした。
まぁ準備って言っても髪をセットするぐらいだから10分で終わるんだけどね。
説明していたら準備が終わってしまった。今はちょうど7時になったところ。
早すぎてびっくりするくらい早い。
でも、入学式だし散歩がてら早めに出てもいいっか。
僕はそう思い、家を出た。
朝の夢は何だったんだろう?
何かの映画のワンシーンを見ているようだった。
僕にもあんな美少女の彼女ほしいなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
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