第2話 「 目は口ほどにものを言う」
イスラム教のことはほとんど知りません。
(先日行ったモスクで頂戴した「イスラームの学習」という教科書(非売品)を、目下、拝読中)
しかし、現実にイスラム教徒(の仕草や話し方)を見れば、その宗教の肝心なことはわかる。特に彼らの目を見れば、いかに彼らが「嘘をつかない」ことに徹することで、罪の意識のない軽やかな気持ちで生活を・人生を楽しんでいるのかわかる。
嘘をついている、という後ろめたさがないので、気が楽なんです.そして、それがの実に目に現れる、というわけです。
例えば、構造的に嘘ばかりついていなければ生きていけない日本の警察官や、同じく嘘をベースに生活が成り立っている(在日)韓国人に、彼らイスラム教徒のような目の人間など私の人生70年、一度もお目にかかったことがない。(大学時代の在日韓国人OBだけは別です。)
警察官で言えば、台湾の警察官は、逆にどれも目がスッキリしている。これは本当です。
あなたが台湾へ行ったら、台湾中、どこでも警察署・派出所へ行き、「旅行者ですが休憩させて下さい、トイレを貸して下さい、浄水器を使わせて」といえば、どこも快く応対してくれます。(警察署の前にサイクリング用自転車の絵が描かれた「休憩所」という看板がぶら下がっています。)
台湾の警察官は、20代・30代は全員英語ができるので、いろいろ聞いて話をしてみれば、彼らの嘘のない目・屈託のない表情に、日本の警察官との違いをはっきりと見ることができるでしょう。
彼らは裏金なんかで人生を貶めさせられていないので、至って正直で・陽気で・気が楽で明るい。同じ警察官でこうも(目の澄み具合が)違うものか、とびっくりするでしょう。
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