ないあるリスペクツ

きのp

第1話 ないあるリスペクツ。僕の蜃気楼

僕は、蜃気楼というものに対して、腹を立てていた。だって、ないはずのものが、見えるなんて、摩訶不思議だと友人に言ったら、笑いの種にされたからだ。


数年後、

真っ赤な暑い日に蜃気楼を見たが、子供に、言ったらそんなことあるんだと言われたが、信じてくれた。


時代は、俺のものと思ったが、良く良く考えたら、蜃気楼なんてものは、ないので、落ち込んだ。


さらに数年後


僕は、父が蜃気楼みたいに、見えて仕方がない。まさに、幻術の世界。でも、蜃気楼がなんだろうが、時代は変わる。


ないものねだりの、僕の蜃気楼。


ないあるリスペクツには、程遠い。

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ないあるリスペクツ きのp @kinopiii

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