第5話過去に飛び、邪馬台国に入る
それから一週間後トレーニングも終えて、俺達はとうとう過去に飛ぶことになった。まずはくじで当たったやつが行く事になってそこから版を組むことになったんだが。なぜか天才と言われている水澄と組むことになった。マジで男の嫉妬が辛い。
今回は最初ってこともあってそんなに大きくない組織を相手取ることになった。平和な弥生時代に行く事になった。まぁ戦争はしょっちゅう行われたいるから、現在よりは危険だが。
「よろしくね隆之助先輩。ピンチになったら助けるよ」
水澄は才能があるだけでなく、努力も欠かさないから、成績も学校でトップである。それに比べて無水は才能に酔って、全然努力をしてないから成績は高いが、才能だけでやっている感がある。そして今回の過去に飛ぶのには選ばれてない。
「まぁできるだけそいうのはないようにするわ」
俺は学校の授業で本気を出すと、目をつけられるのは分かっているから、手を抜いている。まぁ本気でも水澄には勝てるきはしないが。上位一割には入る自信はある。
「それじゃ武運を祈る」
俺達は弥生時代に飛んだ。行きなりソートアートみたいに電子空間みたいに目の前が広がったと思うと、草原が一面に広がる。どうやら上手くいったようだ。そして遠くには環合集落ようなものが見える。そして農業を営んでいる。
ちなみに言葉はこの自動翻訳機を手に埋め込まれたから分かる。水澄は早速穂首狩りをしている男の人に話しかけていた。コミュ力高いな。いきなり文化が違うやつに話しかけられるとはな。
「なにか御用でしょうか?」
なぜか、地面に両ひざをついて、手を地面に置き頭を垂れて、土下座のような形で言った。あああれか溢れる美少女オーラが、大人のように見えたんだな。美少女オーラってそんなに身分が高いように見えるんだな。
水澄はアワアワしてるが。そんな姿も可愛いとか、美少女って反則だわ。
「すいません、僕達そんなに高い身分じゃないですよ」
「そんなことは、、、、あ、そうかもしれませんね」
俺を見た瞬間にこいつ態度変えやがったぞ。まぁこのまんま身分が高いように見えたら、色々とめんどくさいことになるから、別にいいんだが。
「それで何用で」
「実は俺達始めてここにきたので、ちょっと案内をしてほしいんですよ」
まずは場所の把握、それからどうするか考えた方がいい。つうか俺普通に初対面で文化が違う人と話せてるな。コミ力上がったのか?単にその場関係のだけの人だから、普通に話せているだけかもしれないが。まぁでもこれだけ話せてれば、これからも問題はないだろう。
「始めてですか、この邪馬台国に」
いきなり有名都市に飛ばすとか他の奴らもそうなんだろうか?まぁそれは追々確認するとして、邪馬台国に飛ばしたってことは、ここに何か問題が起こっているってことだろう。
「まぁそうなんですが、それでなにか問題は起こってませんか?」
「なぜその事を、、、、まさか天からの使者!?」
まぁ似たようなもんだが。ここでその事を言ったら、余計に混乱するだけだ。魏から来たって、ことにするか。そうすれば卑弥呼さんとも会えるだろうし。
「天からの使者じゃないです。魏から来たんですよ。なので卑弥呼さんと会わせてくれないですか?」
「あの魏から来たのですか、分かりました卑弥呼様はこちらです」
やっぱりこの時代の魏って強力だ。中国が絶対の世界ということを実感する。俺達の時代では力をつけていているが、この時代ほどじゃない。卑弥呼さんの鬼道というものをみてみたいものだな。どんな呪術を使うのか。俺達のは魔法だから、呪術とは少し違うんだよな。
俺達は色んな人の視線を浴びながら、移動をする。まぁこの服装はさすがに目立つか。どっかで、ここの時代の服を買うかね。そんなことを考えていると、水澄が話しかけてきた。
「よくあんなはったり思い付いたね」
「歴史を理解してれば、すぐにこれが最善ということに気がついたからな。もし信じてくれないなら、この国にはないものを見せればすぐに信じるだろうし」
そんなことを話しながら、俺達は男の人に付いていく。その間いろんな所を案内された。市場だったり、祭ごとを行う施設だったり、生の弥生時代を感じれるのは感動的だった。
「卑弥呼様はこの建物の中にいます。私達は入ることが許されてないので、貴女方だけで入ってください。魏の使いならきっと入ることはできるでしょう」
そいうと男の人は一礼して、去っていた。さて卑弥呼さんに会いにいきますかね。何かしらの異変は起きていて、卑弥呼さんほどの実力者なら、すぐにその事に気づいているだろう。
俺達はこの国で、一番立派な家に入った。適当な家紋の入った和服を着てきて、よかったわ。家紋のお陰で、魏の人間だと使用人には思われているぽいしな。
そしてある独特な聖域のような霊気を感じるところで、立ち止まった。恐らくここに卑弥呼さんがいるんだろう。俺達は失礼しますと言って、中に入った。
そこにいたのは美魔女と言ってもいい美人な女性がいた。思った以上に美人だと思った。
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