第3話:相いれない暮らし方
*変わらない日々
何をしても変わらない毎日に
決してまじわらないと考えつつも結局は巻き込んで巻き込まれてしまう。
やはり産まれる時代を間違えたか。
*
もちろん〝よこしま〟の存在や生きづらさの
そして思い上がってはいけない。
「
背中をポンとたたく
マイワンワーズきってのマッチョで見た目からは分からないが数多くの対戦相手をちぎってはなげている。
「今回は〝よこしま〟が関わってるわけじゃない。 ある
そこへ
「はちみつ? こりゃいい」
「せっかくだから3人でいくか?
やっかいな依頼だと
今回は
〝よこしま〟たちが乱入しないことを祈りながら3人は
*
〝よこしま〟たちは
マイワンワーズたちの同行や自分たちの
「これまでの
そして思い出したかのように
「今回の依頼は
「勝手なことを。 俺たちにも
嫌われているわけでも恨まれているわけでもない。
ましてや金のためでも。
「
うたがいと不安が
*
今回は山奥までの仕事で準備が大変だった。
マイワンワーズへの相談者は〝よこしま〟の
最初は
「
「話だけ聞けば
「俺たちが相手するのはスズメバチとクマだ。 試合で人間相手するのも大変だけどやるしかないね」
いくら若手ランカークラスといっても
そこでマイワンワーズ製の道具で戦う。
「「「はじめっぞ!」」」
*
俺たちは
クマ
「
ちゃんと時代にあったおしゃれをしている色黒の青年である
「ちゃんと
虫はさすがに。
って
確実にモテるフェイスが台無しになりそう。
甘けりゃいいのか。
「ごめんなさい。 私が勝手にこの地域で
クマ
表では。
内心では彼女をせめていたかもしれない想像を3人はしていた。
「困ったら俺たちを呼べばいい。 ちゃんと仕事しますから」
誰も悪くない…わけじゃないが自然と過ごす以上はさけられないトラブルもどうしてもある。
ここ最近は〝よこしま〟関係の依頼ばかりだったが基本的に
最近は災害級の猛暑が10月まで続くからかクマ
それでも俺たち国内ランカークラス!
いちばん怖いのは人間!
きゃああああああ。
「
「今回はツキノワグマか。 とにかく人間が怖いことを教えてやる!」
俺と
クマの動きと人間の動きはもちろん違うのだが何回も死にかけておきながら傷ひとつ俺たちは負っていない。
「ぐおおおおおお」
さあ、このスタンガンを喰らいやがれ!
思ったよりも今回のクマはタフだった。
やばいと思っていたら
「「「いえーい!」」」
若いとはいえいい歳した男たちがまた
「さて。
スズメバチ予防とクマへ人間の恐ろしさをうえつける臭いと音がする機械を近隣に
「これでまた何か困ったら俺たちよんでください」
「やっぱ
「スズメバチの幼虫美味しいね。 たまにタンパク源として海外から虫のスナック注文するけど
ったく。
パンも虫もいけるのか。
やっぱり俺、マイワンワーズ入ってよかったよ。
これからもつぐないが彼のためにできるか分からない。
それでもこうやって少しでも強くなることで困っている人たちを
3人は
そこで終わっていたはずだった。
--
人やハチ、クマといった多くの死体ががけ
ニュースを見たとき、俺たちは頭が真っ白になった。
その後マイワンワーズも警察からの
こんなこともあろうかとやりとりを全部録音と録画していた映像をみせる。
この時は確かに何もおきていなかったはずだった。
まさか?
〝よこしま〟?
*
なんでそこまでしたかって?
憎しみ?怒り?恐怖?
いいや。
人間は
他の生き物もそうだ。
バランスさえとれれば地球ではうまく過ごしていける。
マイワンワーズってやつらに全てを押し付ける形でこの山にいるやつらちゃんと
クマを倒すのは少々手こずった。
何せ俺も
「悪いな。 競合はなるべく減らしたいんだ。 俺たちも生きているからな」
そうやって言い訳ばかりしている。
仕事終わりの言い訳は最高に気分がいいからなあ。
新たな課題がマイワンワーズに襲いかかるのだった。
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