ほうかご

カいになる

幽霊部員

「暇だからさ、怖い話してよ」


『え?』

『早く帰らなきゃ怒られるよ?』


「大丈夫大丈夫、」


『じゃあ』


『とある学校の話ね』


主人公はその学校に入学してきた子、それで部活に入ろうとしてたのね。けど中々いい部活がない中ひとつ、変な部活を見つけたの

名前は(文学部)という至って普通の名前なんだけど、紹介文がおかしいらしくてね。


「活動時間は土日祝日以外で16時〜18時まで、それで紹介文は、とっても楽しい部活動です!幽霊部員数0人!みんな仲良く楽しく活動しています!入部何時でも大歓迎です!」


って感じにめっちゃ怪しいのよ、けど気になるじゃんだからね1日だけ体験で入ってみたらしいんだよ。

入って見たらね部員数13人のはずなのに14人も居たの、幽霊かなって思ってたんだけどね様子がおかしいの

みんな意図的に無視してる感じがしてね、触ろうとしたらさ、起こられたの。びっくりして振り向いたら、不気味な笑みを浮かべた部長が居たんだよ。

言われたんだ


「何しようとしてるんですか?幽霊に触ったらだめですよ、危ないですから」


なんで危ないのかって聞いたらさ、


「だって、調子に乗ってしまうんで。」


幽霊部員は居ないんだよ

幽霊も居ないんだよ

ただのいじめだね



『ね』


「ふーん…あんまりわかんないや」


『酷いなぁw』

『これでも頑張って話したんだよ?』


「帰ろっか」


『明日は真依の怖い話聞かせてね』


「考えとくよ」


『じゃあまた明日』

「またね」






『エモいなぁ』

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ほうかご カいになる @kaininaru

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