復讐編Ⅱ
志保ちゃんと一ノ瀬くんが行方不明になってから1ヶ月が経った、王女様が言うには暗殺されたって言うけど私はそうは思えない、だって王女様が一ノ瀬君と志保ちゃんを飛ばしたのを見てしまったからだ。
皆はと言うと毒島君と鬼頭君とあのオタク2人以外は今も2人の事を悲しんでる、もちろん私だって…志保ちゃんはクラスでは明るくて優しかったし一ノ瀬君もみんなに優しかった、皆が悲しむのも当然だ。
文哉君は志保ちゃんが消えてからと言うもの何かに取り憑かれたように狂ったように修行に取り組んでいる
他の皆も各々修行をしている
「柚?それな所で立って何してるの?」
「ごめんおねーちゃん、考え事してた」
「考え事?一体何考えてたの?」
「一ノ瀬君と志保ちゃんほんとに行方不明だと思う?」
「またその事か…正直疑いはしてるが何も分からない、生きててくれてると嬉しいかな…そんな事より柚も修行に行くぞ」
「分かったよおねーちゃん」
私は回復専門なのでひたすら皆が修行で傷ついた体を治してる、おねーちゃんはネクロマンサーなので日々配下を増やしている
「あれ?鬼頭君?久しぶりだね」
「あぁ、柚か久しぶりだな、」
私がこの男が苦手だ、力を振りかざし力のないものをいじめる、クソ野郎だ
「今日はなんの修行してるの?」
「今日は少し深い層に潜ってモンスターをぶっ倒しに行くぜ」
基本はダンジョンに一人でなんて許されては居ないけど、特別能力値の高かった文哉君、鬼頭君、高坂ちゃん、それにおねーちゃんはダンジョンの一人攻略を許されている
「そっか!頑張ってね!」
私は魔力が1400で他の人より高いが戦闘には向かないのでこの男には勝てない、このユニークスキルもあまり気に入っていない。
「彩葉…一体どこに行ったんだ、」
俺は志保が消えたあの日からずっと修行をしている、志保の事を殺したやつを殺す為だ、麗はあの日以来塞ぎ込んでしまい部屋から出てこない
「ウォォォォ!」
そんなことを考えていると目の前に亜種個体のゴブリンの群れが向かってきていた
「ハァァァァ!!」
<縮地>
俺はスキルを使用しゴブリンの群れに近ずいた、そして<スラッシュ>を使用した
「ウガァァァァ!」
「こんなものか」
ゴブリン達は一撃で倒れていった
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如月文哉17歳 男
オリジナルスキル:<選ばれし者>
筋力:1500
体力:1100
耐性:1000
敏捷:1200
魔力:800
スキル:<縮地> <スラッシュ> <魔法耐性> <毒耐性> <魔法剣> <身体強化>
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「だいたいこんなものか…」
俺は1ヶ月死にものぐるいでダンジョンに潜り戦った、だがたったこの程度しか強くならない…
「よぉ、文哉」
そんな事を考えていると後ろから声がした
「鬼頭くん?それに毒島くんと明くんと昭平くん達まで、何しに来たんだい?」
「何しにって、そりゃ修行だよ」
「一体何を言ってるんですか!文哉師!」
「それもそうだね、僕はもう帰るよ」
「そうか、またな」
僕は一旦帰ることにした
「ウォォォォ!」
「いい獲物がいるじゃねぇか、お前たち行くぞ」
「おう!」「分かりましたですぞ!」
「<魔力拳>」
「ウガァァァァ!」
「おいおい、バケモンかよ、」「あのゴブリンの群れを一撃とは…」
「口程にもないぜ」
俺はこの世界が好きだ、この国だと俺は最強レベルで強い、たった1ヶ月でこんなけ強くなれるならこの国最強も夢じゃねぇ
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鬼頭隆二17歳 男
オリジナルスキル:<奪う物>
筋力:1200
体力:900
耐性:1000
敏捷:1000
魔力:500
スキル:<魔力拳> <ブースト> <身体強化> <カウンター>
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「ちっ、文哉と比べると少し低いな、」
俺の最大の敵は王女ではなく文哉だろう、あいつは認めたくはないが、俺に並ぶ才能がある、あいつを野放しにしてるといつか取り返しのつかない事になってしまう。だが今はあいつの方が強い、どうやったらあいつを殺されるだ?
「お前達はステータスどんな感じなんだ?」
「俺もだいぶ上がったぜ」
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毒島英樹 17歳 男
オリジナルスキル:<炎を操る物 >
筋力:800
体力:600
耐性:400
敏捷:700
魔力:900
スキル:<ファイヤーブレス> <火矢> <耐熱> <操火>
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「やっぱり魔法系のユニークスキル持ちは魔力が高いな、お前ら2人はどうなんだ?」
「僕達は…」
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山本明16歳 男
オリジナルスキル:<暗殺者>
筋力:800
体力:700
耐性:900
敏捷:1000
魔力:400
スキル:<小刀> <縮地> <隠密>> <魔力感知>
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草薙昭平16歳 男
オリジナルスキル:<闇の剣士>
筋力:500
体力:600
耐性:400
敏捷:1000
魔力:800
スキル:<ダークフレア> <ダークスラッシュ> <刀> <ダークホール>
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「お前らもなかなかもんだな、」
こいつら3人は確かに才能はあるがやはり俺以下のレベルだ、まあだから一緒にいるんだがな
「昭平お前筋力低くねぇか?笑」
「そんな事ないですぞ!毒島師!<闇の剣士>のおかげで闇を纏えるので筋力はカバーできますぞ!」
「そんな事できるのか!?俺も炎を纏ったりできるのかな、」
「そんな事どうでもいいんだよ、ささっと先に進むぞ」
文哉、俺はお前を必ず殺す、お前は俺が最強になるのに邪魔なんだよ
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