ダンジョン編I

「な、なんで俺にスキルが…」

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一ノ瀬空17歳 男 

ユニークスキル:<選ばれし者 ><錬金術>

筋力:10

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:10

魔耐:10

スキル:<伸びる> <硬くなる> <錬金>

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「それにしても…なんだよ、伸びるに硬くなるって…思いっきり下ネタじゃねぇか…」

ま、まあとりあえず使ってみよう

「<伸びる>」

俺がそう言うと俺の腕が伸びた、え、ゴ○人間!?

「す、すごいけど、これじゃ…」

いや、まて…硬くなるってもしかして

「<硬くなる>」

するとさっき伸びた俺の腕が鉄のように硬くなった

「やっぱり思った通りだ…」

「ギイエ゛エ゛エ゛エ゛エ゛」

「な、なんだ!?」

それは良くゲームなどで見るゴブリンの群れだった…

「う、うそだろ…に、にげよう…」

僕は足がすくんでしまった

また、逃げるのか?今まで散々逃げてきたのに復讐するんじゃなかったのか?

「にげて、たまるかよ…」

僕はこれからあいつに復讐するんだ、こんな所で殺られてたまるか、!

「<伸びる><硬くなる>」

「ア゛ア゛ア゛ア゛」

グサッ!

ゴブリンの体に僕の腕が練り込んだ

よし、まず一体…だが後残り9体…どうしたものか…

「何か策は…」

あるじゃないか、

「<錬金>」

俺は剣を想像した、すると俺の手には至って平凡な剣が握られていた

「よし、これを…<伸びる><硬くなる>」

上半身を力一杯振り硬くなり伸びた俺の腕と体はゴブリンの体目掛けて斬りかかった

「いっけぇぇぇ!」

俺の握った剣は一斉にゴブリンの体を切り刻んだ

「や、やった…よっしゃぁぁぁ!!」

ゴブリンなんて雑魚モンスターなんだろうが今の俺には大きな一歩だ…

「な、なんだ!?」

さっきとは比べ物にならないオーラを感じた…そうそれは希少種の大型ゴブリンだった…

「やってやるよ…」

「<硬くなる>」

俺は目一杯の力で大型ゴブリンに斬りかかった

「硬った!?」

さっきとは比べ物にならないまるで地面を切ったような硬さだった

「グルゥア!!」

「ぐはっ!」

俺は何とかスキルで強化された右手でゴブリンの攻撃を受けきった…

「クソがぁ!」

俺は一心不乱に斬りかかった…だがかすり傷程度した与えられない…やばいしぬ、そう思った瞬間、俺の中で何かが壊れた

多分それはさっきまであったモンスターへの優しさだ、俺はここまでされてもなおこいつらに優しを持っていた、とんだお人好しだ

「<伸びる・硬くなる>」

「しねぇぇぇ!!!」

「グァァァ!」

さっきとは比べ物にならない速度、力でゴブリンを斬った

すると大型ゴブリンは俺の前に倒れていた

「や、やったのか…?」

「!?な、なんだこれ!」

俺は突然耐え難い疲労感と空腹感に襲われた

「と、とりあえず何か食べないと…」

だがこんなダンジョンに食べ物なんかあるはずがない、あるのはゴブリンの死体だけだ

「ガブッ!」

俺は気づくとさっき倒した大型ゴブリンに食らいついていた…

「おぇぇぇ!」

食べたと同時に吐き気に見舞われた、

「そりゃ当たり前か…」

だが空腹感はまだ取れない、

それから食べては吐きを繰り返す事5分…

「な、何とか助かった…」

「<スキル><毒耐性><身体強化>獲得しました」

「モンスターを食べるとスキルが手に入るのか…?」

これが選ばれし者の力なのかは分からないが俺はモンスターを食うと強くなれるらしい

「やってやるよ…」

試しにさっき手に入れたスキルを使ってみることに

「<身体強化>」

すると俺の体はさっきとは比べ物にならないぐらい軽く動けるようになっていた、

「す、すげぇ…」

<身体強化>と<伸びる・硬くなる>を同時使用すればもっと威力をら上げれるはずだ、

「試してみるか」

俺は自分が強くなれるのを知り喜んだ、これであの王女に復讐ができる、

俺はダンジョンの奥に潜って行くことにした

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