第7話ダンジョン編IV
「それにしてもだいぶ上がったな…」
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一ノ瀬空17歳 男
ユニークスキル:<選ばれし者 ><錬金術>
筋力:2000
体力:1600
耐性:1400
敏捷:1900
魔力:500
魔耐:1200
スキル:<伸びる> <硬くなる> <錬金> <身体強化> <毒耐性>
<捕食> <縮地> <自己再生> <武器作成> <念力> <殺気> <異空間>
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俺は自分の能力値を見てそう思った、それもそのはずあの剣士と戦う前は1000未満だったのが今は魔力以外は1000を超えている
「筋力ステータスだけ上がりすぎじゃないか、?」
他は1000前後なのに筋力値だけは2000だ、原因はやはりあの剣士のせいだろう、あの剣士は多分本気を出していなかったその証拠に強化スキルなしに素のステータスだけで俺を圧倒したしかも手加減をしながらだ
「あいつが本気を出していれば俺は死んでいたな」
それにしても妙だ、あいつは人間でもないしモンスターでもなかった、鎧のせいであいつの顔は見えなかったが間違いなく人間ではなかった、まるで人形と戦っているような…
「まあ、そんな事気にしても仕方ないか」
今の俺はそんなことよりも新スキルの方が気になる
「今回手に入れたスキルは<念力・殺気・異空間>か、殺気と念力はまだ分かるが異空間ってなんだ…」
試しに使ってみるか
「<異空間>」
そこには小さい空間が出来ていた、なんだこれ
てっきり俺は他の場所に飛べる物かと思っていたがどうやら違うようだ、
「なんなんだよ、これ」
試しに俺は小さな空間にそこに落ちてた石を入れてみた、なんと、今俺が落とした石が消えた
「はっ!?」
石が異空間に消えたのだ、俺は理解した、これは多分収納空間みたいなものだ
「それがほんとだとするなら…試す価値はあるな」
試しに俺は錬金術で作った大剣を入れてみた、大剣は異空間に消えたそこで俺はある事をしてみた
「<念力>」
俺が今異空間に入れた大剣が異空間から出てきた、やっぱりだ、俺があいつとの戦い中に武器が変わったり消えたりしたのはそのせいだ
「このスキル中々使えそうだ」
この異空間の限界が気になったので錬金術で作れる分だけの武器を作ってみた
「まじかよ、今500本位は入れたぞ…」
これもしかしたら無限に入るんじゃないか、?とか考えながらある一つのことを思いついた
それはあいつが最後俺にしてきたあの攻撃だ、
「まずは試しに50本だな、<念力>」
すると俺の後ろに50本の剣が宙に並んでいた、俺は手を前に出し剣を飛ばしてみた。
ズドン!と言う音と共に剣達は勢いよく壁目掛けて飛んでいき壁をボロボロにした
「は、はは…」
俺は笑うしかなかった、もっと剣を作り同時に放出させれるのなら戦いの幅が広がる、て言うかやってること慢○王と一緒じゃないか?
「それにしても、自分が殺されかけた技達を使うのを少々癪だな」
それも強くなる為に必要な事だ、我慢しよう
「扉は残り2つか…」
1つはさっきと同じレベル、もう1つはこの2つとは比べものにならないぐらいのものだ
「少しの時間この新スキルで色々試そう」
俺は少しの休息と新スキルに慣れる事にした
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