第6話ダンジョン編Ⅲ
「大きい扉に小さい扉2つか…」
感覚で分かる、小さい扉は多分俺より少し強いぐらい…だが大きい扉、こいつは異次元だ
「まだ扉も開けてないのに圧に潰されそうだ」
ここに居ても何も変わらないし、入ってみよう
「さあ、どんなもんか見せてもらおうじゃねぇか」
そこには剣を持った剣士が立っていた
「モンスター?なのか?」
明らか人間ではないオーラはしているが、モンスターでもなさそうだ、魔力を見れば分かるこいつ俺より強い
「まあいいや、いくぜ」
俺は全力の速度で剣士に近ずいた、だが
ズバッ!!
剣士はどこからか取り出した剣で俺を斬った
「なっ!?」
俺は訳も分からず部屋の壁に飛ばされた、なんだあの速さに強さ…<硬くなる>を使ってなかったら骨の何本かはいかれてたぞ、
「なんだよ、あいつバケモンかよ…」
流石に今のままではまずい、だがこれなら…このスキルの同時使用は5分が限界だ
「流石に使わない訳にはいかないよな…<身体強化> <魔法強化>」
今俺が出せる全力でこいつを殺す
スキルを使い素早く剣士に近ずいた
カキィン!
全力で近ずいた俺の攻撃はカウンター入れられることなく剣士の剣を少しだが押している
「よし、いける!」
俺の全力はこいつに通用する
そう思った俺は連続で攻撃を打った
「ハァァァ!!」
カキィン!!カキィン!
俺の攻撃は剣士に当たりはするものの決定打にはならないた、だがこいつが放つ攻撃の隙を狙えば、
「いける!」
剣士が剣を振り上げたその瞬間俺は全力で剣士の懐に入り込んだ、だが…
謎の空間に剣士の剣が消えた
「はっ、?なんで…」
俺は剣士の謎の攻撃に斬られたのだ、原因は剣士の武器を見れば分かった
それは、さっきまで剣士が持っていた大剣が片手剣に変わっていたのだ
「まじかよ…」
そう、こいつは自分の武器を自在に変えれるのだ、俺はさっき大剣の間合いの隙を狙ったが片手剣に変えられた事によって間合いが変わり斬られた
「うっ!」
痛い、痛すぎる…俺の腕が剣士の攻撃によって切られてしまった
だがそんなの気にしてる場合では無い
「<自己再生>」
さてどうしたものか、
剣士は地面を思いっきり蹴り俺に近ずいてきた
近ずきながら剣士はまた異空間に武器をしまい他の武器に変えた
「今度はハンマー!?」
ズドン!!というか音共に俺は地面に叩き落とされた
「ガハツ!?」
クソが…つよい…
だが諦めたらそこまでだ、諦めたら全てを失う、失ったら復讐だってできない
「もっとだもっと早く、」
俺は部屋中の壁を飛び回り剣士に近ずいた
「うぉぉぉぉ!」
ガン!よし、いける
もっともっとはやくだ、
「<スキルが強化されました>」
スキルが強化された今の俺なら剣士も倒せるかもしれない
「くたばれぇぇ!!!」
俺が剣士に攻撃を与えたと同時に剣士も俺に一撃を入れてきた、だが
「俺の方が速いんだよ!!」
いけるいけるぞ、カン!と言う音と共に剣士の剣が地面に落ちた、
「これで終わりだぁぁあ!」
そう思った瞬間、グサッ!と言う音と共にさっきまで地面にあった剣士の剣が俺の胸に刺さっている、だが
「それがどおしたぁぁぁ!」
ギリィギリィ!!
剣士の鎧を斬る音が聞こえる
耐えろ、痛みに負けるな、もっと剣を押せ!押せぇ!
バタン!
俺の剣が剣士の体を切り裂き剣士は地面に倒れた
「はぁはぁ、やったのか、?」
「<スキルを獲得しました> <念力・殺気・異空間>」
なんでだ、俺はまだ<捕食>を使ってないのに…
色々分からないことはあるがここに居てもしかたないので
「とりあえず出よう」
俺は部屋を出た
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