第12話 中学1年生の夏休みの思い出作り
夏休みの青空が広がる朝、青波さんはワクワクした気持ちで自然公園へと向かいました。クラスメイトたちから「青波さんと一緒に遊びたい」と声がかかり、急遽みんなで出かけることになったのです。普段は学校での生徒会活動や勉強に忙しい青波さんも、今日は思いっきり楽しむことに決めていました。
自然公園に到着すると、広がる青々とした草原と高くそびえる木々が、夏の強い日差しを優しく遮ってくれます。心地よい風が吹く木陰に腰を下ろし、友達と一息ついた瞬間、楽しそうな笑い声が自然と広がっていきました。
「青波さん、バドミントンやろう!」誰かの声に、彼女は少し照れながらもラケットを握りました。最初は軽く打ち合うつもりだったのに、次第に本気モードになっていく青波さん。普段は冷静で落ち着いている彼女の姿が、友達と一緒に遊ぶことで一変し、笑顔が弾けるように輝いていました。
途中、木の下に戻っておしゃべりを楽しんだり、誰かが持ってきたトランプでカードゲームをしたり、お菓子を交換して食べたり。自然の中で過ごすこのひとときは、学校での忙しさを忘れるリラックスした時間でした。
「ねえ、青波さん、いつもは生徒会で大変そうだけど、今日は楽しんでる?」と、友達が微笑んで聞きます。青波さんは少し考えた後、にっこり笑って言いました。「うん、遊ぶのもすごく大事だよね。こうしてリフレッシュできると、また頑張れる気がするんだ。」
遊び疲れたころ、みんなで記念に写真を撮ることになりました。笑顔が絶えない仲間たちとともに写ったその写真は、夏の思い出として青波さんの心に深く刻まれました。
帰り道、誰かが「またこうして集まろうね!」と言い出し、みんなで次の約束をしました。青波さんも、友達との時間を大切にしながらも、夏休みの宿題や生徒会の活動にもしっかりと取り組む決意を新たにします。この素敵な一日は、彼女にとって遊びと勉強を両立させる大切さを再認識させてくれる、忘れられない夏の思い出となりました。
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