第25話 生徒会役員会

生徒会役員会で、再度相談所についての議論が持ち上がった。白水さんが「相談所の運営は現状どうですか?実際にやる価値はあると思いますか?」と問いかけると、メンバーの一人が「確かに相談したい人は少数ですが、実際に相談してくる生徒がいることは事実です」と応じた。


「それに、数が少なくても、対応が必要な相談はありますからね」と青波さんが続ける。


白水さんは「ただ、委員会のメンバーが不足しているのが現状です。月に2回くらいであれば、ローテーションを組むことで運営できるかもしれません」と提案した。


「月に4回や5回なら、何とか開けるのではないでしょうか?」と他のメンバーが賛同し、具体的な計画が議論された。


この話し合いの中で、白水さんがリーダーシップを発揮し、他のメンバーも彼の意見に乗り、相談所の運営を継続する方向に向かうことが決まった。生徒会のメンバーたちは、少数でも必要な声に耳を傾ける姿勢を大切にしようと改めて意識し始めた。このエピソードは、生徒会の結束を強め、実際の生徒たちのために行動する重要性を再確認する機会となった。


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