第24話 相談所4
相談所に寄せられた相談の中で、特に目を引いたのは、ある女の子が「先生にノートを捨てられた」と訴えたことだった。詳しく話を聞いてみると、彼女が私物を教室に置きっぱなしにしていたところ、先生から「置きっぱなしにすると捨てる」と言われたということがわかった。
実際には先生はノートを捨ててはいなかったが、女の子はその発言を受けて泣き出し、さらに「嫌がらせを受けた」と相談してきた。生徒会のメンバーたちは驚き、困惑した。
「確かに、私物を管理しないのは良くないけど、やりすぎじゃないかな」と一人のメンバーが言う。「先生も指導したかったのだろうけど、強めの言い方になってしまったのかもしれない」と青波さんも続けた。
生徒会のメンバーたちは、この問題に真剣に向き合うことを決意し、学校の先生に反省を求める要望を出すことにした。白水さんは、「こういう問題をしっかり扱って、ちゃんとした対応をしていくことが大切だ」と言い、みんなが彼女の意見に賛同した。
このエピソードは、相談所の運営がただの冷やかしではなく、実際に生徒たちの声を受け止め、学校全体の雰囲気を良くするための一歩になっていることを示していた。生徒会のメンバーは、自分たちの役割を再確認し、より良い環境を作るために力を合わせる決意を新たにしたのだった。
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