第23話 相談所3
相談所は思いのほか多くの相談を受けるようになり、最初は冷やかしや軽い相談が中心だったが、次第に本当に困っている生徒たちの声も届くようになった。生徒会メンバーは「ちゃんと聞く耳を持つべきだ」と考え、各相談を丁寧に受け止めることに努める。
しかし、相談内容の中には、先生には言えないようなデリケートな問題も含まれていた。生徒会でその点について話し合うと、相談の中から「嫌がらせを受けた」という内容が浮上し、メンバーたちは危機感を覚える。
「これはまずいな」と言ったのは、生徒会のメンバーの一人。白水さんが真剣な表情で頷き、「ちゃんと記録して、必要な時には対策を考えないといけない。これを無視するわけにはいかない」と言い放つ。青波さんもその意見に賛同し、「私たちがどうにかできる範囲で、助けになる方法を考えましょう」と続ける。
生徒会の中で、受けた相談は全てパソコンでデータとして残すことが決定され、問題の深刻さを受け止めることになった。白水さんは少しずつ自信を持ち、リーダーとしての役割を果たそうとしている。生徒会が一丸となって、どうサポートできるかを真剣に考えるようになっていくのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます