第23話 相談所3

相談所は思いのほか多くの相談を受けるようになり、最初は冷やかしや軽い相談が中心だったが、次第に本当に困っている生徒たちの声も届くようになった。生徒会メンバーは「ちゃんと聞く耳を持つべきだ」と考え、各相談を丁寧に受け止めることに努める。


しかし、相談内容の中には、先生には言えないようなデリケートな問題も含まれていた。生徒会でその点について話し合うと、相談の中から「嫌がらせを受けた」という内容が浮上し、メンバーたちは危機感を覚える。


「これはまずいな」と言ったのは、生徒会のメンバーの一人。白水さんが真剣な表情で頷き、「ちゃんと記録して、必要な時には対策を考えないといけない。これを無視するわけにはいかない」と言い放つ。青波さんもその意見に賛同し、「私たちがどうにかできる範囲で、助けになる方法を考えましょう」と続ける。


生徒会の中で、受けた相談は全てパソコンでデータとして残すことが決定され、問題の深刻さを受け止めることになった。白水さんは少しずつ自信を持ち、リーダーとしての役割を果たそうとしている。生徒会が一丸となって、どうサポートできるかを真剣に考えるようになっていくのだった。


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