深⍰の森攻略❷
すみませんでしたッ!投稿時間を寝過ごし急いで書き終えました。五時間も投稿が遅れてしまいました。以後気をつけます。 では本編へどうぞ!
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五階層に降りてきた。
ここはは5階ごとにある階層ボスのワイバーンがいる階層だが…
「うぅ…くっそ寒ぃ」
「…なんで森林系のダンジョンなのに雪が降ってんだよ…」
「これが変異の影響ね…クシュン!」
「と、とりあえず…ハクシュン!四階層の戻ろう!」
俺たちは4階そうに続く階段を駆け上がり、へたれ込んだ。
「さ、寒かった…気づかなかったけどひんやりとした空気が五階層流れてきたたな」
「何か対策立てないとまずいな…」
「対策っても特になくね?厚着して来ないと行けなさそうだし…」
「そんなのもないからな…一度地上に戻るか?」
「いや、このまま探索続けよう」
「っても…」
「戻ったところで何かが変わるわけでもなさそうだし…」
「…ねえ、誰かいい案はないの?」
「地上に帰還するのには階層ボスを倒して魔水晶に触ってからにしないとまた潜り直しだし…あとは現地調達しか」
「「「っ!それだぁぁぁぁぁぁ!」」」
「おおう…でも、布なくね?」
「「「……………ほんまや」」」
「あ、ワイルドボアの毛皮使えばいいじゃん」
「よしローブ作るために
俺たちは四階層を彷徨い、ワイルドボアを見つけ次第すぐに攻撃して倒していった。
道中、ダイアウルフに毛皮のことを思い出し、何体ものワイルドボアとダイアウルフを
「よっし!素材は集め切った」
「じゃあ作りましょうか」
「「「……………。」」」
「…ま、まさか手作業でやるとか言わないよね?」
「なに言ってるのそうに決まってるじゃない」
「「「アッ…オワッタ」」」
俺たちは2、3時間ほどかけてなんとか作り終えた…と言ってもほとんど俺と篠崎しかやってなかったけどね。時間をかけて作ったものに鑑定をかけた。
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【魔獣の衣】
能力……ダイアウルフやフォレストワイルドボアの毛皮を使い作られたローブ
《熱変化耐性(弱)》
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《熱変化耐性》…ありとあらゆる気温に耐えることができる
「あ、熱変化耐性がついたわ」
「俺たちの求めてた能力だな」
「よし、ローブもできたし、変異した五階層に突撃しよう」
俺たちはローブを羽織り、階段を降りていった。
「うおっ、さっきより全然過ごしやすい!」
「全然寒くないね。これなら攻略に問題なさそうだな」
「よし、さっさと倒して出ようぜ」
俺たちは吹雪の中の五階層を進んで行った。吹雪のため視界が悪く、なかなか進めない。俺たちは見失わないため全員で固まって移動していった。
しばらく移動していると何かが目の前に来た
「な、なんだ⁉︎コイツら」
「視界が悪くて気づかなかったんだ!」
「くっそ視認性が悪い…とりあえず鑑定をかける!」
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【アイスフォックス】
レベル:25
魔力:510
攻撃力:570
防御力:420
俊敏力:740
知力:440
スキル:≪隠密≫≪氷魔法Level2≫
称号:なし
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「なっ氷属性の魔物だと⁉︎ダンジョン変異の影響で魔物までも変化してるぞ!」
「あいつは隠密スキルを持っていたから気づかなかったんだ。周囲を警戒しろ!」
「氷魔法を持ってるな…愛莉!魔法で押さえ込んでくれ」
「全く…わかったわよ!」
「よし、雅人。移動速度が速いから近接戦は気をつけろ。そこそこ攻撃力もあるから要注意だ。雅人と井上で抑えてる間に俺は雅人とチェンジして一気に攻める!」
「炎よ集い矢となり焼き貫け!ファイアアロー!」
愛莉がファイアアローを複数同時展開してアイスフォックスに逃げ場をなくすように遠距離攻撃をした。アイスフォックスは、
「オォォォォォン!」
と吠え、氷魔法のアイスジャベリンを展開して迎撃をした。双方の魔法が当たった瞬間、あたりに水蒸気が発生して霧になり、互いが見えなくなる。
ここだと言わんばかりに霧の中から雅人が突っ込んできた。あまりの行動にアイスフォックスは後ろに下がろうとしたが、後ろが壁ということに気づき、雅人の横を通り過ぎて雅人の方にアイスジャベリンを展開しようとしたが、完全に雅人の方に気を取られていたアイスフォックスは後ろからくる称矢に気づくはずもなくやられて魔石を落としていった。
「…やっぱり引き返さない?」
「なんで?折角ローブまで作ったのに?」
「いや、お前らがいいなら俺はいい…」
「そう、行くわよ」
(…不穏な空気がするんだ)
俺たちはしばらく五階層を彷徨い道中接敵した魔物を倒しながら歩いていると大きな扉の前まできた。扉には蛇か竜の彫刻があった。ここのボスはワイバーンだからおそらくボスの絵なんだろう。
「…ここが階層ボスの部屋か」
「ここのボスを倒したら一度帰りましょ」
「そうだな」
俺たちは重そうな扉を開けた。目の前には白銀の鱗の竜がいた。
俺は毎回のように鑑定をした。
「鑑定」
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【アイスドラゴン】
レベル:35
魔力:710
攻撃力:820
防御力:760
俊敏力:240
知力:370
スキル:≪氷魔法Level5≫≪狂化≫
称号:≪無慈悲な番人≫
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「ワイバーンじゃないアイスドラゴンだと⁉︎」
「なんでだよ!」
「ダンジョン変異だ!階層ボスまでも変化するのか…」
「レベル35、まずいな…どうする?」
俺は自分のステータスを見つつ言う
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【三梢称矢】
職業:魔剣士
レベル:24
魔力:1210
攻撃力:860
防御力:640
俊敏力:590
知力:340
運:50
BP:240
スキル:≪剣召喚Leve4≫≪アイテムボックス≫≪全魔法Level5≫
≪剣技Level7≫≪言語理解≫≪鑑定≫
称号:≪トラブル体質 ≫≪全能の主 ≫≪変わらぬ者≫
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愛莉が火魔法のフレイムピラーを3個同時展開してアイスドラゴンに攻撃をした。
フレイムピラーは、アイスドラゴンに当たって爆発したが、煙が晴れると、傷ひとつないアイスドラゴンがそこにはいた。
「ダメね、私の魔法じゃあの硬い鱗を貫通して魔法攻撃できない」
「かと言っても生半可な剣じゃ攻撃した瞬間に粉砕される」
「グルォォォォォォォ!」
アイスドラゴンが吠えると、激しく冷え切った風が吹き荒れる。俺たちは無理だと思い、撤退を考え扉を開けようとしたがびくともしなかった。
体当たりしてくるアイスドラゴンをかわしながら雅人と話す。
「ボス倒すまで開かないのかよ!」
「どうする?攻撃ってもほとんど効いてないぞ!」
「何が出せる?他に」
「何がって何?」
「称矢の剣召喚のスキルのことだよ!」
「そ、それだ〜〜〜〜!
俺は、スキル≪剣召喚≫を確認した
スキル 剣召喚 次のランクまで(9672/10000)
このスキルは、魔力を消費してその名の通り剣を召喚するスキル。レベルによって出せるものが変化する。
:
レベル3:動体視力の上昇(弱)
レベル4:強化魔法(弱
レベル5:ミスリルの剣
「今なら鉄の剣を出せる!」
俺は木刀(愛用中)をしまい、鉄の剣を出した。ちょうど突進してきたドラゴンをかわし、切り付けるが、やっぱり下手な剣じゃ効果がない。
「ダメだ、鉄の剣でも意味がない」
「称矢!雅人!逆鱗だ、逆鱗を狙え!」
そう叫んだのは春渡だった。春渡は攻撃手段がないため、奥の方で、攻撃指示を出してくれたいた。
「逆鱗ってどこだよ!」
「頭と首の間だそこに一枚だけ鱗が逆になってる!」
俺と雅人はドラゴンの頭と首の間を見ると、一枚だけ鱗が逆になっていた
「そこならこの剣も通りそうだな」
「春渡、移動速度上昇のバフをかけてくれ!」
「了解!アジリティアップ2倍!」
「雅人、ドラゴンの気を引いてくれ!」
「いつも通りな、了解!」
雅人は自分の何倍も体格差のあるドラゴンに果敢に走り出した。目元にナイフを投げ、ドラゴンの反対側に回る。ナイフは目の近くの鱗に弾かれてしまった。
気を引いている間に俺はドラゴンの首目掛けてジャンプし、逆鱗に突き刺そうとしたが、バキン!と剣が折れてしまった。
「まじかよ」
俺は一度剣をしまい、木刀を取り出した。折れた剣は一定時間経つと修復が終わり、使えるようになる。それまで時間を稼がないと…この木刀じゃどうにもならない。
ドラゴンが尻尾を振ってきた。それに気づき、俺は木刀を尻尾に擦らせ攻撃を抑え、後ろに下がった。木刀を見ると、すでに刃こぼれを起こしていた。
「くっそ!何か有効な攻撃手段はないのか!」
何かいいのはないのか?こんな武器じゃあの鱗は貫通して攻撃ができない。
持ってきたポーションも少ないし、あまり無茶はできないな…
…木刀?剣召喚なら何かいいのがあるかもしれない!
剣召喚の次の能力はミスリルの剣。出せるようになるまでに328レベか…
アイスドラゴンが吠えると、ちびドラゴンが五体ほど出てきた。
あいつらを倒せばワンチャン?俺はちびドラゴンに向かって走っていった。
ちびドラゴン五体は俺の存在に気づき、通常サイズの三分の一のサイズのアイスジャベリンを撃ってきた。まだ術式構築ができてないが魔法は魔法。攻撃判定がある。
俺は魔法をかわし、横薙ぎに五体を倒した。
[スキル≪剣召喚≫のレベルが上がりました。]
頭の中で響いてきた。よし、レベルも上がった。いける!
そう思い、ドラゴンの方を見ると、雅人と篠崎がドラゴンに蹂躙されていた。
ドラゴンの尻尾が2人に当たって、愛莉は壁に吹き飛ばされ気絶し、雅人はなんとか耐えたようだが足には深い傷があって出血もひどそうだ。雅人が足から崩れ落ちてしまった。
アイスドラゴンはそんな雅人を食べようとしていた。
俺はその光景を見た瞬間、走り出していた。
「雅人!」
俺は雅人をドン!と押した。その瞬間、足には激痛が走り、空中に浮いていた。
足を喰われて逆さになったが目の前には逆鱗があった。俺は痛みで今にも気絶しそうだが、歯を食いしばってミスリルの剣を出し逆鱗に突き刺した。逆鱗からは血が吹き出し、口からも大量に出しながらドラゴンは倒れていった。
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