訓練2日目、魔法の訓練へ

獰猛帝国ケールミア☆再登場の作者だ☆

前回伝え忘れた魔法関係で一つ補足しておこう。この世界の魔法系統のスキルは

火・水(氷)・風(雷)・土・光・闇がある。

その中で全魔法は全ての魔法が使える。いわばチートスキルだ☆

その他の情報はこの話上に出てくるゾ☆

補足ゥオシマイ解散解散☆

==================================================


「昨日は大変だったな…」


朝早く起きた俺は呟いた。まさか、陽太が泣くなんて思いもしなかった。

そして、昨日の陽太と結んだ約束。絶対生きて帰るんだ、あいつと一緒に、

そう決意した。


「ん……ふわぁ………おはよぉ…」


寝ぼけ眼の雅人が目を擦りながら起きてきた。


「おはよう。どうした?」

「いや、称矢が真面目な顔で考えていたからなんかあったのかなって」

「いや…特にないぞ」

「そっか…ならいいけど」


そうか、あいつだけじゃなくみんなも居るんだ。


「今日も剣術訓練かぁ」

「俺は魔法系統のスキルがあるから、魔法訓練に行くか」

「いいなぁ…魔法使ってみたい」

「そうだな…おっともうこんな時間か。行かないと」

「よっし、行くか」


俺らは食堂でちゃっちゃと朝食を食べて練習着に着替え、初日に集まった部屋に向かった。そこには俺ら以外の全員がいた。


「遅れちゃった、ごめん」

「いいよ、俺らが早く来すぎただけだし」

『今から訓練を始める。今日からは、魔法が学びたいなら魔法科・剣術が学びたいなら剣術科に行っても構わない。では、はじめっ』


そう言って俺たちは魔法科と剣術科に分かれた。俺は魔法に少し興味があった。

少しだからな?子供みたいにはしゃがないからな⁉︎

まぁそんな感じで魔法科の訓練を受けに行った。


「あ、称矢も死にに来たのか?」


話しかけてきたのは賢者の三鷹奏だった。


「どういうことだよ。俺、一応魔法系統のスキルはあるからやってみようかなぁって思ってきた」


そう答えたらさっきまで笑顔だった奏が真顔で言ってきた


「…………うん悪くは言わない。戻れ」

「なんでぇ⁉︎ひどくない⁉︎」

「ひどくない。実際にやってみればわかるあれは純粋な地獄だ…

そんな訓練に耐えられる覚悟があるか?」

「……ある。マジでそんなやばいの?怖いって」

「………そうか。一緒に頑張死のうな」

「うっ、うん」


なんか、すごく心配されたけど何がやばいのかなぁ?

教官?教え方?なんだろうな?

そんなことを考えていたら魔法科の訓練場に着いた。

城の中庭で、そこまで広くない。25メートルプールくらいの大きさだ。


『あら?昨日より人が増えているじゃない』


そんな声を聞いた瞬間、俺たち初参加組は美しい美人に見惚れていたが

その他来ていた大勢の奴らがこの世の終わりかって顔をした。

奏も例外じゃない。


(((おお、スッゲー美人…でもみんなの反応やべぇ。これダメなやつだ。)))


そう初参加組の俺らは、期待と恐怖を感じた。


『初めての人がいるかもしれないから一応自己紹介をするわ。

私はリンドランム第一魔法支援部隊隊長のリズベル・ベネットよ、

よろしく』


「「「よろしくお願いします!(……)」」」

『では、昨日いなかった人たちはこちらで魔法適正の検査を、

続きの人は魔力を練り上げる訓練をしてください。

では、適性検査の人はこちらへ。』


そう言われ検査に俺たち5人ほどと15人ほどと別れた。


『適正検査はこの前とは異なる水晶に触れればわかります。

試しにやってみましょう』


そう言ってリズベルさんは触れた。すると、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リズベル・ベネット

役職ジョブ魔導士

レベル:68

魔力:1500

魔法攻撃力:1360

魔法防御:1290

魔法適正

火魔法◎水魔法△風魔法○土魔法◎光魔法○闇魔法△

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『こんな感じに表記されるわよ。じゃあそこのアナタやってみて』

「はっ、はい」


俺の隣が指名された。あっぶねぇー!もう少しで当たるとこだった怖ぇ〜

指名された隣のやつは水晶に触れた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

相田淳樹あいだじゅんき

レベル:1

魔力:600

魔法攻撃力:930

魔法防御:850

魔法適正

火魔法○水魔法◎風魔法△土魔法◎光魔法△闇魔法○

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『お、やはり異界の勇者は全員基本ステータスが高いのか…

凄まじいなぁ…はい、次そこの隣の女子』

「はい」


1人また1人と検査をして行ったらついに俺の番になった。


『次、そこの男子の君』

「はい」


そう言って俺は水晶に触れた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三梢称矢みつずえしょうや

魔力:500

魔法攻撃力:1420

魔法防御:1370

魔法適正

火魔法◎水魔法◎風魔法◎土魔法◎光魔法◎闇魔法○

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『すごいじゃない君!ステータスや魔法含めて全て強いじゃない⁉︎

何がここまで強くするの?』


そう言われて俺は自分のステータスを思い出す。


「全能の主…」

『なに?その称号?』

「詳しくはわかりません、見てみます。ステータスオープン」


―――――――――――――――――――


【三梢称矢】

職業:魔剣士

レベル:1

魔力:500

攻撃力:650

防御力:330

俊敏力:460

知力:210

運:50

BP:0

スキル:≪ 縲∝ョ ≫≪アイテムボックス≫≪火魔法Level3≫≪剣技Level5≫

    ≪言語理解≫

称号:≪ 縺ァ縺励 ≫≪全能の主≫


―――――――――――――――――――


あった。この謎の称号の横のこれだ。触れて詳細を確認してみる。


―――――――――――――――――――

称号:全能の主

詳細 その名の通り多彩な技術を持った人に送られる称号

効果 魔法適正に修正()が入る

―――――――――――――――――――


『凄まじいわね…これのおかげで高いステータスができたのかしら?』

「どれくらいが入るんですかね?」

『わからないわ、でも君はもっと強くなれるわ!応援してる!』


両肩を掴まれて言われた。顔がっ美しい顔が近いっ!


「はい!がんばります!」

『ふふっ、その調子よ』


周りの男子は嫉妬の目で見てきた。見ないで!俺、別にそういうわけじゃないから、

まじで!


『じゃあ適性もわかったことだし初めは魔力を感じるとこから始めましょうか。

魔力は人の血のように流れているわ、だから全身の血を感じ取るようにしてみて』


全身の血?わかりにくいな、まぁ百間は一文にしかずってね、やってみるか。

言われた通りに全身の血液の流れをイメージしてみた、すると

気持ち悪くない熱い何かが身体の中にある感じがした。


「これが…魔力?……」

『あら?もう感じ取ることができたのね、すごいね君は有望株よ』

「なんか変な感じだなぁ…」


しばらく感じていると体に馴染んできた。その頃には全員が魔力を感じ取れていた。


『じゃあ、予定よりも早く君たちが魔力を感じれたからその魔力を

に変えてみましょうか、コツは、その魔法をイメージすることです。最初は詠唱をつけるとわかりやすいです』

「「「はい」」」

『たとえば… 炎よ、今こそ集い敵を焼き尽くせ《ファイヤーボール》』


呪文を唱えると手前に出したリズベルさんの右手にサッカーボールほどの大きさの炎の球ができた。


『こんな感じよ。さぁやってみて』


にっこりと笑って喋った。やっべ尊すぎて死にそう。

さっさぁ気持ち切り替えてこ〜……やっぱ気になる…


「炎をイメージ…こんな感じで、 炎よ、今こそ集い敵を焼き尽くせ《ファイヤーボール》…おっできた、こんな感じかな?」


右手に握り拳サイズの炎の球ができた。

他の人は少し苦戦しているな。


『すごいじゃない!さすがっ』

「ありがとうございます」

『あら、もうこんな時間。もう終わりにしましょうか』

「「「ありがとございました」」」

『うふふぅ〜またきてねぇ〜♪」


どこが地獄なんだよ、あいつ嘘つきやがったな。

胸中毒づきつつ俺は飯を食って部屋に戻って寝るのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る