第3話 どんどんいい顔になる新卒君
私はアシスタントを必要とする時に、必ずその人を指名するようになりました。
細かく説明をし、都度都度メモを取って貰い、自分の仕事と同時進行でその人の面倒を見るようにしました。
その人のミスを防ぎながら、自分の仕事もやりながら、大変な思いをしましたけど、何とか頑張りました。
その人も最初は溺れそうになりながらも懸命に付いてきてくれ、半年後にはまあまあの量の仕事を任せられるようになりました。
その人がこれまで怒鳴られてつらかったという事を最大限考慮し
「褒めて伸ばす」という考え方に徹しました。
その人が間違えたり勘違いをしたりした時は
「私の言い方が悪くてごめんね。ただここが違う、だからこうなっている」
と、行為だけを注意し、否定は決してせず、恥もかかせず、
些細な事でも出来るたびに大袈裟に褒めました。
その人がどんどん「いい顔」になっていくのを見るのは嬉しかったです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます