澄美怜ちゃんにも、何か没頭できるものがあれば良かったのに。
そうすれば、塞ぎがちな気持ちも少しは和らいだのかもしれないよね。
それにしても、妹のこと、お母さんのこと。
色々と重なってしまって、深優人さん大丈夫かなぁ……
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>―――だからもう、
『
がなかったかも?
すみません。私の間違いかもしれないです。
作者からの返信
みゆきさん! いつもコメントありがとうございます!
>澄美怜ちゃんにも、何か没頭できるものがあれば良かったのに。そうすれば、塞ぎがちな気持ちも少しは和らいだのかもしれないよね。
→澄美怜への優しい一言、ありがとうございます。
一見、兄の事を見すぎている為にド壺にはまったような状況。それも恋を一刀両断された直後ゆえに。
この第17話までは妹の屈折した恋愛ものに思えるように進んで来た物語。
妹を性対象にしてしまうラノベ/アニメ脳に有りがちな層へのミスリード用として敢えて際どい同衾シーンも入れつつここまで来ました。
それ故、「何か没頭出来るものが有れば」と思って頂けていれば、兄妹恋愛ものとして捉えて貰えていた事に安堵します。
そしてこの後からがこの物語の独自の世界観へと徐々に移行して行きます。 なので、『アレッ?』とこれ迄と異なる路線が垣間見えるかも知れません。果たして妹は如何なる感情で兄に盲目的になってしまったのか、次話の「あの日の約束」でのやり取りを見守って頂けたら幸いです。
>それにしても、妹のこと、お母さんのこと。 色々と重なってしまって、深優人さん大丈夫かなぁ……
→ なかなかタフさが要求されますが、兄は前世のトラウマから、誰かの窮状に立ち回る事には滅法強い所が有ります。
逆に百合愛《ゆりあ》との別れの様に、自分の無力のせいで救えなかったと判断した時には自分を責め抜いて、余りにも脆(もろ)い面が有ります。
今回の騒動がそんな二人をどう変えていくのかも見守って頂けたら幸甚です。
>―――だからもう、 『 がなかったかも?
→ 有り難いです! 凄く助かります!!
早速修正します。(もしまた見つけたらお願いします)
上記を含めコメントありがとうございました。
澄美怜の心情が細かく描かれ、深優人との関係における葛藤が際立つ回でしたね!
特に、すれ違いが重なる中で感じる孤独感や、自分の存在価値を問い詰める様子が胸に迫ります。
澄美怜の視点から描かれる不安や焦燥感は、非常にリアルで、彼女の繊細な心が読者に強く伝わります。
特に、幼少期からのトラウマが悪夢となって繰り返し彼女を苦しめる描写は印象的でした。
その悪夢の冷たさや恐怖感は、ただの心理的な不安ではなく、彼女自身の深層心理にある「孤独」や「自己否定」が具現化しているように感じます。
また、深優人が澄美怜にとって絶対的な安心感を与える存在である一方で、彼が多忙で手が回らない現実が澄美怜を追い詰める様子は、やるせない気持ちを抱かせます。
特に、兄が自分を必要としていないのではないかという疑念が、澄美怜の心を壊していく様子が切ないです(´;ω;`)ウッ…
最後の場面、幼いころのエピソードが回想される流れは、澄美怜と深優人の強い絆を再確認させると同時に、彼女の生い立ちが現在の不安定さにどれほど影響を与えているかを示しています。
深優人が澄美怜を救おうとする姿勢は、彼女にとって唯一の希望であり、救いであることが明確に伝わります。
母の突然の体調悪化という出来事が、兄妹の関係にどのような影響を及ぼすのか気になります。また、澄美怜がこの危機を乗り越え、自分の中の「孤独」とどう向き合うのか、その成長にも期待しています。
作者からの返信
朝霧巡さま! いつもコメント、有り難うございます!
>澄美怜の心情が細かく描かれ、……葛藤が際立つ回でしたね! 特に、すれ違いが重なる中で感じる孤独感や、自分の存在価値を問い詰める様子が胸に迫ります。
→ 一度は決定的にすれ違い、そしてトラブルに成るであろう場面をお伝えする必要が有りました。次話で明らかになる深優人の自発的見守り。しかしこの様な偶然の重なりにより遂に見守りから大きく外れてしまう事に。そうなるとどうなってしまうかが描かれたものになります。
>澄美怜の視点から描かれる不安や焦燥感は、非常にリアルで、彼女の繊細な心が読者に強く伝わります。
特に、幼少期からのトラウマが悪夢となって繰り返し彼女を苦しめる描写は印象的でした。
→一方で死に急ぎ、また一方で永遠の氷漬けから逃れようと藻掻く。こんな矛盾が同居することに本人も苦悩を続けています。今はツライ時期です。
>その悪夢の冷たさや恐怖感は、ただの心理的な不安ではなく、彼女自身の深層心理にある「孤独」や「自己否定」が具現化しているように感じます。
→ご明察です。まるで第二章の原因の暴露シーンを見てきたかのような考察に驚きを覚えます。普通、この段階でのフォロワーさんは『一体何なんだ?』としか思えないかと……。
>また、……絶対的な安心感を与える存在である一方で、……手が回らない現実が澄美怜を追い詰める様子は、やるせない気持ちを抱かせ……兄が自分を必要としていないのではないかという疑念が、澄美怜の心を壊していく様子が切ないです(´;ω;`)ウッ…
→ 普通の恋愛ですら、こうした自らの存在感の無力さに押し潰されそうになるのが人情。澄美怜はそれよりも遥かに根深い問題を抱えてのストレスです。
その原因がまだ明かされぬ内からこの様に心を寄せて頂ける事は澄美怜も浮かばれるかと思います。
>深優人が澄美怜を救おうとする姿勢は、彼女にとって唯一の希望であり、救いであることが明確に伝わります。
→ 仰る通りです。深優人だけが持つ澄美怜への癒しの力は、それだけなら澄美怜をここまで兄依存に駆り立てなかった。この次話の二人の契りこそが澄美怜の兄を失えない最大の出来事であり、最後まで向き合わねばならない一大テーマになって行きます。
>母の突然の体調悪化という出来事が、兄妹の関係にどのような影響を及ぼすのか……この危機を乗り越え、自分の中の「孤独」とどう向き合うのか、その成長にも期待しています。
→ 熱い言葉を頂き有り難うございます。ある意味成長物語でもある本作、もし二人のそんな想いの軌跡を辿って頂けたら幸いです。
今回も素晴らしい考察、有り難うございました。