応援コメント

第15話 心からの愛しさを込めて」への応援コメント

  • 澄美怜さん、もう兄なしでは生きられないんですね。どうあることが二人の幸せなんでしょうか。澄美怜さんは諦めようにも、自害衝動が出るならどうしようもないですね。難しい問題ですね。

    作者からの返信

    #zenさま。いつもコメントありがとうございます。
    的確かつ核心をついた考察、正にその通りなのです。
    もう少し後のエピソードにより二人の交わした約束が如何にがんじがらめにしているかがお分かり頂けるかと思います。

    >どうあることが二人の幸せなんでしょうか

    →正にそれがテーマとなって翻弄されまくります。その幸せへの道のりは、かなりの山有り谷有りとなっています。

    コメントありがとうございました!

    編集済
  • 澄美怜が感じる「誰かに奪われるかもしれない」という恐れや、「自分が存在している理由」を見失いかける不安は、どこか普遍的でありながら、彼女の背景や性格が加わることで独自の深みが生まれているのではないでしょうか?

    特に、幼少期からのトラウマや破壊衝動のエピソードが印象的で、それを癒してきた兄との絆が、ただの家族愛を超えた特別なものとして描かれている点がこの作品のテーマのように見受けられます。

    物語の展開において、深優人の「癒しの力」の描写が優しく温かいのに対し、澄美怜の心情は激しい内面の動きが感じられ、その対比が非常に効果的でした。兄への依存や恋心が徐々に明確になっていく描写も、自然で丁寧です。特に、最後の「心からの愛しさを込めて」の一文には、彼女の純粋で切実な想いが凝縮されており、読後に余韻が残りますね☆彡

    作者からの返信

    朝霧巡さま! いつもコメント、有り難うございます。

    >澄美怜が感じる「誰かに奪われるかもしれない」という恐れや、「自分が存在している理由」を見失いかける不安は、どこか普遍的でありながら、彼女の背景や性格が加わることで独自の深みが生まれているのではないでしょうか?
    → 第18話を読んで頂いたのでお分かりかと思いますが、上記の不安は澄美怜特有の問題が大半なのですが、成る程言われてみますと普遍性もあるのかも知れません。

    >特に、幼少期からのトラウマや破壊衝動のエピソードが印象的で……ただの家族愛を超えた特別なものとして描かれている点がこの作品のテーマ……
    → はい。その特異な事情が第二章の中盤で明確に明かされます。澄美怜《すみれ》の背負ってしまった業と彼女のそれへの向き合う姿がテーマと成っています。

    >物語の展開において、深優人の「癒しの力」の描写が優しく温かいのに対し、澄美怜の心情は激しい内面の動きが感じられ、その対比が非常に効果的でした。
    →このシーンは後々の澄美怜《すみれ》にとっての3つの重要な想い出の一つとなるので丁寧に書いたつもりでしたが、そう言って頂けてホッとします。


    >兄への依存や恋心が徐々に明確になっていく描写も、自然で丁寧です。特に、最後の「心からの愛しさを込めて」の一文には、彼女の純粋で切実な想いが凝縮されており、読後に余韻が残りますね☆彡
    → 心強いお言葉、深く感謝します。もし澄美怜の切なさが仰るような形で伝わっていれば幸甚です。


    今回も深い考察、有り難うございました!

  • 2日間、読みにこれなくてごめんなさい。

    じつは、このお話を読んでみて、兄弟もののアニメに少し興味を持ったんですね。
    それで、色々と調べたり見たりしてたら・・・

    なっ、な、なんと!(;゚Д゚)
    啓さんの物語以上の兄妹を描いた物語・・・禁断の愛とでもいうのでしょうか。

    その物語のタイトルは、『ヨスガノソラ』
    このアニメ、ちょっと衝撃的なので、もし見るときは気を付けてくださいね。
    それほど衝撃的なアニメでした。


    だから、このアニメを見たからなのか、少し複雑な気持ちです。
    それは嫌悪感というものではなくて、なんて言うんだろう……

    アニメの最後に妹が兄に問いかけるシーンがあるのですが
    「周りに認められないから、愛し合ってはだめのな? 私はあなたが居ればそれでいい」

    とても心に響く台詞に、思わず色々な意味で考えさせられた気がします。
    どうしても、社会の中で生きていると、「これはいい、あれはダメ」と知らず知らずのうちに、寄り分けてしまいますよね。

    けど、決められたこと全てが正しい訳ではなく、世の中には色んな価値観の人が存在します。
    なので、愛し合う形も人それぞれ。

    澄美怜ちゃんの想いは世間で認められていませんが
    そうした気持ちというのは、私にも少しは理解できたかと思います。

    作者からの返信

    みゆきさん ! いつもコメントありがとうございます!

    >2日間、読みにこれなくてごめんなさい。
    → とんでもない。義務もなにも無いのだから……余力ある時にちょっと立ち寄って貰えたら、くらいな訳で。でも嬉しいです。

    >じつは、このお話を読んでみて、兄弟もののアニメに少し興味を持ったんですね。それで、色々と調べたり見たりしてたら・・・なっ、な、なんと!(;゚Д゚)
    → 見ちゃいましたか。『ヨスガ』。妹ものの中でも有名作。一連の研究時に見ましたよ。これもアンチテーゼとして当作が生まれたキッカケの一つ。もう一つは『変好き』。
    ハーレムでDT相手に鼻の下を長くさせる手法は売上げの為に仕方ないとしても、妹をあっちの対象とするのは……。という点で真の妹ものを作りたくなってしまったという経緯が……。
    とは言え、文学が不倫をしばしば題材にする様に、禁じられてる極限的な状況だからこそ見えてくるものがあるからで……
    それに、この頃のハーレムエロゲーム原作系は、名作で名高いCLANNADのように人間模様が今のNTRザマァや甘やかしより余程しっかり描かれてますからね。だからこそみゆきさんも、

    >アニメの最後に妹が兄に問いかけるシーンがあるのですが とても心に響く台詞に、思わず色々な意味で考えさせられた気がします。……愛し合う形も人それぞれ。

    と認める所は認めてる。そこは同意見だし、みゆきさんの懐の深さも感じます。


    >澄美怜ちゃんの想いは世間で認められていませんが そうした気持ちというのは、私にも少しは理解できたかと思います。
    → 澄美怜も良い理解者と出逢えて幸せ者です。例え何万人に読んでもらえてもその一言がなければ何の意味も無いので、本当に果報者だと思うし、当作を公開して良かったと思います。

    そして『ヨスガ』よりも更に特殊な事情で兄を想うようになってしまった澄美怜の状況や過去がこの後、より深掘りされて行きます。

    深い内容のコメント、ありがとうございました!