正統派かつ先鋭的な現代俳句でしょう。句またがりなどを使いながら、17音を守っています。読み心地いいです。それぞれの俳句の最後に季語が表記されていて、読者への細やかな気配りも感じられます。参考までに、15句目を挙げておきます。波瀾万丈の小説秋静か