ピノッキオ×邪魔な荷物

 ー学校に行っていい子になる約束をしたのに、キツネとネコに騙されては嘘をつくピノッキオ。女神は一度は助けてくれますが、二度目は助けてくれません。自分の力でなんとか苦難を乗り切ったピノキオは人間になれるのでした・・




 駆け寄った瞬間、鼻先で乗車ドアを閉められた。

 ついてない。マツモトは舌打ちをしながら、彼の目の前をのんびり歩いていたバカデカいリュックを背負った熊のような中年男を恨んだ。男が通路を横幅いっぱい塞いでいたおかげで、横をすり抜けることも追い越すこともできなかったのである。あの野郎を追い越せたなら、絶対間に合ったのにとマツモトは歯がみする。どうしてくれてんだ。苛々しながら男を探したが、あんなに存在感を放っていた男はいったいどこにいったのか影も形もなくなっている。

 次の電車は10分後。こんな時に限って遅延している。くそっ! 遅刻確定だ! 仕方ない。今日は誰に犠牲になってもらおうか。マツモトは遅刻する度に誰かを犠牲にした言い訳をでっち上げる。老人や妊婦が具合が悪くなった系は使い回し過ぎて、とっくに上司にバレているだろうし。なにかもっと上手い言い訳がないもんだろうかと頭を巡らす。例えば、人身事故に遭遇したみたいな・・すると、視界の隅にある線路から手が伸びていることに気付いた。大きなごつい手だ。誰かが線路に落ちてしまったらしかった。人命救助という大義名分ができたマツモトは意気揚揚と手のほうに向かう。線路の端っこだからか、他に気付いている人間はいない。線路を見下ろすと、先程のリュック男が無言で両手を伸ばしている。男の無表情な仏頂面を認めた途端、助ける気満々で駆けつけたマツモトの善意は喪失した。

・・なんで落ちてんだこいつ。間抜けかよ。先程の忘れかけていた苛々が急速に込み上がってきたのを感じたマツモトは、男とバッチリ目が合ったにも関わらず、電車まだかなぁと遠くを見るとぼけた視線に急遽切り替えた。そのまま、あたかも自販機に用があったのを思い出したという体で踵を返して歩き去ろうとする。と、男がぼそっとなにかを言ったのである。

「助けろ」

 辛うじてそう聞こえたように思ったマツモトは、ガン無視して足早に自販機へと向かう。

 冗談じゃねーよ。なんだって俺が、遅刻の原因を作ったヤツを、助けにゃならん? 助けて欲しいのはむしろこっちだっての。缶コーヒーを買って、グーっと飲み干す。ちらっと見ると、男はまだ手だけ出している。

 アホか。つか、ちょっとは自分で上がれるようにもがけよ。ホーム切れるとこまで歩いて、ハシゴ登るとかさぁ色々あんだろ。自分で考えろや。なんで誰か助けにくんの待ってんだ。アホか。ま、俺はぜってー助けねーからなと、背を向けた。あと3分で電車がホームに入ってくる。人身事故ゲットだぜと、缶をダストボックスに投げ入れたマツモトは1人ほくそ笑む。

 あと、2分。

 未だ男は気付かれていない。

 マツモトの脳裏に、一応駅員に知らせるべきかという善意が過った。だが、駅員のいる改札までは距離がある。その間にクラッシュだろう。無駄無駄。それから、なんとなく、わりと近場に非常停止ボタンがあるのを確認した。

 あと1分。

 つか、焦れよ少し、と一向にアクションを起こさない男に苛立ち始める。

「まもなく電車が参ります。お待ちのお客様は、危ないですから白線の内側までお下がり下さい」とアナウンスが流れた。

 いや、一番アブねーヤツいるけど? 男の手は、まるで絵でも貼付けられているかのように微動だにしない。先の線路に電車が見えた。マツモトはぎょっとした。おいおい、マジかよ。くそっタレがっ! 彼は、駆け寄って力一杯ボタンを押した。耳をつんざく機会音がホームに鳴り響く。電車は止まり、駅員が駆けつけてきた。マツモトが男の手があった場所を指しながら説明を始めようとすると、男がどっこらしょと上がってきたのである。おい! 上がってこれんじゃねーか! なんなんだテメーは! と、マツモトが怒鳴ると、男はふっと片方の口角を上げるだけの嫌な笑い方をした。駅員は、わけがわからないと注意喚起だけで立ち去っていく。ふざけんなよ! とぶりぶり怒りながらも、まぁ、ともあれ正式な遅延理由はできたわけだがとマツモトは思うことにした。

 それにしてもいけ好かない男だった。そもそもあのデカいリュックにはなにが入っているのか。筋肉質な男も180センチほどの長身だが、リュックは横にその3倍はある。出勤時間帯の中央線であんな大荷物を持っていたら場所を取る。網棚にも乗らない。邪魔になるうえ非常に迷惑だ。どこにいくのか知らないが、サラリーマンじゃないのなら時間をずらせ。せっかちなマツモトは、また苛々し始めていた。頻りに舌打ちを繰り返しながら、吊り広告に目をやる。新しく始まるドラマなどの告知に混ざって、一際目を引く派手な広告は、パチンコ店リニューアルオープンの宣伝。目玉として載っている機種は、マツモトのお気に入りの機種だ。くぅー今日の帰りにまた寄るかぁ今から楽しみだぜと、むしゃくしゃした気分を立て直し、雑誌で見た攻略法などをおさらいしながら目的の駅で降りた。

 ところが、改札の手前まで来て、おい、と肩を掴まれてひっくり返りそうになったのである。

 半分倒されながら見上げたマツモトの目には、さっきの大男。

「ってーな。なんだよっ! あんた、ふざけんなっ! もう俺に関わんなっ!」

 マツモトが大声で喚くと、大男がぱっと手を離したものだから、無様に倒れこんでしまった。仰いだホームの天井の隅に、仏頂面で覗く男の顔を睨みつけたマツモトの怒りは頂点に達した。なんなんだよっ! せっかく忘れかけてたのによぉ! 怒りの反動を利用して飛び起きたマツモトは、男に向かって身構えた。ジャッキーチェーンなら学生の頃から擦り切れるほど見ているので振りならできる。ところが、当の男は片膝ついて、地面に置いた巨大なリュックの中を弄っている。おい、と声をかけても無視だ。男は、女の形をした古びた人形を慎重に取り出した。手足に糸がついているところを見ると、あやつり人形かなにかなのだろう。随分と年紀の入ったそれは、顔のペンキが剥げ落ちていて、片目と口が不気味に残っているだけ。体に至っては、服が青いらしい意外の情報は判別できない状態だ。それを、無言でマツモトに差し出してくる。

 いや、いらねーしと断ってもぐいぐい押し付けてくる。マツモトはわけがわからなかった。なんだコイツ。さっきのお礼のつもりか? つか、俺なにもしてねーし。こいつの自作自演だったじゃん。意味わかんねーつか、こんな気持ち悪い人形とかマジいらねーし。けれど、男の力は強く、断っても断っても押し付けてくる。おい、やめろ! と叫ぼうとした瞬間、ホームに滑り込んで来た電車から降車客が大量に吐き出され2人の間に割って入ってきたのである。男は人形をマツモトに押し付けると、素早く手を引いてリュックを背負い、逃げるように人並みに紛れていった。おい、待て! 気持ち悪ぃーもん残してくんじゃねーよっ! と叫んだが後の祭り。電車が走り去り、人並みが引いた時には、男の姿は跡形もなく消えていた。マツモトの手には、うす気味悪いあやつり人形が残されたのである。彼は、即座に置いて行こうと思って、ベンチを探したのだが、いつの間にか縦列し始めた人混みに阻まれて見つけることができなかった。今、置いていったなら、それを見た誰かが必ず届けにくるだろう。人形は掌サイズではない上に、通勤鞄にも入らない。朝っぱらから、こんな目立つものを持っているサラリーマンなんて変人だ。目立ちすぎる。マツモトは慌てて、駅を出ると近くのコンビニに向かう。レジ袋が欲しかったので、日持ちする大量の菓子パンや飲み物を買い込んで、大袋を2枚もらった。まだ出勤してもいないのに、大変な荷物だ。その間にも、どこに人形を置き去りにするかを色々と考えていた。この時間帯は駅構内はどこも人だらけ。改札やトイレでも難しいだろう。そこまで考えて、駅員に忘れ物として渡せばいいんじゃねと遅ればせながら思いついた。なーんだ始めっからそうすりゃ良かったのに、俺バカな。とルンルンで改札の脇の窓口に声をかける。ビニール袋から人形を取り出し「すみませーん、これ電車の中に落ちてました」と言うと、中年の駅員は怪訝な顔をしてはあー? と言った。

「なんで、電車の中に落ちてたもんを、あんた今、袋から出してきたの? というか、いつの電車の中? あんた、改札出てるじゃないの」そう言いながら差し出した人形をマジマジと見て、いるんですよねぇーと続けた。

「自宅にあった曰く付きの怪しいもの人形だとか置物だとかお守りなんかをね、忘れ物だって言って持ってきて、処分しようとする人。困るんですよねぇー駅はねぇ、弔い場でもゴミ捨て場でもないんですよ。あんたの持ち物なんですからね、責任持ってあんた、自分でどうにかしなさいよ」ったく朝っぱらから、と文句を言いながら、マツモトの鼻先で窓口をピシャっと閉めたのである。

 くそっ! またかよ。あの野郎のせいじゃねーか! とは言え、それ以上油を売っている時間はないので、マツモトは両手の荷物にうんざりしながら、足取り荒く会社に向かった。

 上司に説教を食らったのは言うまでもない。せっかく用意できた言い訳も、時間オーバーでご破算だ。同僚たちの軽蔑に満ちた冷ややかな笑いの中、なんとか残業までを終わらせたマツモトが再び駅のホームに立ったのは21時をとうに過ぎていた。彼の提げた鞄の脇には、例の人形が入った袋。会社でも探していたが、結局思い当たらずこうして持ち帰る羽目になってしまった。そもそも、この人形は、見た目が酷いので、どこに置き去りにしようにも悪目立ちしすぎる。とりあえず持って帰って、近所のゴミ捨て場にでも捨てよう。疲れ果てたマツモトは、パチンコ屋に行けなかったことを思った。飲む打つが趣味のマツモトにとって、給料はアパート代とギャンブル代、そして借金に消えるためのものだった。ギャンブルはパチンコ、競馬、麻雀なんでもござれ。負け続けて、アパート代まで消えるのは日常茶飯事だ。その度に大家のジイさんに、早く出てけ、とどやされるが、マツモトは気にしない。そんな些細なことに、いちいち患っていたんじゃあギャンブルなんてできやしないさ。鼻で笑って生きなきゃよーその結果が、頻繁に訪問してくるおっかないヤクザもんの借金取りだった。けれど、マツモトはこれすらも、ままもしたら、いつかどうにかなるんじゃないかとなんの根拠もない楽観的観測を抱いている。つまるところが救いようのない愚かな30男であった。


 時刻は午前2時を過ぎた頃。

 帰宅したマツモトは、鼾をかいて熟睡していた。例の人形は帰り道にあったゴミ捨て場に放り投げてきたので、マツモトはすっかり安心しきって、夢の中でビッグボーナスを引いている最中だった。『起きてください』と聞き覚えのないキレイな女の声に揺すぶられたのである。親兄弟から返済しない借金をしたために、とことん嫌われ縁を切られていたマツモトは、わざわざ言うまでもなく1人身。大家のところのバアさんと下の階の口煩いババア以外の女の声をこのアパートで聞いたこともない。不審に思って目を開けると、透き通るように美しい女がマツモトを見つめていたのである。水色の裾の長い衣装を着て、亜麻色の長い髪を垂らした女は、マツモトが目を開けたことがよほど嬉しかったのか、ふわっと微笑んだ。

 あんた誰だよ、と布団を抱えて警戒するマツモトに、女は大丈夫と言わんばかりに首を振ると札束を1つ取り出した。目を丸くしているマツモトに女は言う。

「これで、借金をお返しなさいな」

 マツモトは、ありがてぇとばかりに恭しく札束を受け取った。女はにっこりと笑うとすっと消え、あとにはあの捨てたはずの人形が転がっている。今のねぇちゃんはコイツだったのか?! と、マツモトは人形を優しく拾い上げると、段ボール箱できてた台の上に座らせた。相変わらず、不気味な剥げた顔をしていて、さっきの美しい女の面影はゼロだが、兎にも角にも、俺にもツキが向いてきたってことかもしれねぇなと人形に手を合わせたのである。


 次の日、マツモトは昨夜の女からもらった札束を鞄に入れて、会社の帰りに闇金屋に寄る決意を固めてアパートを後にした。もちろん、救世主でもある人形に手を合わせることも忘れず。

 そして、つつがなく仕事を終わらせると、闇金屋がある駅で下車した。道すがら腹が減ったことに気付き、飯でも食おうかと居酒屋に入る。借金を返せるだけの札束を持っているということで、気が大きくなっていたのだろう。飯だけに止まらず、機嫌良く何本か日本酒を飲んだ。すると、隣に座っていた気さくそうな若者2人が、マツモトに声をかけてきた。

「おにぃさん、ご機嫌だね。なにか嬉しいことでもあったの?」

 金髪頭のキツネ顔の男が、そう言いながら酌してきた。派手めな色をしたブランドもののスーツを着ているので、ホストなのかもしれない。なんだなんだ教えてくれよーと猫目の茶髪男が反対側に移ってきて、マツモトは2人に挟まれる形になった。2人に交互に酌され気分が良くなったマツモトは、ことの顛末をべらべらと話す。2人は、へえぇぇーーそんな不思議なことってあるんだねぇーと相づちを打ちながら熱心に聞いている。話し終わる頃には、マツモトはすっかりでき上がっていた。2人は、そんなマツモトには関心なさそうに、話しかけた。

「それじゃ、このあと、借金返しに行くんだね? オレたちどーせ暇だから、一緒についてってやるよ」おにぃさん、へべれけだしさと2人は爽やかな笑顔を正体のないマツモトに向けると、鞄をまさぐって札束を取り出し、自分たちの分を含めた勘定を払い、いかにも知り合いっぽい声をかけながらマツモトを支えて外に出た。

 マツモトは、やあやあどうもどうも、最近の若者は親切だねぇなどとバカなことを口走って完全に2人に体を預けている。そのまま大通りから曲がると、2人はマツモトを暗い路地に連れ込み、そこにあったゴミ捨て場に投げ捨てた。バーカぁというキツネの声を最後に、マツモトの意識は途切れる。彼が次に頭痛に耐えながら目を開けたのは、ビルの隙間から差込むわずかな朝日に照らされた腐臭漂う塵捨て場だった。

 なんだぁここはぁ? 理解するまでに時間がかかった。会社が休みだったのが不幸中の幸いだ。財布の中まで取られてすっからかんのマツモトは、腐敗した生ゴミの匂いが染み込んだスーツのまま、自宅までの長い道のりをトボトボと歩いた。次の給料まで、この間買った菓子パンで凌ぐしかねぇなと、あまりの臭さに通行人から睨まれながらも、パチンコ屋の前を通る度に機種をチェックする。まったく懲りていなかった。

 その夜、またしても女が現れた。

 理由を聞かれたマツモトは、つい飲んでしまったことを隠して、2人組の男にいきなり襲われたと嘘をついたのである。そんなマツモトをじっと見つめていた女はやがて、仕方ないですねと溜め息混じりに言って、もう一回札束をくれた。それから「明日は必ず帰ってきてくださいね」と付け加えたのである。マツモトは喜び勇んで札束を受け取ると、ぐっすりと眠った。


 次の日、首尾よく残業なしで仕事を片付けたマツモトは、札束の入った鞄を抱えて、闇金のある駅で降りた。

 二度と同じ過ちはおかさないと決めたので、居酒屋は素通りし、大通りを歩いていく。と、巨大なパチンコ屋が目についた。新装開店している。もしかしたら、出るかもしれない。だが、手持ちは女にもらった札束のみ。いやでも待てよ。勝って倍に増やしゃ問題ないなと、あっさりパチンコ店に入った。そして、確かにマツモトは当てたのだが、気が大きくなり、その場に居合わせた客に大盤振る舞いをした挙げ句、キャバクラに連れていかれて朝まで飲んだ。

「必ず帰って来い」という約束を違えたからなのか、女は二度と現れなくなってしまった。

 何度も借金取りが扉を叩き、その度にマツモトは人形を抱えて願ったのだが、人形は哀れに剥げた顔をカクカクさせるばかり。頼むよ! もう一回だけ金くれっ! 頼むよっ! いくら呼んでも、うんともすんとも反応しない人形に腹を立てたマツモトは、ある時、大家のジイさんが庭で不要品を燃やしていたのを見かけると、部屋に取って返して人形を掴んで、ジイさんが止めるのも聞かずドラム缶の中に人形を投げ込んだ。人形はあっという間に黒くなり、赤い光を出しながらゆっくりと炭になっていった。あぁー知らねーよぉ、とジイさんが溜め息をつく。

「どんな人形でも、色んな思いが乗り移ってんだ。きちんと供養をしてやらないと、バチがあたるぞ」クワバラクワバラと、ジイさんはドラム缶に向かって合掌した。けっ知るか、とマツモトは唾を吐いて撤退。

 その夜、妙な夢を見た。

 眩しいライトの中、マツモトはあやつり人形になって踊らされているのである。隣で踊っているのは、いつかの女。

 ところが、女の顔が徐々に黒みを帯びてきて赤く燃え上がったのである。驚いてのけぞろうとするマツモトに女は無駄だとばかりに覆い被さってくる。「次はあなたの番よ。うふふふふ・・・・」女とマツモトの糸が絡まり合ってしまい離れられない。女の火が燃え移る。マツモトは恐怖のあまり叫び声を上げて飛び起きた。

 マツモトが姿を消したのはそれから一週間後だ。

 普段からあまり人付き合いがないどころか、嫌われ者だったため、会社や大家に気付かれるのに時間がかかり、気付かれたところでさっさと退職や退室の処分をされただけで事態は収拾されマツモトが生活していた痕跡は、即座に消えたのである。


 数日後、巨大なリュックを背負った男が1人、東京湾の埠頭の縁に沿ってゆっくりと歩いていた。

 熊のような頑強な顔を巡らせて、打ち寄せる波間になにかを探している様子だ。

 少し歩くとふと足を止めた。男の足下から更に下の海面に、ポテチの袋や空き缶などのゴミに紛れて木片のようなものがユラユラと浮かんでいる。男は屈むと、慎重に木片を拾い上げた。

 びしょ濡れになったそれは、スーツ姿を模した男の人形だった。死んだ魚のように丸い無機質な目は空を仰いでいる。男は髭だらけの口元でにやっと笑うと、人形をタオルに包んでリュックに閉まったのである。

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