第3話

②提案

現在私たちは“なぜ私たちが存在するのか“という疑問を持っている。しかしそれが〜まさに精子に自身の存在理由がわかるほど知能がないのと同様に〜人類にとって認知し得るものではなかったこともありうる。そこで代わりに上記の「ーーー」の中身、つまり子孫を残し続けることで達成し得た当初の目標、結果を考察していくことが存在理由の解決の糸口につながるのではないかと考える。つまり従来の”なぜ存在するのか“から”子孫を残すことで得られる結果“へと思考をシフトするのだ。それが人類の認知の限界を回避し、存在理由の解明につながるかもしれない。全くの別のシナリオを考えること、それは従来の問いよりも一般人にとっては新鮮でかつ容易ではないだろうか。

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