第2話 エイリアンとの激闘
「立ち向かうしかない…!」
街は今にも崩壊しそうだ。人々は次々とエイリアンに襲われ、混乱が広がる中、俺は咄嗟に決断した。逃げてばかりじゃもうダメだ。俺がこいつらを止めなきゃ、この街が完全に壊される。
俺は手のひらに光る紋章を再び見つめ、全力で力を引き出す。今度こそ、俺の力がどれほどのものかを試す時だ。
「来い…!」
エイリアンたちは目の前まで迫っていた。鋭い牙と異常なスピードで襲いかかってくる。だが、俺は恐怖に屈することなく、そのまま真正面から立ち向かうことを決めた。
まず最初に俺に襲いかかってきたのは、体が鋭い甲殻で覆われた、巨大な四足歩行のエイリアン。こいつはまるで猛獣のような動きで突進してくる。俺はとっさに手のひらをかざし、紋章から放たれる光をぶつけた。
「うおおおおお!!」
紋章の力が暴発するように、強烈な光がエイリアンを吹き飛ばした。ものすごい爆発音とともに、エイリアンは空中で弾けるように粉々に砕け散った。
「いける…これなら!」
俺は続けて、別のエイリアンにも立ち向かう。今度は細長い体で、地面を這い回るようにして動いているエイリアンだ。こいつは鋭い爪を振りかざし、俺に突進してくる。だが、その動きを見切って、手のひらから光の刃を作り出すと、エイリアンを真っ二つに切り裂いた。
「やるじゃん、俺!」
だが、油断はできない。次から次へとエイリアンが現れる。一匹を倒しても、また別の一匹がすぐに襲いかかってくる。このままじゃキリがない。
「くそっ、どこからこんなに湧いて出るんだ…!」
俺は周囲を見渡しながら、これ以上エイリアンに押し込まれないよう、位置取りを考え始める。地形を利用して防御に徹するべきか、それとも、敵の中心部に突っ込んで一気に殲滅すべきか。
その時、ふと気づいた。隕石が落ちた場所、つまりエイリアンが出現した場所から、不気味な光が漏れ出していることに。
「…あそこか!」
おそらく、あの光がエイリアンの発生源になっている。あそこを叩けば、エイリアンの数を減らせるかもしれない。俺は迷わず、そちらに向かって突進することを決めた。
「まずは発生源を叩く!」
エイリアンの群れをかわしながら、俺は隕石が落ちた地点に向かって全力で走り出す。背後では、エイリアンたちが再び追ってくる気配がするが、俺は振り返らない。
「ここで決着をつける!」
俺は紋章にさらに力を込め、全力で光を放ちながら、エイリアンの発生源に向かって突き進んだ。その光はまるで、俺の意志に応えるかのように強くなっていく。これで一気に決める…!
---
俺は隕石が落ちた地点へと突進する。目の前にはエイリアンたちがまだまだ群がっているが、もう振り返る余裕なんてない。もしこの場所が発生源なら、ここを叩けば一気に形勢を逆転できるかもしれない。
「くそっ…行くぞ!」
俺は紋章にさらに力を込め、全身から放たれる光がさらに強くなるのを感じた。今や俺の体は完全に光に包まれていて、敵の攻撃が当たる前に弾き飛ばされている。
「お前ら、もう終わりだ!」
隕石が砕け散った場所にたどり着くと、地面には不気味な光を放つ裂け目ができていた。その裂け目から、次々とエイリアンが湧き出てきている。まるで、地獄の底から湧き上がってくるかのように。
「これが発生源か…!」
俺はその裂け目をどうにかしなければ、エイリアンの襲撃が止まらないことを悟った。だが、どうすればこの裂け目を封じることができるのか、まだ分からない。
その時、頭の中に何かが響いた。まるで、誰かが語りかけてくるような…不思議な声が。
「この裂け目を閉じるためには、お前の命が必要だ…」
「は…?俺の命だと?」
その言葉がどうやら真実らしい。俺の力を使えば、この裂け目を閉じてエイリアンの発生を止めることができるかもしれない。だが、それをすれば俺の命が尽きる。
「…ふざけるな!俺がここで死ぬなんて、そんな選択肢あるわけないだろ!」
だけど、エイリアンたちが次々と街を襲い、人々を傷つけている現状を考えると、俺には時間が残されていない。この裂け目を今すぐ封じなければ、街は完全に壊滅するだろう。
「どうする…?」
俺は目の前の裂け目を見つめながら、深く息を吸い込んだ。選択を迫られている。自分の命を犠牲にして街を救うか、何とか他の方法でこの裂け目を封じるか。
どうする?
1. 自分の命を犠牲にして裂け目を封じるか?
2. 他の方法で裂け目を封じる方法を探すか?
次の更新は明日17時。選択の締め切りは本日20時!
応援コメントに選択番号を記載して下さい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます