第3話 命を賭けた選択
俺は覚悟を決めた。裂け目を閉じるために、自分の命を捧げる。それ以外に街を救う方法がないと信じ、全力で紋章に力を込めた。光が俺を包み込み、裂け目に注がれていく。意識がどんどん遠のいていくのを感じながら、これで終わりだと思った。
しかし、その時——
「何をしている!」
突然、誰かの声が響き渡った。驚いて目を開けると、見たことのない女性が俺の目の前に立っていた。光の中に浮かぶように現れた彼女は、鋭い目で俺を見つめている。
「その裂け目は閉じられない!それは罠よ!」
「…罠?」
俺は一瞬、何が起こっているのかわからなかった。だが、彼女の言葉にはどこか確信があった。
「その裂け目は閉じられない。お前の力を利用して、さらに大きな災いを呼び寄せるためのものだ。信じて、自分の命を無駄にするな!」
俺は息を呑んだ。俺が今まで信じてきたことが、すべて間違いだったのか?この力で街を救えると思っていたのに、それがただの罠だったなんて…。
「じゃあ、どうすればいいんだ?この裂け目をどうすれば…」
「他の方法があるわ。あなたの命を犠牲にする必要なんてないのよ!」
彼女は俺の手を取り、光の流れを止めるように導いた。紋章の輝きが徐々に弱まり、俺の体に力が戻ってくる。信じられない…本当に俺は騙されていたのか?
「でも、どうして…?」
「その紋章の本当の力は、あなた自身の意思にかかっているのよ。犠牲じゃなく、希望を選ぶことで、あなたはこの裂け目を超えられる。」
俺は彼女の言葉に耳を傾けながら、自分の手を見つめた。俺の力が…犠牲を強いるものではなく、希望を与えるためのもの?なら、今までの俺は何をしていたんだ?
「信じて、力を使って!あなたにはもっとできることがある!」
俺は彼女の言葉を受け、再び紋章に集中した。今度は恐れずに、力を制御しながら、希望を持って使おうとした。その瞬間、光が新たな形で広がり、裂け目が静かに消え始めた。
「できた…これが本当の使い方か…」
しかし、その瞬間、背後から大きな影が迫ってくるのを感じた。巨大なエイリアンのボスが、俺たちを狙って動き出していた。
「まだ終わってないわ。覚悟して!」
彼女が叫んだ瞬間、巨大なエイリアンが俺たちに向かって襲いかかってきた。
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どうする?
1. エイリアンのボスに正面から挑むか?
2. 彼女と協力して逃げる策を考えるか?
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