関西大学の伊藤舞

@DojoKota

第1話

なんでもいいようである。どちらでもよいようです。空を見上げている(私が)。雲が邪魔である、なんだか遮られている、たとえば雲の向こう側の太陽系の惑星とかが見えない。だからというわけでもないけれども。

空が、飛んだ空だ。

空である。

なんでもいいんだったら心から考えていることがあるわけでもない。

あたり一面に漂っている。

まるいほこりのくうきのけんじゅう。

銃口をばすしと向けている。バスの停留所で女の子達が三つ編みになっている。

偏西風である。

風がこぼれ落ちている(ワイングラスから)それはワインボトルからワイングラスへの経路における偏西風がワイングラスからこぼれ落ちているということを意味します

私は生徒会長

私は生徒会長

ゆくゆくは自民党総裁

ゆくゆくは自由民主党総裁でしけいせ

しけいせ

しけいせをかんがえているとちゅうでわたしはどうにも肩が分裂してしまい肩が四十肩になって四十個の肩が肩の上にのかっている。

その肩に三十八本の義手を装着して、私は手を振り回すまるで千手観音が時計の針だったら時計の針が千本あることになるけれども、それはまあそういうことも

「あるさ」と私は呟きました

つぶやいたのであった

つぶやいた

はまぐりはまぐりアニマルはまぐり

カッターナイフで切り裂いた割には、上手に手術

私は医者になりたいらしい男の子を、ためしに殺してみた

さて、この男の子は将来医者になっていたはずである。だとしたら、私は、この男の子に将来命などを助けられる人間全てを敵に回したり、彼らの余命を縮めたり、したことになるのであろうか私には

「わからないなあ」とつぶやいたら風が口の中へ入ってきて、

口の中には鼻の穴があったので鼻の穴のなかへ食べ物が入って行った

ああって思った。

ああって思った。

「伊藤舞、なにしているの?」とあたしが呼ばれる言葉によって呼ばれるなんだろうか?

「伊藤舞、ちょっとこっちまできてよ」と佐藤優衣先生が唾を飛ばしながら言った

「なんすか」とわたし「なんすか」

「関西大学、合格していたわよ、伊藤舞やったね」と佐藤優衣が

「ふーん」と私はつぶやいて、他人事の気分を味わったたばこのあじがとてもにがくって口の中にひろがって緑色の気持ちがああ家に帰ってドラクエやりてえまんこ

と思っていると、

「伊藤舞、やったじゃない」

「今夜全ての伊藤舞が喜んでいるに違いない」私は思った。

思ったことを呟いた。

「関西大学ってどこですか?」

「しらんのかーい」と佐藤優衣がずっこけたので

頚椎を踏み砕いてやった後

わらった

「ふへへ」

「な、な、なんてことをしてくれたんだ!」と隣に棒のように立っていた、山緑力雲先生が驚いて驚いていなかった。

「しんだ?」と私は呟いた

「だれが?」と山緑が言った。

あ、言い間違えた

「だ、だ、だれかー!?」と山緑は叫び声をあげたので

そんなに大声をあげますと

わたしは、おもっていることを途中で放棄した

「さてさて、私はせっかく合格したのだ。せっかく合格した関西大学まで行かなくては(ごそごそごそごそ、落ちていた財布からお札を取り出してポケットに入れた)。いってきます、佐藤先生、山緑先生いってきます」

「いってらい」と別の佐藤先生が見送りの挨拶を述べた。


そして、私は、鹿児島県から新幹線に乗って新大阪まで行って、それでいろいろあって四年間キャンパスライフルをぶっぱなした。ライフルをぶっぱなしていると面白いことにそこにいた人々の多少はぶっっったおれて、


それはともかく、四年後、私は学位を授与されて、関西大学を卒業いたしました

そして、なんとなくそのまま関西大学の職員試験に申し込んで、採用されなかったので


「しかたないなあ」


私はつぶやいた。


「もうにげもかくれもしないよ」と私は呟いた

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