学校側は、遠藤が持参した証拠をもとに、いじめを行っていた生徒たちを呼び出し、厳重な指導を行うことにした。校長と担任の教師が、いじめの加害者たちを前にして言った。

「この映像を見て、あなたたちは何を感じますか？これがもし学校外に流れたら、あなたたちの未来はどうなりますか？」

生徒たちは明らかに緊張し、顔色を変えた。一人が言い訳をしようとしたが、校長は静かに手を挙げた。「いいえ、言い訳は不要です。この行為は許されません。あなたたちがこのままいじめを続けるなら、休学を含む厳しい処分が下されます。改心し、謝罪することが求められます。」

生徒たちは互いに顔を見合わせ、不安を抱えながらも、謝罪するしかないという雰囲気になった。

その様子を見ていた小林は、自分が学校で孤立していたことを思い出し、胸が苦しくなった。しかし、教師たちのサポートがあることで、少しずつ心が落ち着いていった。

校長は、小林に向かっても言葉をかけた。「あなたは今、正しいことをしている。これからも一緒に支えていくから、安心してほしい。」

橋本と遠藤は、少し距離を置いて様子を見守った。彼女たちの行動が、少しずつでも学校を変えていくことを願っていた。

しかし、いじめが完全になくなるとは限らない。もしこの対策が効かなければ、再度行動を起こす必要があることを二人は心に決めた。

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