第2話
陽光は高く、さんさんと地面を照らしている。
馬車の小窓の外に見えるのは、収穫をもう少し先に迎えるこのあたりの農地の特産物。遠くの方に見える山々まで、濃い緑がのびのびと葉を広げ、一心に日の光を浴びている。
馬車がすれ違えるように広くとられた道は、けれど車輪が小石を踏みガタガタと揺れる。
道の先に塀が見えてきた。向かう先は、古いがしっかりとした城壁のある、小さな街。街に近づくにつれ、農地の合間合間の家もポツポツと密度を増していく。
「お嬢様、見えてきましたよ」
「ええ。コレットはこの先の街には行ったことがありまして?」
「侍女になりたての頃に一度。小さな時でしたのであまり覚えはありませんが……子どもが一人でウロウロできるぐらいには、治安のよい街ですよ」
「たしか、この国の王家……エルヴェシス王家の保養先でもあるのよね。治安がいいのも頷けるわね」
なんとなしに外に向けていた視線を閉じ、マドロンは小窓を閉じた。
隣に座る侍女のコレットに手を差し向け「手紙を、」と一言告げると、コレットは膝の上にのせていた小さな包みを開き、丁重に折りたたまれた手紙をマドロンに渡した。
先日、ラシーヌ家に届けられたナゼール・E・エルヴェシス第二王子からの手紙。マドロンとの婚約を希望する手紙。マドロンに届けられた物はナゼール王子直々の手紙だった。マドロンの父の元には、現国王からの正式な申し入れが届けられており、ラシーヌ侯爵家はちょっとした騒ぎになった。
「それにしても、第二王子からの申し入れなんて! やっぱりマドロンお嬢様にはそれぐらいでないと!」
「気が早くてよ。公爵家にも辺境伯家にも年頃の令嬢はいますし、側室に、ということかもしれませんわ」
「わざわざ本人から直接手紙が届いているのに、ですか?」
「可能性の話よ。エルヴェシス王家の歴史の中には、確かに侯爵家や伯爵家出身の王妃や王配もいますが、殆ど時期的な問題でしょう」
「公爵家から選ばないといけないなんて王律もありませんよ」
「不文律はあるかもしれないでしょう」
手紙に目を通しながら、マドロンは考える。コレットはあれやこれやと言いたそうだったが、マドロンが手紙に集中していたので、結局、口を閉じた。
ナゼール王子の手紙には、マドロンを婚約者として迎え入れたい、けれど、マドロンの意思も尊重したい。一度、会って話せないだろうか、と綴られている。なめらかな筆致の手紙の端には、小さな花の絵が添えられていた。青いリシアンサスの花。基本的な学業だけではなく、様々な本も読み込んだマドロンにはその青いリシアンサスの花言葉も知識としてあった。いくつかあるが、ぱっと思い浮かんだのは「あなたを想う」。
(熱烈な告白と受け取っていいのかしら。それにしては、細やかね)
マドロンは手紙を折り目の通り閉じると、コレットに返した。コレットは、手紙を元のように包む。この手紙の後、マドロンからは話だけなら、と返し、それにではいつ頃のどこで、と戻ってきた。それが、今日の今向かっている先。
気づけば、ずいぶん遠くに思えた街なみが近づいてきている。赤煉瓦の屋根がいくつも見えておりーーそれを超えた先。一つだけ、緑屋根が見えた。屋根の大きさからして、あれこそが王家の 保養先の建物だと推察できた。
「コレット、貴女、ナゼール王子のことはどれだけ存じているかしら」
「私はあまり……。エルヴェシス王家のご子息と言えば第一王子が有名で、第二王子のナゼール王子は大きな式典でも無い限りご出席されないとか」
「私も、第一王子と第三王女の話の方がよく聞くぐらいだわ。病弱という噂はないけれど、あまり表に出てこない……まあ、昨年、王都の学園に入学されたばかりですし、公務から離れていたと言われても不自然ではないのですけれど」
「何か気になることが?」
コレットに尋ねられて、マドロンは疑念を口にすべきか悩んだ。
ガタリと馬車が一度、大きく揺れ、振動の質が変わった。ガタガタと車輪が石畳を踏み始めたのに合わせ、馬車に込められた魔法が発動する。振動はより小さくなり、物音も静かになる。マドロンはしばらく考え込み……小さく、自分の中にある蟠りを舌の上にのせた。
「ナゼール王子がお忍びで、ラシーヌ家の領地に何度か訪れたことがある……と。そんな情報があるのよ」
マドロンの疑念に、コレットは首をかしげる。何が不思議なのかと問えば、マドロンは細く息を吐き、カタカタと揺れる馬車の中で、ここ数日抱えていた答えのない問いをコレットにも告げた。
「他の領地にも、ということであれば、“外出”がお好きな方、で捉えられたのだけれど、ラシーヌ家の領地の、それも邸宅がある街にばかり噂があるの。アレクサンドルが集めた情報だから間違いは無いでしょうし、ノエルもそれらしき人を見たことがあると言っていたわ。ラシーヌ家の直轄地にだけ、よ。それも、ここ最近の話でもないみたい。けれど、我が家にも話が来ないほど徹底的に秘密裏に訪れていた。コレット、ここまでで思うことは?」
「マドロンお嬢様かノエルお嬢様を見に来ていたのでは?」
「それが事実だとして、何故、今になって、私の方に手紙が来たのかしら?」
「社交デビューをお待ちになられていたとか」
「王家の婚約者捜しともなれば、もっと早いうちからになるでしょう。あと、街中で会うならノエルの方が確率が高いわ」
「ノエルお嬢様は10の時にはバシュラール家と婚約が決まりましたから」
「バシュラール家は辺境伯だし、婚約が決まったといえども正式にはお互いに社交デビューを迎えてから、となっているでしょう。王族ならまだ口を挟める段階よ」
「なら、マドロンお嬢様を探されていたんですよ!」
「実際に会ってみたいと一言、“お願い”するだけでいいのに、わざわざ遠目で?」
「あ、確かに……」
コレットがうーんと腕を組んだ。いい案が思い浮かばず、マドロンがどう考えているのかと伺ってみるが、マドロンは首を横に振った。マドロンも、これと言った心当たりがあるわけではなかった。
「暴力的な噂はないし、会うと言っても貴女と、護衛の騎士もついてきているし、いざとなればどうとでもできるでしょうし、会うだけ会ってみなければわからない、というのが結論よ」
「そうですねぇ……あ、そういえば、ノエルお嬢様はこの件についてなんと?」
馬車がまた大きめに揺れて、止まった。少しして、扉がノックされた。到着しました、と声をかけられて、コレットは扉を開ける。踏み台が下ろされまずはコレットが先に降りる。
どうぞ、とコレットに促されてから、マドロンがそれに続いた。
しばし、薄暗い場所にいた目には、日差しが明るすぎた。マドロンは目を細めながら、そうとその場に足をつけた。
白い光が眩しく、しばしきゅうと薄めになっていたが、どうやら、眩しいのは空から降り注ぐ光が、建物の白に反射してより強く、あたりを照らしているからだとわかった。
2,3度瞬き、ようやく、白い外壁の建物をまっすぐに視界に納められるようになった。
王家所有の建物だが、傍目からにはただの大きめのお屋敷としか思えない。しかし、よくよく見れば、様式が数世代前の建築様式にもかかわらず、外壁から窓枠、屋根に至るまで丁寧に手入れされている。植えられた木々も綺麗に刈られており、この屋敷の彩りに花を添えていた。今のエルヴェシス王家に健康に関する悪い噂はない。つまり、この屋敷もあまり使われていないはずだが、つい先日慌てて掃除しました、というような廃れは見受けられなかった。
「マドロン・C・ラシーヌ様ですね。お待ちしておりました。ご案内いたします」
マドロンが辺りをざっと検分したところで、屋敷からクラシカルなメイド服に身を包んだ妙齢の女性と、同じ年頃の男性執事がマドロン達を迎えに来た。
随行していた騎士とコレットを後ろに、マドロンが一歩前を進む。
案内人から数歩遅れで、後をついて行く。こそりと、コレットがマドロンの耳にだけ届くように、先の疑問をもう一度発した。
(結局、ノエルお嬢様はこの件について何かおっしゃっていたのですか?)
風の魔法を発動させて、マドロンも同じようにコレットにだけ聞こえるように、返した。
(“そう心配することもないんじゃない? 大丈夫だよ”ですって)
出立前日、二つ下の妹に考えを伝えて返ってきたものは、実にあっけからんとしていた。後ろにいるコレットの空気が、明らかに緩んだのを感じながら、マドロンは単純ねぇ、と肩を竦めた。もっとも、マドロン自身、ノエルのあっさりとした回答に杞憂を減らされた自覚はあった。
(まあ、ここまで来たらなるようになるしかありませんわね)
歩くこと少し。案内人の従者が一つの扉の前で止まり、軽く扉を叩いた。
「ナゼール様。お客人をお連れしました」
入ってくれ、と中から声がかかり、従者が扉を開けマドロン達を中へ案内した。
さて、相手はどのような人物なのか。マドロンは今日まで抱えていた様々な物を、一旦、思考の奥底にしまい込んで、まっさらな気持ちで向かい合おうと、その部屋に足を踏み入れた。室内には三人の男性がマドロン達を迎え入れた。一人は、マドロンと入れ違いで退室したが、残る二人は一歩、マドロン達に歩み寄る。
先を歩くプラチナブロンドの男性の服に、王家の紋章を見て取ったマドロンは、彼の顔を見て少しだけ、驚きを見せるが……なるほど、と、同時に納得もあった。
「この度はお招きいただきありがとうございます。マドロン・C・ラシーヌです」
「こちらこそ。わざわざ遠方までお越しいただきありがとう。私がナゼール・E・エルヴェシスだ」
マドロンの挨拶に会わせ、ナゼールも名乗る。続いて、互いに連れてきた従者の紹介も軽く済ませた。
最低限の紹介を終えると、ナゼールに勧められるまま、マドロンは一人がけソファに腰掛ける。コレットと騎士はその数歩後ろに控えた。ナゼールがマドロンの正面のソファに落ち着くと、ナゼールの側近も、コレット達と同じようにナゼールの後ろに下がった。
礼のために伏せた眼を開き、改めて正面から、不自然に思われない程度に相手を見つめる。襟足を少しだけ伸ばす程度のプラチナブロンドは、丁寧に手入れされているのだろう、昼の光だけでもキラキラと輝いている。目鼻立ちは先日の社交界で目にした子息達とは一線を画すほど整っている。王族でなければ、どこかの劇団の主演を張っていてもおかしくはないだろう。瞳は淡い褐色で、服も白を基調としているためともすれば儚さすら抱かせてもおかしくはない色合いだが、しかし、さすがに年頃の男子というべきか、控える騎士ほどではないが、肩幅はしっかりとしている。
だが、マドロンが驚いたのはそこではない。
彼の顔には、ある装飾があった。
眼鏡。
深いグリーンの縁に、テンプルと呼ばれるつるには、ツタ植物の装飾が施されている。
ツルにかける形で、眼鏡チェーンが垂れ下がっている。
「生まれつき目が悪くてね。不快であれば外そう」
「必要ありませんわ。私も物心ついた頃からかけていますもの」
眼鏡の智の部分を指先で触れながら、マドロンはにこりと微笑んだ。ナゼールも、形のよい唇で弧を描いた。
こん、と一つのノックの後、扉が開く。先ほど、マドロンと入れ違いで部屋を出た男性がナゼールとマドロンの前にソーサー、カップを並べ、ポットから紅茶を注ぐ。砂糖やミルクはどうするか尋ねられて、マドロンはどちらも不要だと返答した。
カップの取っ手を摘まみ、紅茶の香りと共に一口、口をつけた。
「ラシーヌ領の物と比べていかがかな?」
「あら、意地悪なご質問。こちら、王家御用達のユベール領の一級品でしょう」
「好む者が多いというだけで、ラシーヌ領も負けてはいないと思っているよ」
「それは嬉しいお言葉ですわね」
マドロンがカップをテーブルに戻す。いつの間にか、ナゼールも紅茶を飲んでいたらしく、すでに半量ほどになっていた。
「さて……年も近いし、何より、私が堅苦しいのは苦手でね。楽に話をしよう」
ナゼールが少しだけ体勢を崩した。マドロンも少しだけ身体の力を抜いたが、姿勢は崩さない。代わりに、ナゼールの目を見つめて、手紙の件は以前返事を送ったとおりだと告げた。
ナゼールが小さく頷く。
「まずは話だけ、だったね。これだけは、間違いなく伝えさせてほしいから先に言ってしまうが……マドロン嬢。私は貴女を正室として迎え入れたい。それぐらい惚れ込んでいる。こうして相対して、その思いは強まった」
「理由をお聞かせ願っても?」
マドロンの要求に、ナゼールは小さく頷いた。
「ラシーヌ家の三兄弟の噂話は耳にしていて、ずっと興味があったというのはあるが……決心したのは、先日の社交界だ。眼鏡を理由に婚約を破棄されようとも、多くの子息令嬢に揶揄されても、何ら恥じることはないと自信に満ちた姿。……恥ずかしながら、私には今までできなかったことで……ラシーヌ嬢、貴女の芯の強さに、感服した」
静かに耳を傾けるマドロン。窓縁に小鳥が止まり、何かと部屋の中の様子を伺うように首をかしげた。空は青々と、日は高く、小さな雲がゆっくりと流れている。それと同じぐらい、静かに、ゆっくりとした時間が応接間にも流れている。
「私の目は……色を正しく捉えられない。皆が見ている色と違うように見える。色の違いは魔法でも矯正が難しいからと、眼鏡を要求したが……認められたのは、12歳になった私が毒の入った食物を誤って口にしてしまって、ようやく命に関わるからと食事の時だけ認められた」
ゆっくりと息をつき、紅茶で口を潤してからナゼールは話を続ける。
「この国では、上流階級になればなるほど、眼鏡に対する忌避感が強くなる。眼鏡をかければ片付く問題でも、恥だからと魔法で対処して、そうしてその魔法しか使えず“蒙昧の者”なんて揶揄される。馬鹿げた話だ。そう思いながらも、私は抵抗できずに許された時以外は眼鏡をかけてこなかった。……社交界で、貴女を目にするまでは」
ナゼールの瞳のヘーゼルが少し濃くなった。柔らかく笑みを浮かべていた唇は、きゅうと一の字に結ばれる。腹の前で緩く組んでいたナゼールの手に、微かに力がこもっているようにマドロンには見えた。
「貴女にとっては、頼りないと見えるかもしれない。けれど、もし、貴女がこの先も眼鏡をかけて胸を張り続けるというのなら、私はその隣で、共に歩みたいと思った。今できることで、最善が何か考えたときに……“第二王子の婚約者”という立ち位置が一番貴女を守れるのではないか、と思ってね」
最後に、ナゼールは完全に自分都合だよ、と話を締めくくった。
王子の従者が紅茶を注ぎ足す。薄い湯気がゆらりと昇る。話を聞き終えたマドロンは、なるほどと納得すると同時に、この婚約話をどうするか、ということを考える。
王家のエルヴェシス家から侯爵家のラシーヌ家へ、ナゼールとマドロンの婚約を結ぶという令状が届いている。それはつまり、マドロンから一方的に断ることはよほどのことでないとできない、ということだ。
おそらくだが……今この場で、マドロンが婚約を拒否すれば、ナゼール側から取り消しをしてくれるのであろう。自分都合だと肩を竦めたナゼールは、拒否されても受け入れるという姿勢を見せている。
つまり、異様なことではあるが……王家との婚約という重大な事柄を決めるのは、今この場のマドロンということになる。
どうするか。マドロンは少しだけ思考を回すが……すぐに、考えるまでもないと目を閉じた。そうして、ただ一言。
「それでは、せいぜい利用させていただきますわ」
微笑み、婚約を受諾したマドロンに対し、ナゼールはあっけにとられたように目を見開いた。いいのかい?と問われたが、マドロンにしてみれば、何も拒否する理由がなかった。
眼鏡をかけているだけで、からかわれたり、もっと言えば馬鹿にされるようなこの貴族社会を変えていきたい、という願いが一致している。幼い頃からのマドロンの願いと、ナゼールが立ち向かおうとした方向が同じ。それだけで十分だった。
「拒絶する理由がありませんもの。私も眼鏡をかけているというだけでハンデを背負う仕組みを変えていきたい。ナゼール殿下に対して悪い印象はない。お伺いした話の内容にも納得がいった。他に理由が必要でして?」
「いや……嬉しいよ。ありがとう」
肩の力を抜くナゼール。ナゼールの後ろに控えていた従者二人も、どこかほっとしたように、少しばかり表情を緩めている。
それじゃあ、とナゼールが従者に指示を出す。従者が一礼をして、マドロンとナゼールの間の机に小さな箱を置いた
「正式に婚約者になった者に渡される物だ、受け取ってほしい」
差し出されたそれを受け取り、箱を開ける。箱にはヘーゼル色の魔石が一つ。石にはかなり高度な魔法がかけられているとマドロンは読み取った。これは、とマドロンが内容を確認する前に、ナゼールがその物の効果を説明してくれた。
「王室の身分証明石だ。後はマドロン嬢が自信の魔力を込めるだけで、登録される」
「あら、よいので?」
「婚約する者への習わしだ。相応しいと認められれば出入りできるところも増えるし、逆であれば石が砕け立ち入りできなくなる。王城の一部と、この屋敷には好きに出入りできる」
「こちらもですか?」
「ああ。奥に転送装置があって登録も済ませている。この屋敷は私が好きに使える場所だ。マドロン嬢も必要であれば部屋を用意しよう」
「嬉しいお話ですわね。同時転移は何名まで?」
「今のところは本人含めて3名だ」
十分、とマドロンは笑みを浮かべた。魔石の加工に制限があるか確認したが、三分割までで好きに加工していいと言質もとれた。最低限の確認を済ませ、マドロンは石に自分の魔力を通した。くすんだ赤みを帯びた黄色が、じょじょに青みを帯びていく。赤みが青みに変わり、黄色と混ざっていく。最終的に、若草色になって変化が止まった。
マドロンは箱の蓋を閉じ、自分の膝の上に移動させた。
「受け取らせていただきました。それでは、今後ともよろしくお願いいたしますね?」
「こちらこそ」
ナゼールとマドロンが互いを見つめ微笑む。こうして、ナゼールとマドロンの婚約は成された。
窓の向こうで羽を休めていた青い小鳥が、祝うかのようにぴちゅりと鳴いた。
続く
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