法律は死んだ
法律は死んだ。我が校では法律が死んだのだ。
厳密に言うと、『チャイムが鳴っている間だけ法律が適用されない』だ。
本当に信じられないが、こんなとんでもない馬鹿野郎、それも相当暇な奴が考えたようなことが現実になっているのだ。当然、ふざけるな、と言いたくなるがこれは決まりなのである。
たかがあの時間、チャイムが鳴っている間の時間なんて…と思うかもしれないが、この時間で人を殺すことは可能だ。だからもちろん発生する。殺されそうになれば当然防衛をするわけであってその手段もやはり殺すことである。よってこの学校ではチャイムが鳴り始めて鳴り終わるまで、生徒や担任教諭が椅子や机、ハサミなどの文房具を駆使し戦う。ついには教頭、校長までもが参戦し、血みどろの戦闘を繰り広げる。
馬鹿か。本当に。
読めたもんじゃない 隣乃となり @mizunoyurei
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