人物設定#2
本日は人物の詳細のみです。明日はまた続きを投稿したいと思います
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ベートン家(弟) 家紋:丸に碇
↪︎ノーブル・ベートン
ベートン家の次男。恰幅の良い体型をしているがまだ30代と比較的若く馬にも乗れ、それなりの武芸も嗜んでおり自身の身を守る程度は難なくこなすことができる。ベートン騎士爵家の利権を全て手中に収めてサラマンド子爵領内における貿易の手綱を握る事を目標としている。彼の温厚な性格から付き従うものは多く、次男にもかかわらず長男のハーレーに対する十分な対抗馬となり得ている。
↪︎エリー・ベートン(エリー・キャラハン)
ノーブル・ベートンの愛娘にしてルイ・キャラハンの妻。産まれてすぐの頃にかかった熱病で視力を失ってからは常に乳母が側に居て、家を上げて大切に育てられてきた。性格は天真爛漫でいて分別があり父譲りの穏やかさも兼ね備える。世が乱れ始める頃に育った為、父の方針で教養や学問に通じており内政に関しても学べばすぐにモノにできる。一方で甘えたい年頃も学問に費やした為、時折年相応の少女の部分が顔を覗かせる
1,ナタリー・セネット
ノーブル・ベートン家随一の武官で家中で彼女の右に出る者はいないほどの女傑。馬上での弓を得意としており短弓の使い手。戦場では赤い燃えるように髪をなびかせて軍の先陣を切る様は『戦乙女』と呼ばれ兵士達の憧れの的になっている。また、主君であるノーブルの一人娘であるエリーに並々ならぬ感情を抱いており、友人以上恋人未満の感情を抱いていたがエリーが嫁ぐことが決まりこの複雑な感情に悩まされることになる。しかし、エリーの幸せそうな顔を見たことで諦めをつけた。ただ、それから軍務一筋になり訓練の量が倍近くなった兵士達の負担が急増したのは公然の秘密だ。
ベートン家(兄) 家紋:碇に四角
ハーレー・ベートン
ベートン家の長男にしてオーレンファイド城の城主。父の残した資金力を元に独自の勢力基盤を作り上げており、イエスマン以外の家臣を徹底的に排除し忠義という言葉は信じない。そう言うわけで金になびく者のみを信頼し指揮官や官吏を全員すげ替えた。弟を溺愛する父を殊の他嫌っており父であるノイシュが病に倒れた時にこれ幸いとばかりに家臣団を掌握し、父を孤立させた。弟であるノーブルはその事を早くに察知し穏健派と呼ばれる家臣達をまとめてヒューズ城へと逃げ出している
・ドーガ
ハーレーが唯一信頼する武官でありノイシュの代から仕える旧来の家臣。禿げ上がった頭と背中に背負う平たい大剣であるグレートソードが彼の特徴でよく剣のつかを扉に引っ掛けている。兄王と王弟が和解する前の王都決戦にも参戦しており歴戦の勇士として王国にもその名が轟くほどの豪勇である。
ハーピー家 家紋:天使の羽を乗せた天秤
↪︎ランド・ハーピー:父
大富豪としてのハーピー家を一代で築き上げた男。常に損得勘定でしか物事を見ておらず自身にとっての価値でしか世界を見ていない。キャラハン家の内情と同様に二人の息子に城を預けてはいるがそれ以外に信用のおける者がいない為である。自力で立ち上がることができないほどの巨漢で妾達に支えてもらわなければ立っている事もままならない。現在の実務はほとんどを長男のビルドに一任しており、ランド自身は半生で稼いだ金を使って豪遊生活を送っている
↪︎ビルド・ハーピー:長男
ハーピー家の長男にして家の実務全てを取り仕切る単眼鏡をかけた神経質そうな男。販路の拡大から家計の管理まで全て彼一人の差配で行っている。ハーピー家に使える文官武官達も本来の当主であるランドには聞かず先にビルドに聞くことにしている。
↪︎クルト・ハーピー:次男
ハーピー家の次男にしてシーバル城の城主。兄であるビルドに押さえつけられていた期間が長く、その抑圧された環境故に父や兄を超える大富豪を目指しており、地に足つけた商売を得意としており領民感情も比較的友好的で安定した治世を敷いていると言える。しかし、彼らと同様に金にはがめつく利益追求には余念がない。ルイとの協力関係は利害の一致からでありなんならクルトは面倒な隣国領主だと認識している
ウォーデン家 家紋:リンゴを噛む蛇
↪︎キース・ウォーデン
元ルカント城の城主。本来の主君でありルカント城主であった騎士を殺して秘書官の立場から城を奪った謀略家。根回しや陰での暗躍に長けており秘書官に上り詰めるまでも多くのライバルを蹴落としてきた。しかし、その陰湿さを部下達や領民から唾棄されており、本人も集団を導いていくトップとしては欠けている部分がある事を自覚はしている。しかし、そうはいっても乱世においては人間性なんぞより実力が全てであると信じており自身の治世には目を向けず人間性ばかり否定する周囲に辟易し愚か者と見下していた。そうした周囲との亀裂もあり焦りからルイの計略に見事にハマり城を奪われる結果となった。彼自身は単身逃走に成功しており再起を図るべく旧友の元へ身を寄せようとしている。
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