ひょっとして私の舌は遺伝的にテングザルと同じなのか?

 私は苦い食べ物、例えばゴーヤやビールのホップなんかが割と好物なのだが、こういうのが苦手で食べられないという方も多いと思う。

 私自身は全く平気なので、この違いがなんなのか小さい頃から疑問に思ってきたが、どうやら遺伝子とも関係があるようだ。

 日刊工業新聞者の「トコトンやさしい香料の本」によると、日本人の中には遺伝的にキャベツやブロッコリーに含まれる苦味成分「フェニルチオカルバミド(PTC、フェニルチオ尿素とも呼ばれる)」の受容体を持っていない人が約一割いるらしい。

 京都大学とインドネシアボゴール農科大学の共同研究によると、テングザルなどの「葉食ザル」はこのPTCに対してほとんど苦味を感じないので葉っぱばかり食べても平気ということだそうだ。

 ひょっとして自分はこれなんじゃ、と思ったが、どうやったら検査できるのだろうと思って調べてみたらアマゾンで「フェニルチオ尿素遺伝的味覚検査用試験用紙」なるものを発見!

 これは胸熱、長年の疑問が解決されるかもしれない。

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