日常の傍で

豊原 あけみ

第1話

私の名前は柚木蛍今日は高校の入学式だ

地元の中学の奴らとおんなじ高校が嫌でわざわざ親に頼みこんで偏差値を20以上もあげて

田舎から東京に上京して無理やり入った高校だ

まぁぶっちゃけ自分で言うのもなんだが私は恐らく性格が相悪い部類に入るだからここでも

恐らく友達はそうそうできないしそもそも作るつもりもない(死亡フラグ)

そう思っていた・・・

入学式が終わりそれぞれの自己紹介タイムも終わってひと段落した時ある同級生が私に話しかけてきた

同級生)あなためっちゃ可愛いね!

蛍)(ん?えっ?いきなり?!)

唖然とする私を前に続けて彼女は・・・同級生)シャンプー何使ってるの?あと洗顔とボディーソープと化粧水と乳液とパックと美容液とリップとーー

蛍)いや多いわ!

同級生)でっあとあと

蛍)いやまず名乗りなさいよ!

同級生)えっ?自己紹介の時名乗ったよ?

蛍)いちいち覚えとらんわ!

同級生)も~仕方ないな一私の名前は奥野田秋葉!

これからよろしくね!

蛍)あ一奥野田秋葉ちゃんね・・・これからよろしく…

(いやキャラ濃すぎ〜なに?!進学校って確かに変わった人多いイメージなんとなくあるけどえっ

?!これが当たり前なの?!私が知らないだけで普通にこうゆう子1人は居るもんなの?!)

秋葉)それでそれで話戻るけど・・・

蛍)ちょっと待って私そもそもあなたと出会ったばかりで友達でもないんだけどてゆうか答えるのめんどくさいしそれに…・私がそう言いかけたその時・・・秋葉)えっ?じゃあ友達になればいいってこと?

蛍)えっ?

はぁーここまで言われて友達になろうとするか

?!普通!!メンタル化け物かよ!

秋葉)じゃあこの書類にサインを蛍)へ?サイン?

秋葉)あっ!印鑑じゃなくても別にいいよ!

蛍)いやいやいやそこじゃなくて!そもそもなんの書類にサインさせようとしてるの?!

秋葉)友達になるんじゃないの?

蛍)いやいやいやいやそもそも私はあなたと友達になるつもりなんて全くないんですど?!

秋葉)も一照れちゃって一そんなに私と友達になりたかったのねえー

蛍)だから無いたってるだろ!きこえねぇのか!

そう言った途端いきなり・

秋葉)そうだよね・・・私と友達になんかなりたくないよね・・・

蛍)????????

秋葉)グスン・・・そうだよねごめんね・・・いきなりこんなこと言っちゃって・・・

蛍)あぁいや・・ちょっ・・

同級生)ねぇあの子初日から女の子泣かせてる〜

同級生)ほんとだやば一笑

蛍)あぁーもう!友達になってやるから!

一旦落ち着け!

秋葉)ほんと?!

蛍)泣き止むのはや!てゆうか嘘泣きかよ!

秋葉)じゃあこれかれよろしく!蛍ちゃん!

蛍)えっあっ!

秋葉)じゃあ放課後早速遊びいこっか!

蛍)ちょ!

秋葉)JKらしく渋谷とか行っちゃう?

蛍)うんそうしよっか……

(こりゃ何を言ってもダメだみたいだ…)

こうして色々と今後が不安な私の高校生

生活が幕を開けた

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日常の傍で 豊原 あけみ @SIE322

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