貴方は今何をしている?
莉久は今何をしているだろうとふと思うことは多々あったが、今日ほど強烈に思う日はなかった。その事もあってなのか気がついたら莉久に電話をしていた。
「もしもし、嵐臥?」
「よう、莉久」
「急に電話して来たけど何かあった?」
「特に理由は無い。今何してるかなと思ったから」
「そう、僕は今お風呂から上がったばっかりだよ」
「お!奇遇だな俺もだ」
「お揃いだね///」
「……そうだな///」
ちょっと照れながら言われるとこちらも照れてしまう。
「……」
「……」
「ら、嵐臥は、今日何かあった?」
今日と言っても普段の休日となんら変わりないものだった。
「今日か、あ!あった今日の鍋のスープがさぁ旨辛スープだった」
「嵐臥って辛いの行けたっけ?」
「もちろん駄目だった」
「駄目だったんだ」
「ちょっとした刺激じゃなくて、本格的な奴、あの〜いつもテレビでやってる?激辛完食みたいな感じになった」
「嵐臥が1番苦手なヤツだね」
「そうなんだよ、結局家族みんな食べれなくなったから味薄めて食べたんだよ」
といった事をなど2人で話し合っていると、小一時間経っていた。
「そろそろ切るわ」
「……うん」
「おやすみ」
「おやすみね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます