貴方は今何をしている?

莉久は今何をしているだろうとふと思うことは多々あったが、今日ほど強烈に思う日はなかった。その事もあってなのか気がついたら莉久に電話をしていた。


「もしもし、嵐臥?」

「よう、莉久」

「急に電話して来たけど何かあった?」

「特に理由は無い。今何してるかなと思ったから」

「そう、僕は今お風呂から上がったばっかりだよ」

「お!奇遇だな俺もだ」

「お揃いだね///」

「……そうだな///」

ちょっと照れながら言われるとこちらも照れてしまう。

「……」

「……」

「ら、嵐臥は、今日何かあった?」

今日と言っても普段の休日となんら変わりないものだった。

「今日か、あ!あった今日の鍋のスープがさぁ旨辛スープだった」

「嵐臥って辛いの行けたっけ?」

「もちろん駄目だった」

「駄目だったんだ」

「ちょっとした刺激じゃなくて、本格的な奴、あの〜いつもテレビでやってる?激辛完食みたいな感じになった」

「嵐臥が1番苦手なヤツだね」

「そうなんだよ、結局家族みんな食べれなくなったから味薄めて食べたんだよ」


といった事をなど2人で話し合っていると、小一時間経っていた。

「そろそろ切るわ」

「……うん」

「おやすみ」

「おやすみね」

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