東方大戦録

@nunepi

第1話・新たな世界へ

「おいおい,いつも言っているじゃないか」

「勝手に居間には上がらないでくれって」

 と,ほざいているやつは森近霖之助さん。この香霖堂の店主だという。

 私は「博麗 霊夢」この幻想郷唯一の巫女よ。

「おーい霊夢〜誰に話してんだ」

「別に誰にも話してないわ」

「あなたの気のせいじゃない?」

「・・・」

 彼女は「霧雨 魔理沙」彼女はよくわからないキノコを取ってきたりと自由気ままな魔法の森にある霧雨魔法店に住んでいる魔女。

 魔女というほどだから魔法は使える。まぁ私よりは弱いけど。

 ドン,ドン,ドン

「誰か来たな。霊夢,魔理沙大人しくしといてくれ」

「いらっしゃいま…」

 ドッカーン

 なに!

「霊夢〜空がそらが〜」

 と,叫んできたのは「レミリア・スカーレット」のメイドの「十六夜 咲夜」

 どうしたのよ咲夜

「空が,空が」

 と咲夜が言った瞬間

 ドっかーん

 香霖堂の屋根が吹き飛んだ。空を見るとそこには

『巨大な奥がないような穴が出現していた』

 その穴はどんどん幻想郷の物を吸い込んでいった。

 そしてそこからの記憶は無くなった。


【1939年 9月1日 ドイツ】

(ここはどこだ?

この服装は?

なんで銃なんて持ってるんだ?

ていうか銃なんて聞いたこともないのになんで知ってるだ?)

兵隊(以下兵)「キリサメ小隊長‼︎」

兵 「各兵準備終了しました。」

「キリサメ小隊長!?」

兵 「どうされましたか?」

ハ・・・

(そうだ私はドイツ軍第7小隊の隊長のマリサ・キリサメだ)

「いや,なんでもない」

「よし,皆トラックに乗れ‼︎」

運転手「キリサメ小隊長 出発します」

「うむ、頼んだぞ‼︎」

道なき道を走り30分

前戦 「キリ、サメ小隊、長あと何、分で到着で、すか?」

無線機からは途切れ途切れの通信が聞こえてくる。

「こちキリサメ、前線にはあと30分で到着する」

前戦「了、解で………」

プッツ

「おい‼︎聞こえるか‼︎応答しろ‼︎」

「くっそ‼︎」

マリサは無線機を床に叩きつけた

兵「どうしましたか?」

「前戦の兵と連絡が途切れた」

運転手「まもなく前戦付近で」

声が途切れた瞬間運転席の窓のガラスが割れ運転手から血が噴き出た。

「まずい‼︎ 皆いますぐ降りろ‼︎」

「狙撃手だ‼︎」

皆が車から飛び降りる中、茂みの奥から弾幕の嵐、そして約2倍の敵兵

「早くMG42で応戦しろ」

兵「MG42がありません」

「ちゃんと確認したか‼︎」

兵「確認しましたがありません」

「まずい、積み忘れたか」

「このままじゃ」

マリサはこの時初めて死の間際という恐怖を感じていた。

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