第7話

毎日牢獄生活1日目(本当は4日目)

ライゼンハルト卿の依頼を受けた昨日。

リクエラさんに与えられるだけの情報を伝え、その後も宿屋にある俺の愛用のペンをスキルで動かしてナクティス達と連絡を取り今後の方針を決めた。

領主によりギルドメンバーとの面会も監視付きで許可されたがこの連絡方法があれば必要ない。

しかし彼らはわざわざ俺の顔を見に来てくれた。

面会時間は10分ほどで個別でという条件付きだったけれど。

最初の面会者はナクティスだった。


「やぁ、ナクティス久しぶりだね。」

「ああ、オオヤ。こんな場所から直ぐに出してやるからもう暫く辛抱……その指は?」


彼女は俺の指に爪が無い事に気付いたようだ。

俺は誤魔化すように苦笑いをした。


「まあ、ちょっとね。……!」


その時部屋内の気温が急上昇した。

その熱源はナクティスだった。

彼女の足元を中心に床がマグマの様に茹だつ。

監視が焦ったように叫ぶ。


「き、貴様!何を…!」

「ナクティス、落ち着いて。俺は大丈夫だから。」

「オオヤ、すまない…。」


彼女は、おそらく涙を流して泣いていた。

おそらくと言うのは彼女が流す涙はすぐに熱で蒸発し視認出来なかったからだ。

彼女は深呼吸をして気を落ち着かせる。

その様子に監視は唾を飲み込んでいるのが分かる。


「おい、魔族…。滅多な事をするなよ。帝王様のご慈悲で貴様らはこの帝国領で息を出来ているのだ、なによりこの面会の機会も領主様のご厚意によっての物だ。狼藉を働いたらその命無いと思え。」


監視の高圧的物言いにナクティスは無感情に視線を向けてゆっくりと口を開いた。


「それはこちらの台詞だ。彼に今後指一本触れる事を許さん。貴様らはそうやって権力を笠に着るが、それがどれだけ脆弱な物か思い知らせてやろうか?」

「わ、私への暴力はライゼンハルト卿への叛意と相違…」

「ナクティス、10分しか無いんだし彼じゃなくて俺と話をしようよ。」

「……そうだな。」


彼女は感情を抑えてくれて俺の対面に座った。


「オオヤ、貴方が拷問を受けるだろう事は分かっていたのに……。すまない、覚悟はしていたつもりだが実際に見ると……」

「ううん、性急な行動をしない様に皆を止めてくれて助かったよ。俺の事を考えてくれたんでしょ?こっちこそごめんね。皆を巻き込んで。」

「貴方はいつも巻き込まれている側だよ。……一応こちらでも私達の動きを共有するが、貴方の情報から得た宿内で工作をした衛兵についての情報収集にはリクエラに協力して貰っている。」

「ありがとね。一応、領主さん達の方でもその人物を探して貰っているけど。」

「そうか、だが私達が知りたいのは衛兵そのものより指令をした大本だ。だから衛兵共に奴の身辺の情報を調べさせ、普段の行動先を特定する。その場所に囮、リクエラを向かわせる。」


聞いている監視には重要な事が会話から抜けているので俺達が何をしようとしているのか分かっていないだろう。

リクエラさんには唯一といっていい手がかりの不良衛兵に扮して彼が普段利用している場所で囮役をしてもらう。

彼に声を掛けてきた相手を拘束し、芋づる式に大本の情報へと近づいてくのを期待している。

今回の司教殺害冤罪事件の相手は九割九分、裏社会側の相手だ。

それに個人ではなく、集団であろう。

表のギルドがするにはリスクが高すぎるし、情報収集能力の高さと工作行為の実行からそう推察出来る。

であれば、囮を仕掛ける場所は一般的な店ではなく、賭博場や風俗街など治安の悪い場所にするのが良いだろう。

そういった人海戦術が有効な情報収集は衛兵の得意分野だ。


「暫く、貴方には辛い思いをさせてしまう。」

「こんなの大した事ないよ。じゃあ気をつけてね。」

「ああ、また来る。」


いくつか会話をした後にナクティスは去っていった。

彼女の心労と後この都市の存続のためにもこの問題は早めに解決しないと行けないな。

現状、俺はこの場所で待機せざるを得ないのがもどかしい。


「オオヤ!だいじょ……ぶっ殺す!」


とりあえず現状を悲観する前に監視に掴み掛かろうとしているアリヤースをまずは止めよう。


----------------------------------------------------


毎日役立たず生活2日目。

俺の目の前には仏頂面している領主直属の兵士がいた。

彼は紙を片手に俺に話し始める。


「貴様らの言う罪を被せたという衛兵は死体で見つかった。……そして、お前の仲間が突き出してきたその衛兵の関係者の数が3名を超える。」

「ふぅん、そうかい。皆優秀だねぇ。」

「そして…その中にその衛兵を殺害した違法ギルド所属の暗殺者がいた。」

「あらら、お粗末だね。殺したはずの人が生きていて驚いたのかな?」

「それが昨日の夕方の成果だ。今、奴らはその暗殺者ギルドの実態についてこちらに調べるように要求している。その中で判明した事実がある。」


彼は紙をテーブルに投げ捨てる。


「お前、少し前に何度も貴様を襲った犯罪者を衛兵に突き出していただろう。」

「ああ、懐かしいな。あの頃は良かったなぁ。こんなカビ臭い場所に閉じ込められる事もなく外を能天気に歩けていたんだから。」

「その犯罪者共と衛兵を殺害した暗殺者は同じギルド所属の可能性が高い。依頼方法の類似性からそう判断出来た。」

「へぇ…、つまり?」

「貴様が嵌められたというのにも多少の信憑性が出た……と領主様はお考えだ。随分面倒な所に恨みを買われているようだな。」


少し不服そうに彼は言った。

あのザナークと関わってから頻繁に襲われるたびに面倒臭がらずに衛兵に持って行った行為は無駄じゃなかったみたいだ。


「だがまだ貴様の無罪が決まったわけではない。自作自演の可能性も……あるにはある。」


そうは本人は思ってなさそうに言う。

事態は意外にもすぐに好転の兆しを見せた。

優秀な仲間に恵まれて俺は幸せ者だ。


「領主様は、犯罪ギルドの温床の闇窟への捜査に許可を出された。そして喜べ、有用性を認めて貴様らの同行も許可された。」

「へえ、闇窟ってあの空間魔法で隠匿された場所のこと?把握してたんだね。」


領主はあの場所を知っていながら放置していたのか。

それはそこと友好関係だったからか、もしくは領主でも迂闊に手を出せなかったのか。

今回の事件を思うと後者の理由が濃厚かな。

あの場所には見るからに上流階級の人間もいた。

利害関係が複雑なのかも知れない。

空間魔法の存在を考慮すると本当にこの都市に存在するのかも不明だし。


そしてナクティス達の同行の要請か。

この時点で領主の中の俺に対する猜疑心が薄らいでいる事が分かる。

あんな場所に信用出来ない人間をついてこさせないだろう。

そして、領主は思ったより好き勝手出来るという訳ではないようだ。

彼が本当に神の涙を取り返したのならなり構わず兵を動かせば良い。

それなのに領主は側近と呼べる兵士しか動かしていないように見える。

そして知らない人からすればただの小さなギルドの俺達を戦力として期待している。


派手に動いて誰かの耳に入ることを恐れているのだろうか。


「しかし貴様の仲間はお前の許可が無ければ同行しないと主張している。」

「うん、依頼を受けている身だし、勿論協力するよ。でもあそこは入室カードが必要だけど…」

「下位のフロアの物であれば所有している。」

「なるほどね。」


あの場所について俺は全体像を把握していない。

スーニディさんクラスの相手と戦う事になるのであればナクティスは問題ないだろうけど他の皆が心配だな。

可能であれば着いていきたい。

リクエラさんに協力して貰えばここを抜け出す事は簡単だろう。

しかし今なら正攻法で出る事が出来るかもしれない。


「ねえ、領主様に伝えてよ。もし、上層のフロアに行きたいなら俺を同行させてって。」

「……なに?もしかして交渉のつもりか?」

「うん、そうだよ。別に手足を拘束した状態で連れてってくれればいいさ。周囲には奴隷だなんだ言えばあそこならそこまで目立たないでしょ?」

「……」


彼は黙り込んでしまった。

しかし、領主に伝えないなんて意地悪はしないだろう。

神の涙の重要性から闇窟の下層フロアにそれが保管されているとは考えづらい。

彼らが情報を漏らした通り下層フロアにしか行けないのであれば俺のこの話に食いつくだろう。

出来れば下層から着いていきたいけど、それは難しいかな。


-----------------------------


「えっ?」

「やっぱりオオヤだ!」


毎日天井のシミを数える生活今日で5日目。

俺は意外な人物に会った。

彼女、ウェディちゃんは俺の顔を見つめて大声をあげる。

何故彼女がここに?

やる事もないのでボーッとしてたとはいえこんなに近づくまで彼女の存在に気付かなかった。


「ウェディちゃん?どうしてここに?」

「探し物!オオヤもなんでこんな場所にいるの?ここって失敗した人や不要な人が行く場所よ?オオヤに相応しくないわ!」


彼女に純粋な顔で問いかけられると一刻も早く冤罪を晴らしたいと思える。

というか警備の人はどうしてるんだ。

領主との交渉でした無駄なパフォーマンスの所為で俺の監視は厳重になり牢屋の前には警備が立っているはずだ。

ウェディちゃん越しに彼らを見る。

……完全に寝てるように見える。

器用な事に直立不動で。

この街の職務遂行意識の低下は深刻だ。


「俺もちょっと失敗しちゃってね。今それを他人に挽回してもらってる最中なんだ。」

「ふーん、変なの。ねぇ、助けてあげようか?」

「うーん、申し出はありがたいけど止めとくよ。」

「……オオヤって私に何も求めないよね。」

「気を悪くしたかい?」


ナクティスに前に言われた良い格好しいな自分の悪癖を思い出した。


「ううん!全然!」

「なら良かった。それに何も求めていない事もないけどね。ウェディちゃんみたいな子には健やかに育っていって欲しいって願望があるよ。」

「えへへ〜、オオヤって本当に私の事好きだよねえ。……あれ?」


ウェディちゃんは何かに気付いたように俺の手を取った。


「爪がない…。それと足も怪我してる…」

「ん、ああ。ちょっとね。見苦しくてごめんね。」


領主様は俺の提案を受け入れてくれたが全て解決するまで完全な治癒は不要として爪と足は応急処置程度しかしてくれなかった。

子供に見せるには痛々しい様だろう。


「誰にやられたの?」

「えっ?」


それを見たウェディちゃんは恐ろしく冷たい声で問いかけてきた。

彼女は凍えるような瞳をしながら牢屋前で居眠りしている警備員を指差す。


「あいつら?」

「いや、違うよ。」


正直に言うとこの都市の領主であるがそれを言ったら恐ろしい事をしそうな雰囲気が今の彼女にはあった。


「……私が仕返ししてあげるからやった奴教えてよ。」

「その必要はないよ。自分でやるさ。」

「嘘つき。」


俺の誤魔化しは通じなかったようで距離を詰められて彼女は俺の膝の上に座り目を覗き込んでくる。


「オオヤは仕返しする気なんてないでしょ。だって怒ってすらいないんだもん。」

「えっ?よく分かったね。」

「私、人の欲望や願望が分かるの。お金が欲しい、あの人が欲しい、あいつを殺したいとか。」

「幸せになりたいとか、あの人と一緒にいたいとかも?」

「うん!分かるよ。だからオオヤがこれをやった奴に何も罰を求めていない事も、私に助けて欲しいと思ってない事も分かるよ。」

「じゃあ俺がウェディちゃんに笑って欲しいって思ってるっていうのも伝わってる?」

「……えへへ〜。伝わってるよ。オオヤは本当に私の事好きだねぇ。」


彼女はにこやかに笑うと体を反転させて俺に背中を預けた。

そしてプラプラと頭を俺の目の前で頭を振っている。

ほんのりと香る髪の匂いとその感触がこそばゆい。


「ねぇ、本当にいいの?私ならここからすぐに出してあげられるよ?」

「ウェディちゃんに犯罪の片棒は担がせたくないなぁ。」

「法律っていうのは権力者の武器でしかないってスーニディが言ってた。それに従うのは自殺してるのと変わらないんだって」

「それは議論の余地があるね。」


やはりスーニディさんは彼女の教育に悪い気がする。

そりゃあ法律を盲信することは俺だってしないが彼女の言うことは極端だ。


「ねぇ、失敗したって何を失敗したの?」

「そうだね、こういう時に後ろ盾になってくれる人達と関係性を作ってなかった事かな。最近俺はちょっと目立ちすぎてたからね。厄介事が起きる可能性はあったんだ。つまり準備不足だね。」

「ふぅん、スーニディも借りは作るだけ作って借りがある相手は早めに殺した方が良いつて言ってたよ。」

「それも議論の余地があるね。」

「誰かにハメられたの?」

「まあ……そうだね。でも解決に向かってるから心配しないでいいよ。最近街の聖教会の司教さんが亡くなったのは知ってるかな?彼を殺害したのが俺だって言われてね。今仲間達が俺の冤罪を晴らすために頑張ってるんだ。」

「えっ、あのハゲを殺したのはオオヤじゃないよ!」

「ははっ、ウェディちゃんも信じてくれるのかい?」

「うん!だって殺したのスーニディだもん!」

「……あっ、そうなんだ。」


探していた司教殺害の真犯人がウェディちゃんの口から語られた。

どうやらあの長身の怖い人が司教を殺したらしい。


「ちなみにどうして殺したかは知ってる?」

「えーっと、教会と領主の関係を悪くしたいって言ってた。スーニディは教会が嫌いなんだ。」

「成る程ね。神の涙について何か言ってたりしなかった?」

「…?何それ。」

「いや、何でもないよ。ありがとね。」


しかし、そうか。

スーニディさんもこの件に関わっているのか。


「ちなみにだけど…。スーニディさんって強い?」

「えっ?うん!スーニディはすっごい強いよ!」

「そっか…まあ、なら大丈夫かな。」

「?」


実は本日、闇窟の捜査にナクティス達と領主直属の兵士が行っている。

戦闘は極力避けるだろうが、万が一ナクティスとスーニディさんが出会ってしまった場合は彼女、スーニディさんは死んでしまうかもしれない。


「ウェディちゃん、暫く俺とお話してくれない?ここは退屈なんだ」

「ふふん、しょうがないなぁ。」


せめて彼女は巻き込まないようにこの場に留める事が今の俺が出来る事だろう。


「ウェディちゃんは探し物をしに来たんでしょ?何を探しているの?」

「マンティコアの召喚スクロール!」

「……何か少し聞き覚えがある物だな。どうして?」

「前にスーニディがお金が足りないって愚痴ってたから私が欲しがってた奴に売ったの!でも、スーニディ酷いんだよ?私がお金持っていったら怒りだしたんだ。」


これまた意外な所でザナークのマンティコアのスクロールの入手元を知ることが出来た。

しかし、今更どうでも良い話では……

いや、どうでも良い話という事ではないか。


「ふうん、もしかしたらスーニディさんにとってはお金に換えられない価値のあるものだったのかもね。ところで、そのマンティコアのスクロールってウェディちゃんは何処で手に入れたの?」

「えっ?私が捕まえてスーニディに召喚スクロールに入れて貰ったんだよ!」

「……えっ、もしかしてウェディちゃんって滅茶苦茶凄い子だったの?」

「ふふん!今更気づいたの?私にかかればマンティコアなんて子猫と変わらないもん!」


マンティコアの隷属を彼女が為しえたとはにわかに信じがたい。

確かに彼女には恐ろしい雰囲気を時折感じるがその立ち振る舞いに戦闘慣れした様子はない。

ナクティスやスーニディさんの様な強者のオーラが感じられないのだ。

逆にそのアンバランスさがより彼女の異質さを思わせた。


俺が疑っているのに彼女は気づいたのか頬を膨らませた。


「むう、オオヤ疑っているでしょ。」

「いやあ、そんな事は…」

「私の凄いところみせてあげる!」


彼女はそういうと俺の膝から飛び降りこちらを向く。

そして可愛らしく拳を握ると俺の頬をぺちんと殴った。

一体何を……!


「これは……」

「ふっふっふ!驚いた?」


彼女が俺を殴ったと同時に俺の剥がされた爪が異常な速度で再生しだした。

それだけではない、完治させずに放置されていた俺の足も元の状態にどんどん戻っていく。


「このスキルは一体…。」

「ふふふ、それはねぇ……。あっ、スーニディに絶対人前で使うなって言われてたんだった。」

「ウェディちゃんはうっかりだなぁ」


彼女と出会ってから日は浅いが、スーニディさんの言う事を聞いている方が稀な気がする。


「ねえ、お願い!スーニディには言わないで!これはバレると本当に怒られるの!」

「ははっ、どうしようかなぁ」

「黙ってくれないなら殴るよ?」

「俺がウェディちゃんが不幸になる事をするわけないじゃないか。」


彼女のスキル。

想像するに触れた対象になんらかの効果をもたらすのだろう。

外で眠っている警備員は彼女に眠らされたのか。

このスキルでマンティコアの隷属すら可能にしたのだろう。

この少ない情報だけでも彼女のスキルの強力さがうかがえる。

彼女は俺に黙秘の約束を取り付けて満足したのか牢屋の外に向かって歩いていく。


「絶対黙っててよ!じゃあ、私そろそろ探し物探しに戻るね!また会いにくるからね」

「あっ、ウェディちゃん。もう帰っちゃうの?」

「うん!あまり遅くなるとスーニディが怒るし。」

「分かった、じゃあね。ところでウェディちゃんが住んでいるあの場所だけど……。今日は下層フロアには行かない方がいいよ。」

「えっ?うん、分かった!」


ウェディちゃんは俺に手を振ると牢屋の扉に触れる。

するとまるで最初から錠など掛かっていなかったかのようにその扉は開き彼女はそのまま居眠りこいている警備員を通り過ぎて去っていった。


もし、この先彼女と対峙する様な事になったら俺は傷つけずに彼女を無力化出来るだろうか。

彼女の小さくなっていく背中を見ながらそんな事を考えていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る