番外編:恋愛シミュレーションゲーム【夢の宿屋、君と出逢う異世界で】

彼らとの出会い(襲撃)からナクティスが帰還するまでの1週間の間に魅力的なヒロイン達と素敵な時間を宿屋で過ごそう!


【カイドー・ドネック。満足度:0%】


「くそっ!アリヤース達はどうした!」

「あっ?そんな事お前に言う訳ないだろ!」

「………なあ、あんたを襲おうとしたのは悪かった。こんな事都合が良すぎるってのは分かってる。でもアリヤース、アルヴェン…。あの二人だけは見逃してくれねぇか?あいつらはまだ人生これからなんだよ…」


【カイドー・ドネック。満足度:20%】


「久々に、食べたぜ。故郷の飯だ…。よくあんな会話だけで再現出来たな…」

「……なあ、本当にあの二人も無事なんだな?……ありがとう。」

「えっ…?いや、俺の話は良いんだよ。くだらねぇ、ただの間抜けの失敗話さ。逃げて逃げて逃げ回って…。それであんなセコい小物に顎で使われて何にも悪くないあんたを襲った。…ただのカス野郎さ。」


【カイドー・ドネック。満足度:40%】

「…ああ、まさか会ったばかりのあんたにこんな事話しちまうなんてな。すまん、忘れてくれ。」

「えっ?故郷に戻んないのかって?…まさか。……あの国にとっては俺は死んでいた方が良いんだよ。俺みたいなカスが戻っても馬鹿どもに担ぎ上げられて権力争いの道具に使われるだけだ。弟は…、あいつは俺が疎ましくてしょうがなかったみたいだが俺は家族として今でも大事に思っている。」

「きっと弟もそう思ってるって?はっ、あんたに何が分かるんだよ………。本当にそう思ってるのか?」


【カイドー・ドネック。満足度:80%】


「オオヤ。あんたの事情、分かったよ。そして俺がどんだけクソ野郎かってのもな…。あんた少しお人よし過ぎるぜ。」

「俺の方がって…。いや、あいつら兄妹はよ、なんか昔の自分と重ねちまって…何だか放っておけねぇんだよ。…あんたもなのか?」

「………なあ、こんな事言われても信じられないかもしれねぇけどよ。…贖罪って訳じゃねぇが…。あんたに協力させてくれねぇか?俺らの前歴を知っている自由の盟約の奴らはキナ臭いし………。あんたの作る飯は美味いしな。」



------------------------------------------------------------------



【アルメー。満足度:0%】

「………さっさと殺せば?」

「別に…あいつらの事詳しく知らないし。」

「仲間…?そんな奴いた事ないよ。」

「…何ジロジロ見てんの。鳥人がそんな珍しい?」


【アルメー。満足度:20%】

「ああああああ!!!!痛い痛い痛い痛い!かはっ!あああ!!!」

「殺してっ!殺して!もう嫌ぁあああああ!!!」

「………えっ…。痛く……ない?」


【アルメー。満足度:40%】

「何をしたの…?この結界は何?細胞の暴走が完全に止まった…。」

「あなた…、何者なの?」

「私の事…?そんな事聞いて何になるの…。助けになれるかも…?期待なんかさせないでよ…」


【アルメー。満足度:80%】

「私………。鳥人じゃなくて黒魔術師の禁忌の魔法で作られたキメラなの。時々…この前みたいに細胞が暴走して…ただの化け物に…なるかもしれなくて…」

「そう…、黒魔術師の、研究物は帝国でも…抹殺対象。だからただの鳥人として身分を偽っていた…。」

「本当に、この部屋にいれば暴走を抑えられるの?………こんな物見た事ない…。貴重な物なんじゃないの?なんであなたの命を狙った私なんかに…。」


【アルメー。満足度:90%】

「オオヤ、私に協力させて。お願い…。」

「自由の盟約は………ザナークは、私の発作と…知られている鳥人種の中で私みたいなタイプがいない事を把握していた…。そしてそれを脅しの道具として使ってきた。…あいつらは信用出来ない…!」

「だから…自由の盟約と戦争になった時はあなた側になる。」

「えっ?戦争する気はない…?………そう。」

「いずれにせよ…。私はもうギルドを信用出来ない。それにこの部屋も使わせて貰いたいし…。だ、だから今後もここを使わせてもらうし…。お礼に何かあったらあなたに協力するから…。他意は無いから…本当だから………。ニヤニヤしないで!」


---------------------------------------------------------------------------------------


【レイダリー。満足度:0%】

「な、なあ、頼むよぉ。見逃してくれよ!ちょっと金が欲しかっただけなんだよ!」

「俺とザナークでちょっとあんたから金を取ってやろうと思っただけなんだよ!」

「あいつら…?さぁ、ザナークが脅して従わせてたな、嫌々従わせてやった感じだな。」

「な?な?あいつらは殺して良いから俺だけは見逃してくれよ?な?何も知らねぇ可哀そうな連中だけど金は持ってんじゃねぇかな?」


【レイダリー。満足度:20%】

「なあ、お前俺を監禁して何が目的なんだよ…」

「…他の連中は…?い、いや別に興味ねぇけど。」

「えっ………。殺した…?てめぇ!」


【レイダリー。満足度:40%】

「………あっ?怒ってる?」

「そりゃあ怒ってるわ!下らねぇ嘘つきやがって!」

「嘘ついたのは俺の方?…い、いや本当だし。俺がザナークと共謀して…」

「えっ?………あ、ザナークがお前狙ったのってそういう理由だったのね。」

「あー、成程ね………。俺を殺してくれえええええええ!!!」


【レイダリー。満足度:70%】

「…お前が俺らを殺す気がねぇのは分かったよ。」

「ちっ、甘ちゃんだなお前は。………なあ、俺はあいつらと違って薄汚ぇ生まれのクソ犯罪者だからよ。もし、何か汚れ仕事が必要だったら俺に言え。………お前に協力してやるって言ってんだよ!察しがわりぃ奴だな!」

「ま、お前のその甘さで助かったんだから……。まあ、そのなんだ、少しだけ助けてやるよ。」


-------------------------------------------------------------------------


【アリヤース・ドドーロン。満足度:0%】

「こ、来ないで!助けてお兄ちゃん!カイドー!」

「死ね死ね死ね!!!!……なんで?私の精霊術が!?」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」

「許して許してもう夜更かししません。口答えしません。私は言いなりの人形です。何でもします。何でもします。だから私達を殺さないで下さい。」


【アリヤース・ドドーロン。満足度:20%】

「…私を生かして何のつもり。………少しでも触ったら舌噛んで死んでやるから。」

「こんな…エサなんかで私が心を許すなんて思わないでよっ!…あっ……そ、そのごめんなさっ…あ、当てる気は…」

「ふ、ふん…。あんたの作った物なんて食べないんだから…。だからもう持ってこなくて良いから…」


【アリヤース・ドドーロン。満足度:40%】

「美味しい…。………ね、ねえ。おに……アルヴェンとカイドーは今、どうしてるの?」

「あの、二人を…巻き込んだのは私だわ。…ザナークの要求を呑もうと言ったのは私よ。…だから、ねぇお願い、あの二人は見逃して…!その為だったら貴方の言う事になんでも従うから」

「えっ、何もする気はない…?……あなたって本当にお人よしね。だからこんな面倒事に巻き込まれるんじゃないの?」


【アリヤース・ドドーロン。満足度:80%】

「ねぇねぇ、この前作ったロールキャベツ?また作ってよ!」

「あの…さ。私の話していい?」

「………聞いてくれてありがとう。それで…、私とアルヴェンは逃げ出した後に…カイドーと出会って、行く当ても無かった私達は自由の盟約に行くことになって…やっと人生をやり直せると思ってたのに…!」

「ごめん…。あんたは巻き込まれた側なのに私の事情ばっか話しちゃって…」

「私は…自由を求めてあそこから逃げ出したわ…。でも、自由の盟約は私達を過去で縛ろうとした…!だから、あいつらをぶっ飛ばすっていうなら手伝うわっ!」

「私が間違ってたわ、自由を奪ってくる奴には従うんじゃなくて抵抗しないと!だから…あんたに協力させてよ」


------------------------------------------------------------------------


【アルヴェン・ドドーロン。満足度:0%】

「………」

「………」

「………」


【アルヴェン・ドドーロン。満足度:0%】

「………」

「………」

「………」


【アルヴェン・ドドーロン。満足度:0%】

「………」

「………」

「………」


【アルヴェン・ドドーロン。満足度:0%】

「………」

「………」

「………そうか…妹が…」


【アルヴェン・ドドーロン。満足度:70%】

「………俺たちに」

「チャンスをくれた………」

「あなたに俺は報いよう………」


------------------------------------------------------------------------------


【リシア。満足度:40%】

「やあ、今日の調子はどうだい?今日は君にプレゼントがあるんだ。」

「ほぉら、じゃじゃーん!自作車椅子ぅ~(イラつく演技染みたダミ声で)」

「これはね、片腕しかない君の為に暇だったから作ってみたんだ。早速使ってみてよ」

「うん、ほらそのレバーを……えっ?影で移動した方が早い?ほら、そう言わずに使ってみてよ」

「えっ?すごく疲れるって………。君貧弱過ぎるんじゃない?」


【リシア。満足度:40%】

「リシア~。今日のご飯の時間だよ。」

「えっ、からくてつらい?ぶっ…くっくっ…ちょっと急にやめてよリシア。君もそんな冗談言うんだね。」

「笑ってないで水をくれって?はは、いや別にそんなに笑ってはいないよ。よく考えてみればただの親父ギャグだしね。ちょっと噴き出した事を今は後悔してるよ。」

「まあ、久々に聞けてちょっと嬉しかったけどね。そのなんていうのかな、懐かしさ込みで笑っちゃっただけだから決して君の下らないギャグで笑った訳じゃ……あ、水ね。ごめんごめん。」


【リシア。満足度:40%】

「リシア、ちょっと相談があるんだけど良いかな?」

「もしかしたら今度また戦闘になるかもしれなくてね。この前の君との戦闘の反省点を一緒に洗い出したくて…。」

「まあ、まず君は俺に言われたからってあんなに素直に姿を現すべきじゃなかったんじゃない?君のスキルは姿を出来るだけ相手から隠した方が効果を発揮するんだから。余裕見せすぎだよ。それで負けてたら世話ないね。」

「後、有利取ったからって君のスキルの危険性を考えずに攻め一辺倒だったのも反省した方が良いね。まあ、俺が強すぎたのが悪いのかもしれないけど…あれは迂闊だったね。」

「…えっ?なんで私の反省会になっているんだって?………ああっ!ごめんごめん。あの時の君に余りにも反省点が多すぎてつい…。ごめんね。」





【リシア。満足度:30%】











  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る