第13話:休憩

あの後結局近くの部屋を探索して多少のポイントを得ただけで特に冒険はしなかった

一度一ノ瀬が能力を駆使しながら生存者数の確認に行ったが150人から100人に減っているという情報だけで特に収穫はなかった

鬼ごっこ終了!上位3チームの発表をしますので校庭のモニターが見える位置に移動してください

早瀬「モニター?」

カーテンを開け、窓の外を見てみるとそこには確保され、待機している約200人の生徒と巨大モニターがあった

一ノ瀬「金かけるとこ間違ってんだろ」

神代「まぁまぁ、ともかくあれからみんな教室で隠れてるだけだっただろうし順位は動いてないでしょ」

赤谷「だといいけどね」

モニターを見て待つこと5分、急に壮大な音楽が鳴りだしモニターにグループ名と順位が発表された


1位:New game 1105pt

2位:Singularity 1065pt

3位:フワッフル 1025pt


彬「…2位、ね」

一ノ瀬「ちょっとラスト1時間消極的過ぎたかな」

赤谷「…俺がもうちょっとポイントを稼げてれば…」

神代「いや、俺ももうちょい取れてたかも、ごめん」

早瀬「誰のせいでもないよ!次のケイドロで1位取ろう!」

赤谷「確か1/4のグループが鬼として選ばれて逃げはお宝の奪取、警察はそれの警護だっけ」

神代「できれば逃げの方が楽でいいけどなぁ…」

彬「今までと違うのは鬼の人数の多さだなぁ、挟み撃ちされたら流石に能力使っても無理そう」

一ノ瀬「視覚的に見つかんないのは無理だけど存在感を消すことはできるぞ?」

赤谷「それだといざという時に体力切れになっちゃうんだよ」

神代「詳細的なルールってどこに書いてあんだっけ」

彬「確か学校から送られてきたメールに書いてあるはずだぞ」

神代「あざすボス」

彬「ボスやめろ」

神代「………!?」

早瀬「どうした?なんかあったか?」

神代「…ルールその12、警察側は泥棒側にスタンガン、警棒、手錠の使用のみが許可

される。ルールその13、泥棒側は警察側への暴力を許可される。ルールその15、地下1階にあるアリーナを牢屋とし、その中に入っている状態を逮捕状態とする」

早瀬「…タッチじゃないのか?」

一ノ瀬「つまり気絶させるか身動きを取れない状態にしないと牢屋に運べないと」

赤谷「スタンガン…この学校って政府直営の学校だっけ、だとしてもやべぇけど」

早瀬「国立ではあるから一応お墨付きではあるぞ」

彬「…鬼だけにはなりたくないな、なったとしても暴力はなしだ」

一ノ瀬「甘いもんだねぇ、うちのボスは」

赤谷「彬だからなぁ…お人よしっていうか、優しすぎるっていうか」

神代「下手すりゃこっちがやられんのにな!」

彬「うっせ、いつ役職配られんの?」

神代「えーっと、あ、もう配られるらしい。ボス、スマホ」

彬「俺はスマホじゃねえよ…えーっと…」

早瀬「どうだった?」

彬「泥棒、だ」

一ノ瀬「…目標は?ま、なんとなくわかってるけど」

早瀬「だね」

神代「彬だからな」

赤谷「ボスらしい」

彬「まだ何も言ってないけどな…」

彬「…他の逃走者の保護と敵対してくる警察の殲滅、そして」

彬「お宝の奪取だ、何一つ抜かすなよ特に他の逃走者の保護を優先しろ」

全員「了解ボス!」

神代「始まりまっせ、3、2、1」

神代「スタート!」

彬「全員、一階正面玄関に急げ!そこが防衛ラインだ、それ以上警察を中に入れるなよ!」

全員「了解!」




次回!城之内死す!っていうのは冗談で次回はSingularityたちの警察との戦闘回です

なかなか戦闘シーン書かないんで変な感じになっても許してください

PV250突破、ありがとうございます


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る