風護の研修メモ:霊管における移動手段について

 ◎転移装置を用いた移動

 拠点間を移動する際の基本手段。各転移装置には多用する隊員ほど素早く転送できるような設定がなされている。

 長所は距離を問わずごく短時間で終わること。

 短所は一斉に大人数を転送するのが難しく、作業中の妨害に弱いこと。


 ◎プロジェに乗っての移動(プロライド)

 生域から投影された乗用車・電車・船・航空機に乗っての移動。霊域では転落・衝突によるダメージの心配がないため、安全に高速で移動できる。

 長所は霊熱消費がなく省エネであり、適した乗り物があれば大人数の同時高速移動も可能であること。

 短所は自分たちでの操縦が一切できないこと、生域の人間と接触するリスクがあること。また、時間・場所により利用性が大きく異なること。


 ◎霊管製デバイスに乗っての移動

 現在霊管で使用している乗用デバイスは【ゴスライド】と総称されている。

 霊熱を消費して地上の滑走や空中の飛行が可能。基本的な原則は「速く高いほど燃費が悪い」であり、航空機のような機動は通常は困難。

 車体はスノーモービルに似ており、ソリを地面に付けて滑走する。

 用途別に以下のようなバリエーションがあり、それぞれに生域の乗り物になぞらえた通称がある。


 S型(チャリ):1人乗り。運動性能・燃費ともに高い。主に偵察用。

 M1型(バイク):2人乗り。特定の地点へ隊員を迅速に輸送するときに多用される。

(風護たち第1強襲小隊で主に用いられるのはコレ)


 M2型(タクシー):最大4人乗り。人員輸送でも救助でも広く用いられる。

 L型(トラック):最大7人乗り。多数の転現者を保護する際には用いられる。



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