風護の研修メモ:霊管軍の階級について
【指揮階級】
指揮系統を組む上での基準となる格付け。戦闘力・技術力とは別に、実績や経験をベースに評価している。
各国共通の階級も設定されているが、日本旅団内では独自に設けられたこの等級を用いるのが通例になっている。そもそも外国チームと協働することが少ないため。
質問:生域の軍隊と違う理由は?
回答:太平洋戦争の前後で大規模な改変が行われたため。また、生域に比べて属人的な技能が多いことが影響している。
◎
幹部教育を受けた隊員のクラス。小隊・室以上の集団のリーダーには、このクラスが当てられる。
1等~5等。略称は○幹。
敬称も兼ねて階級呼びされることも多い。
自分の組織のリーダーであれば「~隊長」などと役職で呼ぶのがベター。
◎
実用レベルのゴスキルを所有する隊員のクラス。
1等~5等。略称は○特だが、あまり言わない(警士・技士も同様)
指揮系統上は同じ数字の警士・技士と同格だが、待遇面では格上。
また、ゴスキルの性能と直接関係はしていない。
◎
ゴスキル非使用の、実戦任務を担う隊員のクラス。
警備連隊や特対群の前線メンバーが多い。
1等~5等。略称は○警。
◎
ゴスキル非使用の、後方支援を担う隊員のクラス。
デバイスや拠点の整備・改良、隊員のサポート、新人教育など職種は多岐に渡る。
1等~5等。略称は○技。
【技能評価】
戦闘能力や特定の技術に関する評価。こちらは指揮系統と直接関係はしない。
◎ゴスキルランク
ゴスキルの格付け。基本的には同系統のゴスキル間の相対評価で、S+, S, A+, A, B, C, D, Eの8段階。Eは「発現しているが実用レベルではない」で、C以上だと特技分隊のコアを務められる。
◎ライセンス
非ゴスキルの一般技能に関わる資格。
「ゴスライド操縦1~3級」といったデバイス運用に関わるもの、「近接ヴァイマン制圧術1~5級」といった職能に関わるもの、「霊域工学1~8級」といった学術に関わるものなど多数。それぞれに試験が課せられており、合格したライセンスに応じて職域を選択できる。
(以下、講義外での噂より)
◎稼働性(俗称)
霊人として働ける安定性・持続性の見込み。本人も含め一般隊員には知らされないクローズドな情報。一部の士幹には開示され、人事の参考になるらしい。
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