プールの少女

第20話 普通の日常とプール

夏休みが終わり、学校の教室は賑やかさを取り戻していた。時佳は久しぶりに里菜と再会し、元気な挨拶を交わす。

里菜

「夏休み、どうだった？」

時佳

「楽しかった！でも、やっぱり日常が戻るとちょっと疲れるね。」

彼女は夏の思い出を振り返りつつ、教室の雑多な雰囲気に少し圧倒されていた。

週末の日曜日、時佳は里菜とプールに行く約束をした。

時佳

「日曜日はプールに行こうよ！」

里菜

「また？時佳は本当にプールが好きだね。」

時佳の目が輝く。プールに行くことが待ち遠しい。

授業中、里菜が不思議そうに時佳に尋ねる。

里菜

「なんでそんなにプールにこだわるの？」

時佳

「別にこだわってるわけじゃないけど、プールに入ると浄化される気がする。」

里菜は首をかしげながらも、時佳の言葉に興味を持つのだった。

時佳

「学校生活って、結構疲れるんだよね。人との付き合いや勉強で。」

里菜

「そうなんだ。確かに、ストレスがたまるよね。」

里菜

「プールに入るとリフレッシュできるってこと？」

時佳

「うん、プールに入っていると心がスッキリする。まるで洗い流される感じ。」

その瞬間、彼女はプールの水の感触を思い出し、心が軽くなる。

里菜

「それなら、私もプールに行くのが楽しみにかな！」

時佳

「楽しいよ！」