第21話 プールでの出来事

夏休みも終わり、日曜日のプールに向かう時佳はワクワクしていた。しかし、ホテルのラウンジで待ち合わせをしていると、徐々に体調が優れないことに気づく。プールに入ると、楽しさの中でも不安な気持ちが募り、ついには気分が悪くなってしまった。


「ごめん、少し休んでくる」と言い残し、時佳はホテルの医務室へ向かう。そこは暖かく、安心感があるものの、彼女の心は不安でいっぱいだった。


里菜が心配そうに「大丈夫?」と声をかけるが、時佳は「ちょっと気分が悪い」と答えると、目を閉じて眠りに落ちてしまう。


少しして目を覚ますと、やはり体調が優れない。ホテルのスタッフが親を呼び、すぐに迎えに来るということになった。しばらくして、親が車で到着し、里菜も付き添って主人公の家に向かう。


帰り道、里菜は「心配しなくていいよ、また遊びに行こうね」と優しく声をかける。時佳は心配をかけたことに申し訳なく思いつつも、友達の存在に少し救われた気がした。


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