うらやましさ

 病んだ時はいつもないものねだり。

 今日も花をいれたびんの水を変えてまどから風を受けてイスにすわる。





 暮らしについて現代は大きく変わった。

 そこまでだれも生きていきたいとは思っていないことを。





 生まれがどうとかそういう話は別として。




 運の良さか結果論けっかろんかそればかりをたよりに、みなの一面いちめんから判断はんだんするしかないからかつまらない日常ばかり目にはいるし耳にもはいる。






 別にいい人生なんて送りたくはない。

 でも嫌な人生はだれも送りたくない。





 誰しもがうそを愛しているようで素直すなおだ。





 あがきつかれて、れる場所もみつからない。

 あっても勉強になるだけか安心する場所じゃなくなるか。






 どうにもできないことが多すぎる。

 わたしの場合はこの話をすることが今のベスト。





 うらやましい。

 限られた生活をしていない数多くの人生が。





 たのむから見せびらかす幸せはやめてくれ。

 その瞬間しゅんかんからくずれるから。



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