第70話
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「小春が平日の夜、私を呼び出すなんて珍しいと思ったら、あんた何その顔。どーしたの。」
立ち飲み屋で枝豆を摘みながら、ユキがプッと笑った。
「笑うなんて酷いっ!!これでも翡翠様の前では泣かないように頑張ったんだから!」
「あーはいはい。また寺の息子ね。で、今日は何があった訳?あんたが泣く程って相当だよね。」
ユキは、今の会社で唯一何でも話せる友達で、今まで色んな事を話してきたけれど、まだ翡翠様にキスされた事あたりからは話していない。
彼女は冷たそうに見えて、実は物凄く友達想いなところがあるから、翡翠様との今日までの出来事を話すのが実はちょっと怖かったりする。
物凄く怒るのが目に浮かぶから。
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