第1章 黒崎 誠のひみつ…?
BAR Noah
第3話
カメラ side
ネオンが輝くとある繁華街。
大通りでは着飾った男と女、酔っ払いのサラリーマンが夜の街を謳歌し、一夜の夢を買い求めさまよい歩く人々で溢れかえっていた。
その賑やかなメイン通りから、少し外れたところにある裏路地の奥。
暗い小道の先にひっそりと
『BAR Noah』
の看板がライトに照らされ、夜の闇にポツリと浮かび上がっていた。
そこは小さな店だった。
だが小さいながらも、シックで落ち着いた雰囲気が漂う洒落た店だった。
大勢で賑やかに酒を飲むタイプのバーではなく、静かに酒と会話を楽しみたい人間が集まる場所。
間接照明が淡く店内を照らす中、BGMに流れるのはピアノの音色が美しいクラッシック音楽。
そんな小さな店の、狭いバーカウンターの奥。
店で使うグラスを、布で一つ一つ丁寧に磨く一人の若者の姿があった。
この御話の主人公
黒崎 誠 (クロサキ マコト)、
その人だ。
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