第65話

凛くんの大学の最寄り駅まで電車で向かい、学校の前で待ち伏せをする。





【学校早く終わったらから私がメガネ屋さん

一緒に行くよー(^O^)!大学の前で

待ってるから終わったら連絡してっ!】






電車の中で送ったメッセージは、未だ既読がつかないままで不安な気持ちになるが、、さすがにまだ大学内にいるよね?




いや…もしかしたら、あの後すぐにメガネ屋に向かったのかな?ってことは今頃凛くんは、、





インテリ系イケメンがよく掛けていそうな、オシャレなメガネを掛けている凛くんを想像してみて…その二秒後に病んだ。




このままではっ、凛くんが風間にプロデュースされて"モテ男"の人生を歩むことになるっ






「……は?柚希…?お前、こんなとこで何してんの?」





ドクンっ…って、心臓が飛び跳ねた。





それは凛くんに名前を呼ばれたからでは無い





『──…颯二そうじこそ、なんでいるの?』




もう二度と会いたくないと思っていた、最低浮気男─…元カレ颯二の姿がそこにあった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る