『……さっきの友達？』

運ばれてきたパスタを、取り皿に少量移して凛くんにもミートソースのパスタを分けてあげる

「友達っていうか、クラスが同じなだけで…あまり話したりすることは無いかな─…っあ、パスタありがとうっ！俺のも分けるね、」

嬉しそうにパスタを取り分けている凛くんを見ていると、自然と頬が緩んでくる。

──…さっきの凛くん、カッコよかった

彼女だって、ハッキリ言ってくれたの…嬉しかったなぁ、、

「柚ちゃん、食べないの？」

私が取り分けたパスタを食べながら声を掛けてきた凛くん…口元にソースがついていて、それが堪らなく可愛くて胸がキュンキュンする

『凛くん、ソースついてるよっ！』

手を伸ばして口元のソースを指で拭ってあげて、それをペロリと舐めて見せれば、、

「っそ…そーいうのはっ！良くないって、いつも言ってるのにっ///」

顔を真っ赤に染めて、水をゴクゴクと一気に飲み干した凛くんが可愛くて…こちらも笑顔になってしまう。

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