第47話

しかし─…彼の大学には風間洋二という恐ろしい闇属性のモンスターがいる訳で。





凛くんが帽子を被って行ったところで、奴に奪われてしまうらしく、、






『─…ねぇ、凛くん帽子は?』





彼と学校終わりデートをしよう…っと、待ち合わせた場所で、以前と同じようにヘアセットをされて登場した凛くん





「持ってる帽子─…全部風間にとられた」




って、あのクソ陽キャ野郎っ…許さないっ!





「学校の空き時間に、俺の髪の毛で遊ぶ奴が増えて…最近はよく人に髪の毛を触られるんだ」





その発言により、今みたいなヘアセットをしているのが日常的だということが明らかになった






───っていうか、人に触られるって?





『っも、もしかしてっ…女の子もっ…?』



「あー…うん、面白半分で触ってきたりっ、」



『──…やめてっ!!!』





自分でも驚くほど大きな声で叫んでしまい…恥ずかしくなったけど、、今もまだ心臓がドキドキと音を立てている

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